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Zooey's Diary

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伝統の放鷹術

2018年01月04日 | 社会


浜離宮庭園は江戸時代の大名庭園であり、将軍家の鷹狩場であったのだそうです。
明治時代も宮内省の鴨場として鷹狩が行われていたが、
戦後は都立庭園として一般に開放され、それも廃止に。
しかし伝統を受け継ぐべく、20年程前からお正月に「放鷹術の実演」が行われているのですと。



昨日の午後、浜離宮の芝生の広場でそれは始まりました。
見習いも含めたという6人の鷹匠が、独特の衣装をまとって、腕に鷹を乗せて登場。
その内、4人までもが若い女性であることに驚きました。

離れて立つ鷹匠と鷹匠の拳の間を、鷹が低空飛行で行き来する術。
樹上に止まっている鷹を、合図で鷹匠の拳に呼び戻す術。
紐で繋がれている訳でもないのに、よく飛び立って行ってしまわないものだと、ひたすら感心。
他にも次々と披露される術の中で何と言っても圧巻だったのは
生きた鳩を空中に放して、それを鷹が一瞬で仕留めるという術。
よく飼い慣らされているとはいえ、さすが猛禽類と思わせられる瞬間でした。


(鳩を仕留めて着地した瞬間)

そうした実演が行われている間、浜離宮の上の青空を大量のカラスが
カアカアと鳴きながら、ひっきりなしに飛び回っていました。
後で鷹匠にお訊きしたら、そこら一帯は、普段はカラスの縄張りなのですって。
あれは鷹に、自分たちの持ち場を荒らすなとカラスが怒っていたのだそうです。
よく躾けられた鷹よりも、怒るカラスの方が怖いかも。



お正月から中々の見ものでした。
最初、夫はタロウを連れて車でここに行こうとしたのですが
調べてみたら浜離宮、犬は不可ということであきらめたのでした。
犬を飼ってみて知ったのですが、日本の有料の庭園、新宿御苑とか清澄庭園とか
殆ど犬連れ不可なのです。
愛犬家としては少々残念。
コメント (6)
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