俺が中学の頃、アイススケート場が流行っていた。ボーリング場が流行る少し前だった。一時期、友達に誘われてよく行った。アイススケートが好きだったわけじゃない。バレーボール部で毎日ビンタされてウサギ跳びしていた丸坊主のくせして、ナンパ目当てだったのである。もちろん、ろくに声もかけられず、「ブスばっか」と負け惜しみを言い合いながら、転んでは氷の冷たさを噛み締めていた。それでも懲りずに部活の練習が休みの日にはアイススケート場に足が向いたのは、この人の歌が行き場のないガキの恋情を刺激したからだ。狭いスケート場いっぱいに繰り返し響いていた。今でもふと口ずさむことがある。リズムの効いた歌も、気のない歌いかたも、ふてぶてしい唇も、ひねた鼻も、冷めた視線も、ナス型の薄いサングラスも、すべてが格好良い不良に見えた。
今夜は踊ろう
中坊ながら、こんな歌はじめてと新鮮だった。彼はこのとき、まだ22歳。シンガーソングライターという言葉も流布していなかったが、自分のスタイルで
立っているのがわかります。
いとしのマックス
スキャンダルなどいろいろあって、この人はあっという間に消えたと思っていたが、下の対談番組によれば、若くして「隠居」したということらしい。こちらはその後も長くガキだったのでヒット曲しか知らなかったが、おもしろい曲をいくつも書いていたのを知った。歌は1:57から。「とびっきり」と紹介した宇崎竜童が歌っています。
6月
「最後の戦い」か。もはや大昔に思えます。
(止め)
今夜は踊ろう
中坊ながら、こんな歌はじめてと新鮮だった。彼はこのとき、まだ22歳。シンガーソングライターという言葉も流布していなかったが、自分のスタイルで
立っているのがわかります。
いとしのマックス
スキャンダルなどいろいろあって、この人はあっという間に消えたと思っていたが、下の対談番組によれば、若くして「隠居」したということらしい。こちらはその後も長くガキだったのでヒット曲しか知らなかったが、おもしろい曲をいくつも書いていたのを知った。歌は1:57から。「とびっきり」と紹介した宇崎竜童が歌っています。
6月
「最後の戦い」か。もはや大昔に思えます。
(止め)
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