コタツ評論

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真に偉大な西条八十

2010-11-09 03:31:00 | 詩文
大阪と大阪人を歌った歌詞のなかでは、これが絶品ですね。大阪の「わが心のジョージア」といえます。作詞した西条八十は、まったく大阪と関係ないのですが。

王将 作詞 西条 八十 作曲 船村 徹

吹けば飛ぶよな将棋の駒に 賭けた命を 笑わばわらえ
うまれ浪速の 八百八橋 月も知ってる 俺らの意気地

あの手この手の 試案を胸に やぶれ長屋で 今年も暮れた
愚痴も言わずに 女房の小春 つくる笑顔がいじらしい

明日は東京に 出て行くからは 何が何でも勝たねばならぬ
空に灯がつく 通天閣に おれの闘志が また燃える


島津亜矢の「王将」(http://www.videosurf.com/video/-66820957)もいいのだが、ついでに、「無法松の一生 度胸千両入り」。ドライブ感横溢しています。この歌は暴力団関係の方々の前では、けっして歌ってはいけません。親分以外には、歌ってはならぬ禁歌です。

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無法松の一生


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愛国心とは鳴らす者の最後の取手

2010-11-09 02:19:00 | ノンジャンル
悪魔の辞典』でアンブローズ・ビアスが引用したサミュエル・ジョンソンの警句として知られる原文は、Patriotism is the last resort of a scoundrel らしい。

 愛国心とは、ならず者の最後の砦である。
 愛国心とは、ならず者の最後の避難所である。


いずれかの訳で紹介されることが多いが、砦や避難所と訳された元の英語が、resortだったとは知らなかった。そうか、一部の人にとって愛国心とは、モルジブやセイシェルみたいなものだったのか。それでああも陶酔できるのかとようやくわかった。幸福感に浸っているところを水を差してすまなかった。ついでに、取手市民にもすまない。で、コタツ訳は、以下となる。

 愛国心とは、ならず者に残された最後のリゾートである。

しかし、「ならず者」がいまいちだな。そう呼ばれて、かえって強がり得意がるかもしれない。「カサブランカ」のボガードを気取るように(なわけないか)。何かうまい表現がないものか。

もちろん、以下の記述も、正しいとする根拠はない。しかし、バランスのとれた筆致から、信頼できそうだと判断するのも、リテラシーというものだ。新聞や週刊誌が書いているから、TVで放映しているから、まったくのウソはあり得ないだろう。それはコンスピラシーというものだ。

どうしても海上保安官を「殺したい」愛国者たち
http://blog.zaq.ne.jp/blueocean/article/719/
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