ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

『めぐりあう時間たち』

2023-02-24 18:33:07 | 芸術およびコミュニケーション
『めぐりあう時間たち』がオペラ化され、メトロポリタンで上演されたものが映画となった。
これをヤフーニュースで知って、夫が2003年の映画『めぐりあう時間たち』を借りてきた。

2003年に観たときは、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープのそれぞれの演技が素晴らしいと思ったものの、内容的にはそれほどの感激はなかった。

けれど、今回見直して驚いた。
印象が一変した。
前に観たときは、私に知識も経験もなさ過ぎたのだ。
今は、彼女たちひとりひとりの深い悩みが分かる。
私にとってもけっして他人事ではない。

それぞれの時代によって表れ方は異なるけれど、
女性という枠にはめられて生きなければならない苦しさ。
「安全で平和であっても望まない状態では、生きていると言えるのか」

またストーりーが小説『ダロウェイ夫人』をなぞっていることも今回理解した。
『ダロウエイ夫人』を読みたくなった。
『めぐりあう時間たち』のオペラも観たいものだ。
コメント
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