ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

研修期間終了!

2019-11-05 13:56:17 | お仕事

沖縄へ行きたい!


研修さいごの2回は大風邪ひいて、
フラフラだった。
間は寝込んでいた。

まあ、そんなだったけれど面白かった。

言うことが師匠によって違うのが面白い。
レシピがあってその通りにするのだけれど、作業の過程の細かいところに
その人なりの美意識や哲学が現れる。
みな、意識が高いと思う。
日本人労働者は有能と言われるはずだ。

自分のできなさぶりととんちんかんな勘違いが面白い。
若いときは「いい加減だけど早い」だったが
今は遅い。
でもこれは慣れのような気もする。
作業毎にイチイチ考えてしまうことが無くなれば
早くなるだろう。
でもその時も、仕事が面白い、と言ってられるだろうか。

私がミスしても、なんでもないことのようにカバーしてくれる先輩たち。
これから新しい職場で研修ではない実際の仕事が始まるが、
こういう職場であってほしい。

驚いたのは、自分が希望して仕事を覚えるために朝早く出勤していたが、
30分以上早く来たときはその分給料がついていた。
タダ働きじゃなかった。
26分早く来たときは、ついてなかったが。
ちゃんとしているところは、ちゃんとしているんだ。
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お惣菜をつくっています その4 教えることと教わること

2019-10-21 14:57:25 | お仕事

明石焼きを自宅で焼く


また新しい研修。

実際の勤務が朝7時半からなのに、研修は8時から。
でも7時半からすでに行われている仕事を理解する機会がないので、
最近7時半までに出勤しています。
サービス残業ならぬ、サービス始業前作業。
これも残業というのでしょうか。残業手当はつきません。かってに申し出てやっているので。

でも『隠された奴隷制』(植村邦彦)を読んで反省しているところです。
自ら「隠された奴隷制」を強化することはない、と。

慣れる前に次々新しいことを学ぶというのはどうなのだろう。
飽きないという点ではよいけれど、習熟という点では?
おそらく習熟はあまり求められていないのでしょう。
いろんな部署を回って全体を把握するのはよいことだけれど…。
これが仕事の休みやすさ(休んでも他の人に替わってもらえる)につながるとよいのですが…。

集団の中では自然とヒエラルキーができあがるようです。
新しい世界に飛び込んだ新人の高齢者は、その集団の一番下位に位置づけられる。
同じ新人でも、理解も覚えも動作も早い若い人のようにはいかない。

最初は、自分で何も決められず、全体のイメージも持てず、
言われたことをしようとして失敗するので
気分が落ち込むこともあったけれど
今はそれなりに楽しんでいます。

何かというと他の人からイジられる年配の男性。
イジられてもあまり気にしないような優しい人。
その人のもとで仕事を覚えることになったのですが、
これまで弟子がなかったのか
とても喜んで教えてくれます。

私の仕事の範囲でないことまで、思いついたときに
「ちょっと見ておいたら?」と声をかけてくれます。
私は自分のことで手いっぱいで内心困ったなと思うこともあるのですが、
でも嬉しそうに教えてくれるので、こちらも楽しい気分になります。

働きながら学ぶ定時制高校の生徒もいて
彼はもう3年以上この仕事をしているベテラン。
最年少でみんなから可愛がられています。

彼は私の真向かいで仕事をしていて、私が間違うと合図をして教えてくれます。
最初は私に全く無関心に思えましたが少し話す機会があり、
それから私の行動を見てくれるようになったみたい。
ことばで教えてくれることはほとんどありませんが。
彼の名前がまだ覚えられないので、次に行ったときには覚えたい。

人は誰しも誰かに教えることが楽しいのではないでしょうか。
私が「教わる」ということで、人に喜びを与えている気がします。

これまでに、何人もの人が師匠として関わってくれました。
教え上手かどうかという点でいえば人それぞれですが、
どの人も失敗を責めることがありません。
私は大雑把な性格なので、細かいことは苦手。指摘してもらえるのはありがたいことです。
この年ではなかなかできない経験かも。

優しい師匠たちに恵まれて幸せでした。
あと2回で2か月の研修が終わり、師匠たちの元を離れ一人前として仕事をすることになります。
できるのか!自信はない!やるしかない!
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お惣菜をつくっています その3

