極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

悲しみを乗り越えて。

2011年01月17日 | 日々草々


お迎えの コールに慌て 飛び出すも 雪に揉まれ 進路定まらず






訃報が届く。石井智幸、享年70。巨星墜つ。



 雪深き長征に 備え無き孤軍の老人ひとり
 灼熱の砂漠に 援軍なき前線で倒れし革命家

 氾濫する川で 助けを待つ子供らの
 乾きたる絶望に 手をさしのべる
 朽ち果てかけた肉体を厭わず
 漆黒の宇宙に翳す 松明の故を問わず
 なおも一、二歩 烈風を突かんと匍匐する
 
 煽られ飛び散る情熱の火の粉は
 遁走する吾にも 虐げられし子供らにも
 等しく降り掛かり 暫くすると覚醒する
 悲しみを乗り越え 吾と子供らは
 払暁の道なき道を 光求め前進する 
 
 雪深き長征に 備え無き孤軍の青年ひとり
 灼熱の砂漠に 援軍なき前線で倒れし革命家


【続デジタルな千手観音】
 


--------------------------------------

【課題】

細胞表層にリパーゼが固定された酵母を提
供すること。

【解決手段】

分泌シグナル配列、リパーゼの構造遺伝子
配列、細胞表層局在タンパク質の一部をコ
ードする配列及びGPIアンカー付着シグ
ナル配列をこの順で有するDNAを酵母に
導入する。得られた酵母は、油脂の加水分
解、特に廃油からのバイオディーゼルオイ
ルの製造に好適である。担体に固定された
凝集性の酵母は、連続反応に特に有用であ
る。
--------------------------------------

そこで、常温常圧で、効率よくバイオ燃料
を得る方法が求められていた。油脂の分野
においては、環境問題などを背景に、石油
燃料に代わって、油脂の脂肪酸を用いる、
いわゆるバイオディーゼル燃料の開発研究
が行われているが、化学触媒を用いて油脂
を分解し、脂肪酸エステルを得るためには、
比較的高温高圧で反応を行わなければなら
ず、エネルギー多消費型であるという欠点
がある。そこで、常温常圧で、効率よくバ
イオ燃料を得る方法が求められていた。


【請求項1】分泌シグナル配列、リパー
ゼの構造遺伝子配列、細胞表層局在タンパ
ク質の一部をコードする配列及びGPIア
ンカー付着シグナル配列をこの順で有する
DNAであって、リパーゼを細胞表層に発
現し得るDNA。

【請求項2】前記細胞表層局在タンパク
質の一部をコードする配列及びアンカー付
着シグナル配列が酵母のα-アグルチニンの
配列である、請求項1に記載のDNA。

【請求項3】前記細胞表層局在タンパク
質の一部をコードする配列及びアンカー付
着シグナル配列を有する配列が、α-アグ
ルチニンのC末端から320アミノ酸の配
列である、請求項2に記載のDNA。

【請求項4】前記リパーゼが Fusarium het-
erosporum
由来のリパーゼである、請求項1
ないし3いずれかの項に記載のDNA。

【請求項5】前記DNAがプラスミドの形
態である、請求項1ないし4いずれかの項
に記載のDNA。

【請求項6】リパーゼを細胞表層に有する
酵母であって、請求項1ないし5いずれか
の項に記載のDNAを有する、酵母。

【請求項7】前記酵母が、担体に固定化さ
れている、請求項6に記載の酵母。

【請求項8】前記酵母が凝集性または接着
性の酵母である、請求項6または7に記載
の酵母。

【請求項9】請求項6ないし8いずれかの
項に記載の酵母と油脂とを反応させる工程
を含む、脂肪酸の製造方法。

【請求項10】アルコールの存在下、請求
項6ないし8いずれかの項に記載の酵母と
油脂とを反応させる工程を含む、脂肪酸エ
ステルの製造方法。

【請求項11】請求項6ないし8いずれか
の項に記載の酵母と油脂とを、必要に応じ
て脂肪酸の存在下、反応させる工程を含む、
油脂のエステル交換方法。
--------------------------------------

以上は、特開平11-290078「細胞表層にリ
パーゼを有する酵母並びにその利用
」から
要点を抜粋したものだが、書いていてこん
なの分からないなぁと思っている。簡単に
言ってしまえば、酵母表面に機能性蛋白を
修飾しスーパーエンジニアリングな酵母に
変身させ廃食油をバイオディーゼル燃料の
脂肪酸メチルエステルを効率的に作るとい
ういうことなのだが。

Fuel Property Comparison
 NExBTLGTLBiodiesel
(RME)
Sulfur-free
diesel
Density at +15o C (kg/m3 775 ... 785 770 ... 785 ~885 ~835
Viscosity at +40o C (mm2/s 2.9 ... 3.5 3.2 ... 4.5 ~4.5 ~3.5
Cetane number ~84 ... 99 ~73 ... 81 ~51 ~53
Cloud point (oC) ~ -5 ... -30 ~ 0 ... -25 ~ -5 ~ -5
Heating value (lower) (MJ/kg) ~44 ~43 ~38 ~43
Heating value (MJ/liter) ~ 34 ~ 34 ~ 34 ~ 36
Polyaromatic content (wt %) 0 0 0 0
Oxygen content (wt %) 0 0 ~ 11 0
Sulfur content (mg/kg) < 10 < 10 < 10 < 10















なぜこんなことを書いているかというと「
廃食油から石鹸」をつくる運動とかかわっ
てきたからだが、今夜はこの辺で。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする