毎朝、NHKのニュースを視聴しながら朝食になるわけだが、アナウンサーの首藤奈知子さんが気に障るのである。NHKの朝の顔に抜擢されたくらいだから、首藤さんはとても感じのいい人だ。なのに、これでいいのかと、ときにニュースが頭に入らなくなる。
彼女の服装と髪型があまりにも古臭いからだ。まるで、田舎の小学校に集まったPTAのおばさんのような恰好だ。それも30年ほど前の。とても若い娘が好むファッションとは思えないし、首藤さんに似合っていないにもかかわらず、毎朝、野暮ったく身体の線を隠す服で現れる。いったいどこで売っているのか、街を歩いている娘に首藤さんと同じような服装を見たことがない。首藤さんがまた、中学生といっても通るくらい少女の面影が濃いので、ときどきお母さんの服を着てきたようにさえ見える。
NHKにはスタイリストは付かず、アナウンサーの服は自前だと聞く。首藤さんが好む服装なのかもしれないが、それ以前に、「良家のお嬢さん風で好ましい」と思っているNHKの男たちの「女の子」扱いが透けてみえて、不愉快なのだ。いまどき、ちゃん付けで呼ばれて、お茶汲みや肩揉みさせられ、上司から見合い写真を押しつけられている「女子社員」はいまい。少なくとも、「女の子」扱いは公正ではない、という共通認識は社会にあると思う。
にもかかわらず、首藤奈知子さんは毎朝、相変わらずの恰好で登場する。ローライズでパンツを見せる恰好をしたアナウンサーがいないように、首藤さんもあまりに極端すぎると思うのである。左翼が意気消沈したおかげで保守は息を吹き返したように見えるが、やはり保守反動は忌避されるべきなのだ。
かといって、首藤奈知子さんには、いかにもニュースキャスターでござい風のキャリアウーマンスーツも似合うとは思えない。でも、芸能人ではなく若いのだから、自分で考え選んだのであれば、結果的に中途半端な恰好になってしまってもいいと思う。
民放に移って隙のない恰好になった膳場貴子さんより、NHK時代の、冒険しすぎたり地味すぎたり揺れていた恰好のほうが、一人の働く女性の息づかいがうかがえて、ずっとよかったもの。
彼女の服装と髪型があまりにも古臭いからだ。まるで、田舎の小学校に集まったPTAのおばさんのような恰好だ。それも30年ほど前の。とても若い娘が好むファッションとは思えないし、首藤さんに似合っていないにもかかわらず、毎朝、野暮ったく身体の線を隠す服で現れる。いったいどこで売っているのか、街を歩いている娘に首藤さんと同じような服装を見たことがない。首藤さんがまた、中学生といっても通るくらい少女の面影が濃いので、ときどきお母さんの服を着てきたようにさえ見える。
NHKにはスタイリストは付かず、アナウンサーの服は自前だと聞く。首藤さんが好む服装なのかもしれないが、それ以前に、「良家のお嬢さん風で好ましい」と思っているNHKの男たちの「女の子」扱いが透けてみえて、不愉快なのだ。いまどき、ちゃん付けで呼ばれて、お茶汲みや肩揉みさせられ、上司から見合い写真を押しつけられている「女子社員」はいまい。少なくとも、「女の子」扱いは公正ではない、という共通認識は社会にあると思う。
にもかかわらず、首藤奈知子さんは毎朝、相変わらずの恰好で登場する。ローライズでパンツを見せる恰好をしたアナウンサーがいないように、首藤さんもあまりに極端すぎると思うのである。左翼が意気消沈したおかげで保守は息を吹き返したように見えるが、やはり保守反動は忌避されるべきなのだ。
かといって、首藤奈知子さんには、いかにもニュースキャスターでござい風のキャリアウーマンスーツも似合うとは思えない。でも、芸能人ではなく若いのだから、自分で考え選んだのであれば、結果的に中途半端な恰好になってしまってもいいと思う。
民放に移って隙のない恰好になった膳場貴子さんより、NHK時代の、冒険しすぎたり地味すぎたり揺れていた恰好のほうが、一人の働く女性の息づかいがうかがえて、ずっとよかったもの。