コタツ評論

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昭和歌謡魅惑のアルバム01

2019-02-27 23:34:00 | 音楽
ただ、コタツの好きな歌を発作的に紹介していくだけですが、今回は昭和歌謡史を彩る名花、大御所、天才です。

心凍らせて 1994 テレサテン


「昼はトウ(小平)夜はトウ(麗君)を聴く」と中国の青少年を虜にした、ブルース・リーと並ぶアジアの大スターにして、可憐な名花です。数多くのヒット曲からではなく、あえてカバーを選びました。彼女の歌唱力の高さと衒わない個性を味わえます。

八代亜紀 もう一度逢いたい


パワフルなハスキーボイスとグルーブ感、八代亜紀の前にも後にもこんな歌手はいません。楼蘭の姫君のようなエキゾチックな美貌の名花です。

都はるみ 好きになった人 1969年


このとき、21歳、すでに大御所のオーラを放っています。デビュー曲「アンコ椿は恋の花」(1964年)を歌ったときは17歳でしたが、完成されているのに驚きます。アレサ・フランクリンや美空ひばりに勝るとも劣らぬ天才でしょう。

美空ひばりが亡くなったとき、歌手を代表して北島三郎が、「我々はこれからどうしたらいいのか」とコメントしたのに対し、「何言ってるの。歌い続けるだけじゃない」と言っ切ったものでした。ひばりさんはひばりさん、私は私という自負の表れでしょう。

涙の連絡船


私見ですが、「北の宿から」で彼女の歌世界がスケールダウンしたのが残念です。楽曲のせいで本人の責任ではありませんが、なまじヒットしたのが裏目に出たように思います。それもあって、私はどうも吉田拓郎が好きになれないところがあります。

(敬称略)
コメント
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