極茶人の五感・語感・誤感?

極上のお茶を作り、そして飲んで感じたこと・・・スペシャリスト【極茶人】からの耳うちです・・・

まだまだ知らないことばかり・・・

2007-01-07 02:19:20 | 資料

【むさしかおり】の包種茶を呑みながら、一日中PCの仕事・・・さすがに飽きたぁ・・・ヘロヘロです(>_<)

Photo_14 今日も本のご紹介!【お茶の製造法】  手揉製・機械製   出村要三郎著   地人書館 昭和8年に初版が出され、11年に再版された物です。昭和初期にこれだけのものが書かれていたとは・・・凄いです。著者は農林省茶業試験場の技師の方のようですが、かなり詳しい!!内容は、緑茶製造法として手揉製茶法、機械製茶法、玉緑茶製造法、番茶製造法、釜炒り茶製造法、玉露製造法、碾茶製造法、磚茶製造法が記され、紅茶製造法、烏龍茶製造法、包種茶製造法も記されています。煎茶や玉露が手揉と機械製に分けて書いてあるのは驚きませんが、何と碾茶は手揉製しか書いてない!!えっ、ホンマかいな・・・この当時は碾茶炉はなかったのでしょうか?調べなくちゃ(+_+) 面白かったのは、玉緑茶の中に「玉露の玉緑茶製造法」があったり、番茶の製法までキチンと書かれていたことかな・・・?

【極】が一番役に立ったのは、当時は手揉製、機械製の他に、「半機製」という分類があったこと。まだ、手揉みの品質と機械の能率の競争は、手揉み有利だったようで・・・

最近「手もみ茶」と称して、途中まで機械で揉んだものを販売する輩がいますが、こういった歴史的経緯がある以上、「偽物」ということになりますね!!大切なものは大切なものとして守っていきたいものです。

開設からの連続アップ88日目

コメント
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