2019-10-12 12:27:35 | お仕事

我が家のおかず。お仕事の影響か、最近おかずも揚げたり炒めたりするものが多い気がします。
(じゃがいもは皮ごと一口大に切り、レンジで3分ぐらいチン。厚切りベーコン、ピーマンを適当に切る。油を敷いたフライパンでこれらを炒めて、蜂蜜と醤油で味付ける)


少しずつお仕事の全体像が見えてきました。

お総菜部門は、天ぷら、フライ、ホットデリカ盛り付け、巻き寿司、にぎり寿司、弁当、丼・軽食、おにぎり・卵焼き、品出しと大きく分かれています。
基本、それぞれを一人が担当するするのですが、お互いに協力するところもたくさんあります。

食材は、揚げるか焼くか。ほとんどは揚げてから使うので、天ぷら、フライの方にお世話になります。
例えば花かつおは丼・軽食の管理、小口切りの青ネギは寿司の管理ということになっていて、他の部門の人は、そこへ借りに行きます。どこで何が保存されているのかは、まだ完全には把握していないのですが。

ホットデリカ盛り付けに配属されて3回めが終わりました。
注意欠陥性障害のケのある私は、毎日なにがしかの失敗をしています。
揚げ物を盛り付けるときは、油を吸うシートをまず敷かなくてはいけないのですが、
これを忘れる。トッピングの何かしらを忘れる。
タレをからめた惣菜を盛り付けるときに作業台や容器のふちを汚してしまう。
そうならないように丁寧にしようとして、時間がかかる。
焼いた餃子をバットへ移すときに落とす。

師匠が「誰にでも失敗はある」とばかりにやさしいので、
落ち込むというよりは次に頑張ろうと思えます。今のところは。

問題は、スピード。
ゆっくりならやれるのですが、今のスピードでは、とうてい間に合いません。
それから、この部所は丼・軽食とちがって、
午前中でも売れ具合で次に何を出すか判断していく必要があります。

午後は午前よりは楽だと聞きます。
けれど、午後はよけいにボーっとするたちなので、忙しくても午前のほうが性に合っている。

今不安に思っているのは、
ひとつは、予定されているものを時間までにやり切れるのかということ。特に朝一番の準備段階を経験していないので、どういう段取りをしていけばよいのか分からないこと。
もうひとつは勤務日です。曜日が決まって、その曜日は絶対休めないとなると、すごく苦しい。

毎回新しい経験をするので、そのうちに何とかなると信じて、今はこの新しい経験を楽しみたいと思っています。
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お惣菜をつくっています その2

2019-10-02 08:46:49 | お仕事

我が家のピーマン。一番小さいのが、普通に売っているシシトウぐらいの大きさ。
大きいのはメチャクチャ大きい。けれど柔らかくおいしいです。


退職して、最初はあれこれやってみました。
けれど、家を出ることがめっきり少なくなりました。

例えば、週に2回1万歩、歩くと決めたけれど、
本当にやりたいことではない、というか
無理してやっている感じで、歩き始めれば歩くけれど、何か違う。

家にいて、本を読んで、時々文を書いて、録画したテレビを見ていると、
それで1日はアッという間に過ぎてしまう。
買い物に出かけるのもおっくう。

あれほど外へ出るのが好きな私でしたが、
介護を経験する間に、いつのまにやら引きこもりになっていたみたい。
世間に引きこもりの人が多いようですが、うなづける。
家に引きこもるのは、楽でいい。
今さら、しんどいことをしたくない。

でも、これでは不健康だ!と思い、仕事探しをすることに。
やるなら、今までやったことのないことをやってみたい。
飲食関係が性に合っているのでは…。

そこへ近所に店舗ができて多数の募集あり、の情報が。
というわけで、今、お惣菜つくりの見習いです。
とにかく忙しすぎて楽しいのかどうかも分かりませんが、
時間がすぐ立つので苦痛ではありません。

昨日から担当場所が変わりました。
いわゆるお惣菜、おかずの担当です。
こちらは秤売りが多く、同じ量を測る必要がありません。
そのかわり、大中小の容器があり、何をいくつ出すかは、売れ具合で判断。
たとえアルバイトといえども、マニュアル通りにやればよいということではなさそうです。

またまた一からです。
しばらく続けてみようと思います。
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お惣菜をつくっています その1

