ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

大学時代の友人たち

2023-02-07 11:32:21 | 日記・エッセイ・コラム
先日、大学時代の友人が埼玉からこちらに来るというので、数人が集まった。

大学時代の友人にはふたつのタイプがあって、ひとつは同じ学部の女性たち。
全学生2000人の中の女性は100人という大学で、同学部の工学科と化学科の女性6人は何かと一緒に行動していて、毎夏休みには旅行したりした。
ひとりはアメリカへ移住してしまったが、残りの5人でたまに会う。
うちひとりは、退職後一緒に観劇や美術展に行くようになった。
悩みが相談できるかけがえのない友人となっている。

もう一つは自治会関係。私が入学したのは学園紛争が終わったころで、中止されていた学園祭などに取り組むと同時に、政治について語り合ったりした仲間。
それ以前の闘争とは無縁の牧歌的な活動をしていた。
私の所属する学部の自治会室はプレハブの汚い建物で、私たちの活動のひとつはそれを掃除して、大学と交渉してペンキと刷毛を買ってもらって外壁を塗り直すことだった。

他学部の自治会は比較的まともな部屋を持っていて、印刷機もあり(当時は謄写版。ジアゾ式のコピー機がようやく入ったころと記憶している)、私の学部の自治会でもそれを使っていたので、他学部自治会とも交流が深かった。

そのメンバーの一人がコツコツと取り組んできた植物の調査と保護活動を評価されて、表彰されるためにこちらに来るという。
それで急遽集まった。

話題はもちろん、その受賞に関することだったが、それぞれの近況も話し、今の政治状況についても語り、あっという間に時間が過ぎて行った。

このごろ、政治について他の人と話すことがほとんどない。
というかまったくない。
私は北陸新幹線も原発も止めてほしいと思いながら、それで何かしているかというと、関心をもち続けているという以外特に何もしていない。

それでも、そういうことを語り合いたいと思っているのだと、今回実感した。
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