【むさしかおり】の包種茶を呑みながら、一日中PCの仕事・・・さすがに飽きたぁ・・・ヘロヘロです(>_<)
今日も本のご紹介!【お茶の製造法】 手揉製・機械製 出村要三郎著 地人書館 昭和8年に初版が出され、11年に再版された物です。昭和初期にこれだけのものが書かれていたとは・・・凄いです。著者は農林省茶業試験場の技師の方のようですが、かなり詳しい!!内容は、緑茶製造法として手揉製茶法、機械製茶法、玉緑茶製造法、番茶製造法、釜炒り茶製造法、玉露製造法、碾茶製造法、磚茶製造法が記され、紅茶製造法、烏龍茶製造法、包種茶製造法も記されています。煎茶や玉露が手揉と機械製に分けて書いてあるのは驚きませんが、何と碾茶は手揉製しか書いてない!!えっ、ホンマかいな・・・この当時は碾茶炉はなかったのでしょうか?調べなくちゃ(+_+) 面白かったのは、玉緑茶の中に「玉露の玉緑茶製造法」があったり、番茶の製法までキチンと書かれていたことかな・・・?
【極】が一番役に立ったのは、当時は手揉製、機械製の他に、「半機製」という分類があったこと。まだ、手揉みの品質と機械の能率の競争は、手揉み有利だったようで・・・
最近「手もみ茶」と称して、途中まで機械で揉んだものを販売する輩がいますが、こういった歴史的経緯がある以上、「偽物」ということになりますね!!大切なものは大切なものとして守っていきたいものです。
開設からの連続アップ88日目