鼻歌に聴こえて、そうではない。端唄、小唄のここちよさ。1970年前後、都会に働く下積みの男たちや女たちが、鼻の頭に汗を浮かばせながら、口ずさんでいたのは、こんな歌だった。歌謡曲は優れてワークソングだった。
渚にて 詞:阿久悠/曲:中村泰士
http://www.youtube.com/watch?v=61V-G3AORc0
喧嘩のあとでくちづけを 詞:なかにし礼/曲:中村泰士
http://www.youtube.com/watch?v=RyHE2zHaqTg
砂漠のような東京で 詞:橋本淳/ 曲:中村泰士
http://www.youtube.com/watch?v=AQsvf4ul50o
あなたならどうする 詞:なかにし礼/曲:筒美京平
http://www.youtube.com/watch?v=evwLTKb_yLE
生まれかわれるものならば 詞:橋本淳/曲:筒美京平
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夢でいいから 投稿者 jrapaka2
茶髪(チャパツ)とはいわず、栗毛色といった。きれいで洒落ていて、大人の女性の色香があった。若い男は「あんな彼女がいたら」、若い女も「あんな風に素敵になれたら」とうっとり憧れた「都会の女」だった。ほんのひととき、都会の孤絶を忘れさせ、甘美な恋愛と傷心を同時に夢見させてくれるアイコンだった。
(敬称略)
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