2巻目に入った。先に通俗小説のように読む、と記したが、俺は何かえらい勘違いをしていたかもしれない。いまのところ通俗小説である。ただ、女性の描き方がべらぼうな執着だ。男が書いた小説において、女がリアルに描かれることは稀だ。たいていが、幻想か解釈に堕する。女の描き方が不十分であることが瑕疵にならないほど、それは予定調和的なほど、男の情動だけが描かれることが多かった。カラマーゾフにおいては違う。カラマーゾフの兄弟と父を巡る女たちとタイトルを変えたいほど、リーズやカテリーナ、グルーシェニカたち、ホフラコーワ夫人でさえ行間を躍動している。そういう意味では、これは人類の小説であるようだ。
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