コタツ評論

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米アカデミー賞はCIAが受賞

2013-02-27 01:38:00 | レンタルDVD映画
今年の米アカデミー賞の作品賞は「アルゴ」が射止めました。

アルゴ
http://eiga.com/movie/57493/

イランのアメリカ大使館人質事件におけるCIA救出作戦を描くサスペンスドラマです。まるで映画のような型破りの救出劇は、1979年以来、長年秘匿されてきたそうですが、最新2011年のCIA大作戦を映画化した作品もノミネートされました。パキスタンに潜伏していたビン・ラディン追跡と殺害計画に活躍したCIA女性情報分析官を追う、「ゼロ・ダーク・サーティ」がそれです。ちなみにタイトルは、「0時30分」のことだそうです。

ゼロ・ダーク・サーティ予告編



憎しみと恐怖に満ちた世界に決着をつける、孤高のヒロインの闘い
http://eiga.com/movie/77732/critic/

ところが、このCIA映画に「嘘をつけ!」と異議申し立てをする御仁が現れました。ただ者ではありません。CIAを使う立場の米元国務次官補代理というエリートにして、映画「パトリオット・ゲーム」でハリソン・フォード演じる主人公ジャック・ライアンのモデルにもなった人物だそうです。

「ゼロ・ダーク・サーティ」のウソ
http://getnews.jp/archives/291688

ハリウッドがCIAの別働隊だとはいまさらな話ですが、「ビン・ラディンを殺していない」が常識とは知りませんでした。こちらの話も映画化してほしいものです。

ついでに、イスラエルのモサドエージェントとナチ戦犯の追跡をめぐる似たような話の映画作品をご紹介。イスラエル映画のリメイクだから二番煎じなのでしょうが、なかなかわるくない作品でした。

ペイド・バック
http://nylife09.blog28.fc2.com/blog-entry-814.html

原題は「DEBT」(負い目、負債の意)。東独にひそむナチ戦犯の拉致計画にくわわる女性モサドエージェントに、クラッシックでノーブルな美貌のジェシカ・チャステイン。「ゼロ・ダーク・サーティ」でビン・ラディンを追いつめるCIA女性情報分析官も、やはりジェシカ・チャステイン。このあたり、「ゼロ・ダーク・サーティ」の急ごしらえのお手軽さがうかがわれるところかもしれません。

(敬称略)