Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

小確幸って何?

2020年05月02日 | 

引きこもり生活でみんな退屈しているのか、FaceBookでは、好きな表紙の本を挙げよという本バトンだの、好きな映画を紹介しろという映画バトンだの、色々なバトンゲームが廻って来ます。


本のバトンを引き受けたのはいいけれど、本棚がグチャグチャで、好きな本が中々見つからない。
この際、整理しようと決心。
自分を奮い立たせるために、恥ずかしながら公開します。
この脈絡なく、適当に突っ込まれているグチャグチャをなんとかしなくちゃ。
これは、普段は扉が閉まっているのを開けたところです。
ここに入り切らない分は処分しするようにしていますが、もう溢れています。



で、この中からようやく選んだ、ブックカバーチャレンジ1冊目。
「うずまき猫の見つけ方」(村上春樹著)
”このところ時間はあり余るほどあるのですが、好きな読書にもあまり没頭できない。手に取るのは昔読んだ、毒にも薬にもならない、どうでもいいような本ばかり。
これなんてまさにそう。1994年にボストンに在住していた著者が「エッセイくらい気楽に楽しんで書きたい」と言っている通り、隣の猫の消息だの、車を盗まれたことだの、リスの交尾相手の選び方だの、実にどうでもいい日常の些事をのんびり書いている。安西水丸氏の絵、アメリカの風景や猫の写真がふんだんにあって、「小確幸」(小さいけれど確かな幸福、この本の中に出て来る言葉)を味わえます。”


この表紙、ヘタウマ的猫の絵が何とも可愛い。
読み直してみて、「cabin fever」という言葉が出て来たことに驚きました。
屋内に長期間閉じ込められることによって生じる閉所性発熱、ストレスの状態を表していて
今のコロナによる引きこもりから生じている問題を表す言葉でもあるようだからです。
ここでは、ヴァーモントを訪れた時に著者が聞いたこととして、
当地では冬の間に自殺や殺人件数がが激増する、雪のお蔭で家の中に閉じ込められて陰鬱な気分になるからで、それをcabin feverと呼ぶ、と言っています。

コメント (6)
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