ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

授業とワークショップの違い・・・成績をめぐって

2011-07-04 15:54:15 | 日記・エッセイ・コラム

先日のスルーのワークショップで、成績についての問題を取り上げました。

実は、授業でも「評価」を学ぶ入り口として、成績についてのロールプレイとグループでの即興ドラマをやっています。でも、授業のときと考えたり感じたりする深さがまったく異なると感じました。

まず、70人と14人の人数の差が大きい。深く掘り下げたいときは10人から15人ぐらいが最も適しているようです。

ウォームアップにかける時間。スルーでは約90分。授業ではほとんどゼロ。90分あれば、まったく初めてでも無理なくドラマの世界に入っていけるようです。

授業では、どんな当事者がいるか分からないので、全員に先生役をやってもらっています。先生同士で、起こったことについて語り合うという設定です。スルーでは、タロー、タローの母、先生と、事件の当事者になってもらいました。やはり、当事者になってみたほうが心に響く。

でも、一番異なるのは、参加者の構えかもしれません。望みもしないのに授業でドラマを「やらされる」という感覚と、何か分からないと思いつつも「お金を払ってでも自ら参加する」という意気込みと。研修講師に呼ばれたときにも、参加者の姿勢の違いを感じることがあります。忙しいのに、研修だから参加せよと言われてもねえ。

となると、ドラマはたまたま集まったメンバーでまったく異なる展開になるということ。免許更新講習はどんな人たちが来るのでしょう。出会いが楽しみです。

コメント
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