コタツ評論

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水木系と山科系

2010-07-16 19:10:00 | ノンジャンル
今日の仕事は暑かった! そういいたくなる7月16日、金曜日の東京であった。体感温度は40度近くに思えた。一年中で、土用の丑の日以外は寒い、とされる猫さえも、出かけるときと同じく、玄関のタイルに寝そべったまま、俺を迎えたほどだ。週間天気予報によれば、来週は35度平均だそうな。



「おい、ゲゲゲ」と入ってくる親友・浦木(杉浦太陽)が、ねずみ男であることに、今日、ようやく気がついた。そういえば、ニヤニヤ笑いを浮かべて下から見上げる流し目など、意識的に似せているようだ。亡くなった井上ひさしは、水木しげるマンガに登場する「フーヒー」と鼻息を洩らす、二等兵や平社員にそっくりだったが、最近では、サッカー日本代表の岡田武史監督を上げるべきだろう。



政界のねずみ男といえば、誰でも舛添要一を思い浮かべるだろうが、金丸信の子泣きジジイと同じく、あまりにそのままなのでかえって興が乗らないものだ。みんながこれからの子泣きジジイを期待しているのは、たぶん輿石東だろうが、水木と同様に旧世代の顔だから、水木系はこれから人材が払底していくのはしかたがない。



はじめて石破茂の顔をTVで観たときの衝撃は、まだ記憶に新しい。山科けいすけマンガの登場人物にあまりにもそっくりなので、人面魚が笑ったくらいギョッとしたものだ。山科けいすけマンガから飛び出したようといえば、金ジュニアも忘れがたいし、ホリエモン村上世彰もモデル料を請求できるくらいだ。水木系と比べれば、一目瞭然、のっぺり面が多く、日本人の顔も変わったのがよくわかる。若い枝野幸男原口一博なども、明らかに山科系だろう。




では、小沢一郎はどちらだろうか? 世代としては、水木系だろうが、ちょっと違う気もする。顔に愛嬌がなさ過ぎる。喪黒福造を宛てたこともあったが、体形しか似ていない。よく観察すると、短い手足でチョコチョコ歩くところや、ひきつった作り笑いにほのかな愛嬌はうかがえるのだが。やはり、別格として、ダースベーダーとしたい。「ゲゲッ!」と驚く向きもあろうが、ダースベーダーが日本人だったら、小沢一郎なのである。これは譲れない。



(敬称略)

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