六本木ヒルズ53階の森美術館の「STARS展:現代美術のスターたち」を観て来ました。
世界が認める現代アートのトップランナー6名、草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司の、その初期作品から最新作まで繋いで見せるという展覧会です。
私に印象的だった、その一部をご紹介します。
世界が認める現代アートのトップランナー6名、草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上 隆、奈良美智、杉本博司の、その初期作品から最新作まで繋いで見せるという展覧会です。
私に印象的だった、その一部をご紹介します。
まずは村上隆の等身大美少女フィギュアが、華やかな桜と富士山の絵を背景にお出迎え。
巨大な赤鬼、青鬼は、現代の仁王像といったところか。
これはもう…何と言ったらよいのか。
村上隆は、日本のオタク文化をアートに昇華させた芸術家と言われているようです。
村上隆は、日本のオタク文化をアートに昇華させた芸術家と言われているようです。
奈良美智の、頭でっかちのちょっと憎たらしいような顔の子供の絵が好きでした。
今回は沢山の絵の他に、白雪姫の小人の家のような大きな家が会場に鎮座していました。
窓やドアから、オモチャで溢れた内部を覗き込むことができます。
この人は子供の頃の遊び心を、幾つになっても忘れない人なのでしょうね。
この人は子供の頃の遊び心を、幾つになっても忘れない人なのでしょうね。
そして草間彌生。
無数の突起に包まれたピンクのボートや白い脚立。
この人の作品によく出てくる、男根にしか見えない突起物が全面を覆っている。
彼女の自伝的な小説を以前読みましたが、子供の頃から果てしない幻聴や幻覚に悩まれていたのですね。
ハッキリ言って気持ち悪いが、自分のトラウマをこうして芸術に昇華させたのでしょうか。
この展覧会は、本当は東京オリンピックに合わせて今年の4月から9月に開かれる筈だったのだそうです。
コロナで半年ずれて、ようやく今、開催されることに。
本来だったら外国人観光客で溢れていただろうにと、それを見越して造られたような作品が多いだけに、人数制限されているせいもあるのかガラガラの展覧会場を残念に思いました。
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