Zooey's Diary

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連休は…

2013年09月16日 | 社会
前半は夫がゴルフ旅行に出かけたり、後半は台風に見舞われたりと
なんだか落ち着かなくて、私は引きこもってDVD観賞と読書に明け暮れました。
何故かテーマは戦争。



「カティンの森」(ソ連によるポーランドの虐殺事件)に始まって
「命をつなぐバイオリン」(ナチスに襲われるウクライナのユダヤ人の話)
「東ベルリンから来た女」(ベルリンの壁崩壊前の東独の秘密警察に監視される女医の話)
そして百田尚樹著「永遠のゼロ」。
もう私の頭の中は、ナチスの赤い鉤十字と、ソ連の秘密警察と強制収容所、
東独の秘密警察シュタージと、そしてゼロ戦と神風特攻隊とがごちゃ混ぜになって
グルグル回っている状態。



240万部突破という「永遠のゼロ」はこの冬、映画も公開されるようです。
この本は、他文献からの引用借用の合成本だとかの批判もあるようですが
それでも6百ページ弱を一気に読ませる力を持っています。
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」そう言い続けた男は
なぜ自ら特攻を志願したのか?
その謎が明かされる最後の章では、やはり涙が止まりませんでした。
「十死零生」という言葉が、重く悲しく心に残ります。



どの作品からも感じられる強いメッセージは
戦争だけはしてはいけない、独裁体制を許してはいけないということ。
しかし今この瞬間にも、海の向うでは…
コメント (4)
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