Zooey's Diary

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「グレイテスト・ショーマン」

2018年03月01日 | 映画


19世紀にアメリカで活躍したエンターテイナー、P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。
音楽は「ラ・ラ・ランド」で歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビ。

バーナム(ヒュー・ジャックマン)は貧しい仕立て屋の息子でしたが
金持ちの令嬢と駆け落ちのように結婚、ささやかながらも幸せに暮らしていました。
勤め先が倒産し、一旗立てることを夢見て、一風変わったショーを始めます。
小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男、結合双生児の兄弟、アルビノなど、
集められたのはいわゆるフリークスたち。
興行的には成功しますが、批評家には認められず、市民からの反感も少なくない。
そんな折り、伝手を辿ってヴィクトリア女王との拝謁するチャンスを得ます。
そこで出会った世界的に有名なオペラ歌手のアメリカ公演を画策し、
上流階級への仲間入りを図りますが…



移民の国のアメリカにおいても、階級社会はこんなにも歴然とあったのかと
中々に面白いのはさておき、
彼にとって一番大事であった筈の家庭から離れてしまったり、
大事な仲間であった筈のフリークスたちをも締め出してしまったりと
話は何とも中途半端に展開して行く。

バーナムが、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集め、
人前で堂々と演技を披露し、喝采を浴びさせたアイディアマンだったというのは
誰もが認めるところなのでしょう。
しかし実際のバーナムは、事業に失敗したり、名誉毀損罪で収監されたこともあり、
ホラ男、山師と呼ばれても仕方がない人物でもあったようです。
それだけではあまりにアクが強く、映画として絵にならないので
家庭愛の部分を無理やり付け足したように、私には見えてしまいました。



しかし、ビートの効いた音楽、キレのいいダンス、華やかなサーカスのショー。
「This Is Me」はアカデミー賞歌曲賞にノミネート。
そういったものを楽しむには、最高のミュージカルです。
監督はマイケル・グレーシー。

公式HP http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/#/boards/showman

#welovegoo
コメント (4)
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