コタツ評論

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昔の名前で出ています

2010-01-18 00:16:00 | ノンジャンル
国民の信任を受けた政権を選挙以外の手段で転覆させようとするのをクーデターといいます。で、たいていのクーデターは、CIAの陰謀です。枚挙に暇がない。昔は、「郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、CIAの陰謀だ」といわれたものです(昔の郵便ポストは赤かったの、電信柱は丸太だったの、CIAの陰謀は常識だったの)。

小沢が悪党(悪党には二つの意味があるが)だから、民主党が政権奪取できたのであり、成熟した国民は安心して民主党に投票できたのです。学級委員会みたいな鳩山一党じゃ危なくてしょうがない。小沢政権の表紙が鳩山じゃなくて、その逆だと大人はわかっています。鳩山一党の暴走を抑えるのが小沢の役割。

「事業仕分け」スタートのときの騒動を思い起こせばわかる。当初、仙石と枝野幸男は、当選したばかりの1年生議員を大量動員した仕分けチームをつくろうとしたが、小沢が反対して1年生議員ははずされました。小沢が反対していなければどうなっていたか。すでにベテランといえる蓮舫議員ですら、「生意気」と反発を受けたのに、ポッと出の1年生議員などが出しゃばれば、アンチ民主の格好の餌食となっていたのは間違いない。

「郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのも、CIAの陰謀だ」には、もちろん、なんでもかんでも、CIA、つまりはアメリカの所為にして安心したいという裏の気持ちがあり、さらには、とんちんかんなことばかりやっておるわいアメリカさんは、という軽侮も込められていた。小沢は悪党(二つの意味があるが)だからこそ、その濁流の血脈を含めて支持された。東条英機は、清廉潔白な人だったが、日本を亡国の淵まで連れていった。

アメリカは、相変わらず、日本人を12歳の子ども(@マッカーサー)扱いにして、中学生の正義を押しつけようとしている。地獄への道は、正義で舗装されている。そして、僕らは、1本の歯ブラシを持たされ、その道を磨かされる。ドブ鼠のように丸くなって。

(敬称略)
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