Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

薔薇の小物入れ、ヴェネツィアの宿

2020年05月11日 | トールペイント

世界の感染者数は10日に400万人を超え、
今日現在、日本の感染者は15,847人、死者633人。
東京の昨日の新感染者数は22人、これで5日連続で50人を下回ったのですって。
このまま減少が続いてくれればいいのですが。


引きこもりの日々、せっせと描き上げました。
上の丸いつまみを持ってパカリと開けられる、薔薇の小物入れ。
幅33cmの結構大きな物です。




ブックカバー・チャレンジ5日目。
須賀敦子の文章は、何処か悲しいような気がします。
彼女がイタリアに留学したのは、今から半世紀以上も前であること、
彼女が本を書き出したのは、帰国後20年以上も経ってからであること、
そして幾つかの美しい著書を残して急逝してしまったことも、関係しているかもしれません。
だから須賀敦子の描くイタリアは、どれもこれも
彼女の記憶の中でうっすらと霧に包まれたような感じに思えるのです。
自伝的な要素を多く含んだ短編集「ヴェネツィアの宿」が私は特に好きなのですが
たった6年連れ添った夫君ペッピーノが死んでゆく夏を描いた「アスフォデロの野をわたって」、
亡き父君の思い出と、やはりその別れの場面を描いた「オリエント・エクスプレス」はあまりにも悲しい。
修道女マリ・ノエルの言葉の如く、自分のカードをごまかすことなく
凛々しく生きた日本女性の人生の断面があります。

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問われ続けて3ヶ月

2020年05月10日 | 社会
(去年のひたち海浜公園)

PCR検査の数が先進国の中では桁違いに低い日本、
何故増えない?と国内外から問われ続けて3ヶ月。
日本の医療機器の会社が全自動PCR検査システムの開発について、駐日フランス大使から感謝状を送られたのだそうです。
日本のプレシジョン・システム・サイエンス社(PSS社)が仏エリテック社と共同開発した全自動PCR検査システムと試薬キットが、フランスでウイルス検出に大きな役割を果たしたのだと。
それらはフランスだけでなく、イタリアやスイスの医療現場でも大活躍しているのですって。
”世界の多くの国で実施されている全自動PCR検査を支えているのは、実は日本の技術なのです。”(下記事からの引用)


ところが、日本ではPSS社の装置や試薬はまだ厚生労働省に認可されていない。
”日本はいまだに利益団体と政官財の利権構造、既得権益、岩盤規制、官僚主義、お役所仕事に雁字搦めになっています。
そのためにPCR検査の核心的な技術を持ちながら、それを拡大できないのです。”


私には理解できません。
これって本当なのでしょうか?





ブックカバーチャレンジ4日目。
ご存知のようにこの本には、おびただしい絵画や建築物が出て来るのです。
それを見ながら読みたい!ということで購入したヴィジュアル愛蔵版。
4,980円と私にとっては少々高いのと、何より600頁余5㎝ほどの厚さがあって邪魔くさいので迷ったのですが、どうしても欲しくて。
結果、満足でした。カラー写真140点収録。



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コロナ禍のプヨプヨ襲撃

2020年05月09日 | 社会

引きこもり生活が始まって一ヶ月余。
どうもこのところ、ジーンズのウエストがキツイと思ったら…
体重を計ってみたら、なんと2㎏増量!
しかもウエスト周りがプヨプヨ!
うわあああ!

学生時代から体重は殆ど変わらないで来たのですが、
やはり30年通っていたジムに行けなくなったのは大きいか。
しかも連休は夫がずーっと在宅、連休以外でもテレワークで週半分は在宅。
つまり三食、御飯を作っている。
自分一人だったらお昼など、昨夜の残り物とかお茶漬けで済ませる所を、夫も食べるとなるとそれなりの物を作ることになる。
おまけにずっとテレワークでは疲れるだろうと、三時にはオヤツとお茶を。
その結果が…
タロウの散歩くらいでは全然足りなかったか。
何も努力しなくても体型を維持できるという、恵まれた身体ではなかったのだとつくづく実感。

とりあえず、こんなものを引っ張り出しました。
昔、何故か買って、クロゼットの奥に押し込められていたフラフープ。
これを真剣にやったら、多少はウエストに効きそうに思うのだけど駄目かな?
私は廻すには廻せられるのですが必死に廻すという感じで、上手な人のように、楽にどれだけでも廻し続けられるという感じではないのです。
ちょっと頑張ってみます。



ブックカバー・チャレンジ3日目。
この本の中にこんなシーンがあります。
”ある時は、七、八才の少女について来られたことがある。つい弱気になり、小銭をあたえようかな、と立ち止った。すると、少女が小さな声でひとこと言う。「十ルピー」と。物乞いに金額を指定されたのは初めてだった。”
筆者が首を振って歩き出すと、少女は慌てて廻りこんで「六ルピー」と言い直した。また首を振ると、五ルピーとなり四ルピーとなり、三ルピーとなり、その時になって筆者は、少女がその金で自分を買ってくれと言っていたことが分かったというのです。
この本が書かれたのが1986年であり、当時1ルピーが35円であったこと、私がインドに行った2015年には2円であったことを考えたとしても、これは悲しい。
86年に読んだ時にも驚きましたが、30年後にもそんなことが十分に考えらる、インドの街角の混沌に言葉を失くしました。
(インドで買ったクッションカバーの上で)