2019-09-30 15:06:18 | お仕事


7月に姫路大学での免許状更新講習。
原子論の歴史を演劇的手法で体験。

8月9月に四天王寺大学でパフォーマンス演習の授業を4日間集中で2回。
これは、想像に絶するしんどさでした。
受講生が30人、35人という多さも大変でした。
いろいろなことがあり課題も見えました。

でも、4日間連続を2回もこなし、
自信になりました。

上の写真ですが、結婚以来ずっとしていた結婚指輪を外したところ。
なぜかというと、お惣菜づくりのお仕事をすることにしたから。
指輪は雑菌の温床だそうな。手袋もするし、あまり関係なさそうですが、
指輪はNGということで、外しました。

ただいま研修中。
週2回で1日4時間、1か月が過ぎました。

現在の担当は、どんぶりもの関係。

ちなみに昨日の作業は
・たこ焼きを盛り付ける(容器に入れてトッピング)
・焼きそばを盛り付ける(容器に入れてトッピング)
・あんかけ焼きそばを盛り付ける(中華麺をオーブンで蒸し焼きにして、材料をまぜてその上に盛り付ける)
・中華丼を盛り付ける(ご飯を計量し容器に入れ、材料をまぜてその上に盛り付ける)
・鶏の甘辛丼を盛り付ける(ご飯を計量し容器に入れ、材料をまぜてその上に盛り付ける)
・牛めし大小を盛り付ける(牛めしの具をオーブンで調理して、計量したご飯の上に盛り付ける 3回)
・お好み焼きを盛り付ける(容器に入れてトッピング)
・かつ丼大小(玉ねぎとタレを蒸し焼きにしたものの上にとんかつ、三つ葉をのせ、卵をかけ、さらに蒸し焼きにして、計量したご飯にもりつける。
・天丼大小を盛り付ける
・カレーライスを盛り付ける
・天津飯を盛り付ける
 
以上で朝8時前から12時半までかかりました。
これ以外にも師匠(指導係の人)が
・たこ焼きを盛り付ける(2回目)
・お好み焼きを盛り付ける(2回目)
・鰻飯を盛り付ける などなど
をこなし、材料を出したり、オーブンで調理したり(牛めしとかつ丼は私がしたがそれ以外)、
出来上がったものの値札やシールを貼ったり、店頭に並べたり、使った器具類を片付けたり、いろいろやってくれたのに、時間内の12時までに終了しませんでした。

これらを本当にひとりでこなせるようになるのでしょうか。
とにかく忙しく、4時間はアッという間に過ぎます。
ただ、まだ慣れないので前日は緊張でなかなか寝られず、仕事中に一度はしんどくなって、時計を見てしまいます。

週2回ではなかなか覚えられないこともあって、10月は研修が週3回になります。
週4回で8月から入っている人は、すでにいくつかの部署(揚げ物専門、寿司専門、弁当専門などがあります)を経験したそうです。

簡単そうですが、それぞれ手順が細かく、容器が異なり、貼るシールも違います。
レシピがあるのでそれの通りにしたらよいのですが、レシピを探すのにも時間がかかります。
また方法が変わっているのにレシピが昔のままというのもあり、やっかいです。

師匠は、いくつものことを並行してこなしていきますが、
私は間違えないために、一つひとつレシピを確認して、材料をそろえて、それから始めます。
おいしそうに盛り付けなければいけないので、盛り付けにも時間がかかる。
いちいちレシピをみたり、いちいち材料の重さを測ったりするので、余計に時間がかかります。

そしてなにより、まだ全体が見えていないので、その4時間でやるべきことすべてが分かっているわけではないのです。
できるのかなあ。

でも、この仕事、私の性にあってそう。
科学実験と似ている。
全くレシピ通りかというと、師匠が変わると少しずつ手順が違う。
それぞれに、より効率的な方法、よりおいしそうに見える方法を編み出しておられる。

今のところ、出勤のたびに自分が作ったものを一品は買って帰るようにしています。
おいしいです。

特に驚いたのはたこ焼き。
たこ焼きは焼くのではなく、油で揚げているので、盛り付けるとき油がまわってあまりおいしそうに見えなかったのですが、食べてみると周りはカリッとしているのに中はふんわりでおいしかった。
この仕事していなかったら、揚げているとは思わなかったかも。

そもそも、なぜこの仕事を始めたかということは、次回に。
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