あたしも、若い頃、某タレントのゴーストライターをやったことがあるので、はあ、音楽の世界にもあるのかとちょっと驚いたくらいで、とくになんとも思わなかったけれど、新垣隆さんと彼の音楽を高く評価する音楽家たちの記事を読むと、「現代のベートーベン」と話題づくりをしたNHKと「ベートーベン詐欺」と叩いた週刊文春が、まとめてダメ出しされていました。背筋がのびるような率直な文章です。
「感動と勇気をありがとう」と劣情を刺激する美談番組や「全聾と偽るなんて許せない」と俗情に訴える醜聞報道によって、膨満感をともなう消化不良を満腹とかんちがいしている「視聴者」や「読者」に、さらに音楽的な異議や評価という冷静を呑み込むには「別腹」が必要です。
NHKや週刊文春も、しれっと検証番組や記事をつくって、「別腹」を提供する商業主義に徹すればよいのに。この国に、なさそうでないのが理想で、ありそうであるのが精神論で、ありそうでない商業主義こそ中庸の位置を占めるのですから。
ま、個人的には、昨年の収穫は、「あまちゃん」音楽の大友良英と、やっぱ「恋するフォーチュンクッキー」だったなと思っていたので、現代音楽家たちの身も蓋もない指摘には涙目なのだが。
偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ
あまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆氏
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39905
より正しい物語を得た音楽はより幸せである ~佐村河内守(新垣隆)騒動について~
http://www.morishitayui.jp/samuragochi-niigaki/
では、新垣さん作曲の現代音楽から。
Ensemble Genesis 2010 no.2
う~ん、やっぱりわかんない。では、もう少しわかりやすい現代音楽から、フリージャズの雄エリック・ドルフィです。1分過ぎたあたりから、気持ちよく吹き倒しています。
Eric Dolphy 'Round Midnight
ついでに、わかりやすいゴーストとスターを。
Blues by Big Mama Thornton - Hound Dog and Down Home Shakedown(1965)
ゆえんなきばらはうんどっぐ♪ と歌っていますね。プレスリーの「ハウンドドッグ」の元歌を歌う、ビッグママ・ソーントンです。この場合、ゴーストとスターのどっちがエライとかエラクナイとか、云えませんよね。
(敬称略)
「感動と勇気をありがとう」と劣情を刺激する美談番組や「全聾と偽るなんて許せない」と俗情に訴える醜聞報道によって、膨満感をともなう消化不良を満腹とかんちがいしている「視聴者」や「読者」に、さらに音楽的な異議や評価という冷静を呑み込むには「別腹」が必要です。
NHKや週刊文春も、しれっと検証番組や記事をつくって、「別腹」を提供する商業主義に徹すればよいのに。この国に、なさそうでないのが理想で、ありそうであるのが精神論で、ありそうでない商業主義こそ中庸の位置を占めるのですから。
ま、個人的には、昨年の収穫は、「あまちゃん」音楽の大友良英と、やっぱ「恋するフォーチュンクッキー」だったなと思っていたので、現代音楽家たちの身も蓋もない指摘には涙目なのだが。
偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ
あまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆氏
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39905
より正しい物語を得た音楽はより幸せである ~佐村河内守(新垣隆)騒動について~
http://www.morishitayui.jp/samuragochi-niigaki/
では、新垣さん作曲の現代音楽から。
Ensemble Genesis 2010 no.2
う~ん、やっぱりわかんない。では、もう少しわかりやすい現代音楽から、フリージャズの雄エリック・ドルフィです。1分過ぎたあたりから、気持ちよく吹き倒しています。
Eric Dolphy 'Round Midnight
ついでに、わかりやすいゴーストとスターを。
Blues by Big Mama Thornton - Hound Dog and Down Home Shakedown(1965)
ゆえんなきばらはうんどっぐ♪ と歌っていますね。プレスリーの「ハウンドドッグ」の元歌を歌う、ビッグママ・ソーントンです。この場合、ゴーストとスターのどっちがエライとかエラクナイとか、云えませんよね。
(敬称略)