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連休の後

2020年05月08日 | 社会
足利フラワーパーク(2019.5.6)

今日現在、アメリカのコロナ感染者は126万人、死者は7万5千人。
イギリスの感染者は20万人超ですが、ここに来て死者が3万人を超え、欧州では最多のようです。
日本は感染者16,287人、死者603人。


連休はなんとも寂しく、引きこもりのうちに終わりました。
去年の連休は前半、岐阜に帰省し、後半は近場で遊び、足利フラワーパークの藤と、ひたち海浜公園のネモフィラを観に行ったのでした。
今年はどちらも閉園、誰一人いない中に花が咲き誇る様子をテレビが中継していました。
あの広大な園内や丘の、手入れや花の世話はどんなに大変だったことか。
関係者はさぞ泣いていることでしょうね。


(2019.5.6)

東京では昨日の新規感染者がこのところの最少の23人、
5日連続で1日あたりの感染者数が100人を下回ったのだそうです。
それは嬉しいのですが、疑い深い私は、休日だから少なかっただけはないのか、今日頃また数値が跳ね上がっちゃうんじゃないのかと思ってしまう。
ニュースでは何度も連休中のガラガラの都心を映していましたが、私が住む郊外の住宅地は、駅前もスーパーも、普通に混んでいるのです。
スーパーでは、レジの前では1メートル毎の間隔を開けて並ぶようになっており、店に入る人数制限もしているようですが、それでも混んでいる。
親子連れで楽しそうに買い物をしていたりもする。
罰則もなく強制力もない、こんなゆるゆるの自粛要請でコロナが収束すれば、そんな嬉しいことはないのですが…


ただ、嫌なニュースも。
医療従事者やその家族への差別、こんなことは本当に許されないこと。
我々の為に闘って下さっている方々には、感謝の念しかないと思うのですが。
これって日本だけに起きていることなのでしょうか、他の国でもあるのでしょうか。


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Hi from Tokyo!!

2020年05月07日 | 社会

FBのコミュニティTeddy Bear Huntにまたこんな投稿をしました。
一日で、世界中から100件以上のコメントが。
「Hi from Costa blanca Spain. hope you are all well and safe!」
といった感じ。
引きこもりの日々、居間にいながら世界中の人たちと話せるのは楽しい。
一ヶ月ほど前に投稿した時には、ニュージーランドからのコメントが多く、さすがにTeddyBear Hunt発祥の地!と思ったものですが、今回はNZからは少なく、欧米諸国からが多い。
そうか、NZはコロナに勝利宣言をし、規制解除を始めたのですものね。
日本は置いてかれちゃったなあ…



ブックカバー・チャレンジ2日目。
1979年の初夏、大学の図書館。文芸誌上で新人賞を取った「風の歌を聴け」を読みました。
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」で始まる、言わずと知れた村上春樹のデビュー作。相棒の「鼠」とジェイズ・バーでビールを飲み、女の子と出逢い、ビーチ・ボーイズを聴きながら、海辺の故郷で過ごす物憂い夏休み。
今読み直すと、会話は「さり気なく」を目指すあまりにわざとらしかったりするし、これといったストーリーもなく、山場もなく、唐突に話は終わるのです。
それでも初めて読んだ時、アメリカの風に吹かれたような感動を覚えました。
その時の新鮮な思いと、図書館の独特な匂いを今も覚えています。
「僕」が敬愛するという作家、デレク・ハートフィールドには完全に騙されましたが。


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体温計まで!?

2020年05月05日 | 社会

我家には普通の体温計、婦人体温計と2本あるのですが、どちらも結婚当初、30年ほども前に買った物なのです。
まだ使えるのですが、コロナに備えて改めて点検してみたら、液晶表示が弱くなっている。
電池を換えればと思っても、何処にも開く部分がない。
ネットで見てみたら、電池交換不可と書いてありました。

それではとドラッグストアに行ったら、何処も売り切れ!
ここ数日間でタロウの散歩がてら10ケ所ほど寄ってみましたが、在庫は皆無。
仕方なくネットを見てみたら、テルモ、オムロン、二社の公式サイトでは売り切れ。
amazonで見てみたら、安いのから高いのまで様々なものがあるのですが、早くても一ヶ月くらいかかるらしい。
しかも、説明文の日本語がどうも怪しい。
レビューを見てみると、やはり少々ヘンな日本語で褒め称えたえる文があったり、
或いはまるで使い物にならなかった!金返せ、という文も。
以前amazonに頼んで3週間かかって中国から来た、粗悪品のマスクを思い出して嫌になりました。
楽天で見たら日本製のがあるのですが、何と一万円以上する!

