コタツ評論

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小沢無罪

2011-12-18 00:53:00 | ノンジャンル
今年2011年は、マスコミのミスリード(誤導)の年だった記憶されるはずである。その第一は、もちろん、「原発事故はただちに危険なレベルではない」、次は、「小沢には疑惑があるから有罪」である。

昨日、野田総理は、「福島第一原発事故は収束した」と宣言して世界を驚倒させたが、小沢裁判は続いており、これまでの「有罪」報道を覆す事実や証言が飛び出している。産経と読売は、以下のニュースを取りあげているが、朝日新聞とNHKは黙殺したようだ。

「小沢さんは無罪」 前田元検事、当時の捜査批判-産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111217-00000103-san-soci

元特捜検事が虚偽の捜査報告書…小沢氏側が指摘-読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111215-OYT1T01056.htm

となると、これで裁判は小沢無罪に傾くとするのは早計だ。「法律のプロ」より、検察審議会の「市民の判断」が優先されるからだ。朝日新聞とNHKは、「市民参加」を錦の御旗にできるかぎり、「小沢有罪」報道を変えないだろう。

すると国民は、「お茶の間の正義」を支持してくれる朝日新聞とNHKを支持する。そこでまた例によって、お手盛りの世論調査が発表され、「国民の厳しい視線」を浴びているとし、「小沢有罪」判決に近づいていく。

やはりそれは、「福島第一原発事故は収束した」の次くらいに驚くべき決着なのだが、もはや誰も、「ふーん」とスルーしている、するだろうところが、ほんとうに驚くべきことなのかもしれない。

(敬称略)
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