こんな大変なことになってるなんて。
体温計さえ、まともに手に入らないとは。
特別な物ではなく、ただ正確に体温が計れる、適正価格の品が欲しいだけなのに。
ボンヤリしていて今頃探し出した自分が悪いのですけど。
とりあえずは家にあるものを使うしかないか。
なんとか持ちますように。


清涼剤代わりに犬の動画を。
トロントの保護犬スカイは、生まれつき耳が聞こえないのだそうです。
引き取った飼主が根気に手話を教え込んで、簡単なコミュニケーションが取れるように。
手話で「散歩」と聞くと、この喜びよう!
この動画は、公開から10日間で視聴回数が510万回を超えたのだそうです。







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世界同時配布のコロナ試験

2020年05月03日 | 社会

今日現在、世界のコロナ感染者数は307万人、死者21万人。
日本は14,877人と517人。
ここのところ驚くのは、トルコの増加ぶり。
112,261人と2,900人で、今現在世界第7位となっています。

3月25日の私の日記に
”トルコ人の友人が、今月11日にトルコにはコロナ感染者が一人もいないのだと自慢していました。
早くに中国人を入国拒否したのが、その勝因だろうと。
ところがその翌日、イスタンブールで初の感染者を確認したというニュースが。
そこからあっという間に増加して、今日現在感染者1,892人、死者44人。
たった2週間で日本を抜きました。”
と書いています。

3月12日に感染者1人、そこから一月半で11万人超とは。
友人に聞くと、とっくにロックダウンしているということでしたが
ちょっと調べてみたら、4月中旬以降、週末にロックダウンが実地され、エルドアン大統領はラマダン中も感染拡大抑止策を継続し「5月下旬のラマダン終了後に通常の生活に移行することを目指す」と。
(友人は日本在住なので、今のトルコの現状に疎いのかしらん)
週末だけということは、日本よりも緩いのか?
”学校やショッピングモール、カフェ、レストランの閉鎖、スポーツ試合や宗教儀式、
集会、職場への通勤、見本市の中止などの厳しい規制は続いている。
週末に限定した今回のロックダウン期間中、約24,000人が外出禁止令に違反し、罰金が科せられた”
というから、日本よりは厳しいようです。
なのにどうしてこんなに増えてしまったのか?


(今年初の冷やし中華)

内田樹氏が
”今回の新型コロナウィルスによるパンデミックは「センター試験」のようなものだと僕は思っています。
コロナウィルス禍にどう適切に対応すべきかという「問題」が世界各国に同時に配布された。”
と書かれています。
世界中の国が受けたセンター試験、どういう結果が出るのか?
とりあえず、台湾がコロナ対策において、世界一の得点を取った優等生であることは、誰もが認めるところでしょう。
こんなに近くにそんな優等生がいるのに、どうして日本政府はそのサンプルを活かそうとしないのか、不思議です。


トルコ、週末限定のロックダウンを解除―学校やカフェなどの閉鎖続く

「無策な安倍政権」をいまだに支持し続ける人がいる理由―内田樹の緊急提言


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小確幸って何?

2020年05月02日 | 

引きこもり生活でみんな退屈しているのか、FaceBookでは、好きな表紙の本を挙げよという本バトンだの、好きな映画を紹介しろという映画バトンだの、色々なバトンゲームが廻って来ます。


本のバトンを引き受けたのはいいけれど、本棚がグチャグチャで、好きな本が中々見つからない。
この際、整理しようと決心。
自分を奮い立たせるために、恥ずかしながら公開します。
この脈絡なく、適当に突っ込まれているグチャグチャをなんとかしなくちゃ。
これは、普段は扉が閉まっているのを開けたところです。
ここに入り切らない分は処分しするようにしていますが、もう溢れています。



で、この中からようやく選んだ、ブックカバーチャレンジ1冊目。
「うずまき猫の見つけ方」(村上春樹著)
”このところ時間はあり余るほどあるのですが、好きな読書にもあまり没頭できない。手に取るのは昔読んだ、毒にも薬にもならない、どうでもいいような本ばかり。
これなんてまさにそう。1994年にボストンに在住していた著者が「エッセイくらい気楽に楽しんで書きたい」と言っている通り、隣の猫の消息だの、車を盗まれたことだの、リスの交尾相手の選び方だの、実にどうでもいい日常の些事をのんびり書いている。安西水丸氏の絵、アメリカの風景や猫の写真がふんだんにあって、「小確幸」(小さいけれど確かな幸福、この本の中に出て来る言葉)を味わえます。”


この表紙、ヘタウマ的猫の絵が何とも可愛い。
読み直してみて、「cabin fever」という言葉が出て来たことに驚きました。
屋内に長期間閉じ込められることによって生じる閉所性発熱、ストレスの状態を表していて
今のコロナによる引きこもりから生じている問題を表す言葉でもあるようだからです。
ここでは、ヴァーモントを訪れた時に著者が聞いたこととして、
当地では冬の間に自殺や殺人件数がが激増する、雪のお蔭で家の中に閉じ込められて陰鬱な気分になるからで、それをcabin feverと呼ぶ、と言っています。

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