米国エネルギー省ローレンスバークレー国立研究所のグループは、電子
皮膚に関する新しい実行可能な技術を開発した。半導体カーボンナノチ
ューブの濃縮溶液を利用して、優れた電気的特性を持つ薄膜トランジス
タを生成し、柔らかくて弾力性がある「電子皮膚」に理想的な底板を提
供している。この新素材で作られた電子皮膚センサーはタッチを感応し、
その感度はナノワイヤー電子皮膚の三倍になるというのだ。
デジタル家電の凋落に苦しむ電機メーカーが、構造転換を急いでいる。
韓国など海外勢などとの価格競争からコモディティー(汎用)化が進み
看板だった薄型テレビは想定を上回るスピードで価格が下落し、各社の
業績をむしばむ。「デジタル家電の終焉」を目の前にして、各社が活路
を見いだそうとしているのが機器とサービスの「融合」だ。新領域を次
代の"飯の種"にできるのか。かつて世界を席巻した日本の電機の実力が
試されるいう(2011.12.29 フジサンケイ ビジネス)。その記事で、都
内最大級の規模を誇る東京・有楽町の家電量販店ビックカメラ。先月、
ここで"異変"が起きた。開店以来、1階の入り口そばの特等席に陣取っ
ていた薄型テレビ売り場が姿を消したのだ。2階に"配置転換"されたテ
レビ売り場の販売員は「テレビが家電の花形ではなくなった」と紹介し
ている。
薄型テレビの凋落は数字にも表れている。調査会社BCNによると12月
1~24日の薄型テレビの総販売額は前年同月と比べ2割以上も下落、平
均単価も5万円を割り込み4万9500円まで落ち込んだ。7月の地上デジ
タル放送への完全移行で国内需要が急減し、トンネルの出口が見えない
状態が続いているという。苦戦しているのはテレビに限らない。今や日
本の電機メーカーが世界シェアの大半を握るような商品はデジタルカメ
ラや家庭用ゲーム機など数えるほど。その最大の理由は技術面での差別
化が難しくなったことがある。資金を注ぎ込めば容易に高品質のものが
つくれるようになり、家電製品の多くがコモディティー化し過当競争に
陥ったとのこと。
だったら、日本メーカも資金をつぎ込めば良いではないかと思うのだが
それが出来ないのは、政治力がないということの裏返しだと、活きって
みせても野田の顔と、谷垣の顔が浮かんできて、しゃ~ないなぁと思考
停止する。それじゃと「八方ふさがりのデジタル家電に代わり、電機各
社が新たな収益の柱として期待するのが、社会インフラや医療機器、ネ
ットワークだ。特に東日本大震災をきっかけに環境・エネルギー関連事
業への注目が高まっている。震災後初めての開催となった10月の家電見
本市「シーテックジャパン」では環境・エネルギー分野の展示がひとき
わ盛り上がった」という。しかし、こうした新領域もいずれ海外勢がキ
ャッチアップして価格競争に巻き込まれることも目に見えている。「い
いモノを作っていれば、売れる時代は終わった」「テレビの二の舞いは
もう許されない。海外勢を圧倒するビジネスモデルを構築できるか。電
機各社の知恵が問われている」とのため息が聞こえてきそうで、この間
のブログ『独り勝ち戦略』ではないかと思い至る(否々、そんなことは
じめから判っていたこと)。キーフレーズは「秘するれば花」「急がば
回れ」なのだが、翻訳で頭がパンパンでこの続きはまた年明けだ。
秘すれば花、秘せねば花なるべからずとなり
世阿弥元清
武士の 矢橋の舟は早くとも 急がば回れ 瀬田の長橋
宗長
除染といっても、放射性物質を流して他の場所に移すか、集めて隔離す
るしかない。どう処理しても放射能はなくならず、放射性核種ごとの半
減期に従って減衰するのを待つしかない。こんな物理学の常識を覆すよ
うな実証結果が公表されたという(2011.12.15 日経エコロジー)。こ
の理由は、ミニ水田に入れたゼオライトやケイソウ土など微生物が好む
素材、能登で採取したケイソウ土を入れたミニ水田が100cpm(シーピー
エム:1分間の放射線を示す単位)近くに下がった。1カ月前(200~300
cpm)に比べ半減したが、顕微鏡観察で糸状菌と呼ぶ細長い微生物が繁
殖し、生体膜の内側に多量の鉱物粒子が付着していた。微生物が代謝に
よって鉱物で覆われていく現象を生体鉱物化作用という。田崎和江金沢
大学名誉教授は「ミクロの石棺」と呼び「放射性セシウムがミクロの石
棺に取り込まれることで、何らかの作用で放射線量が下がったのではな
いか」と考える。
水田の土壌に含む微量元素の分析結果、通常の値を超える1kg当たり
447mgの大量のバリウムを検出。放射性セシウムが放射線を出し続ける
と最終的にバリウムになる。実験結果からは、微生物の代謝が放射性セ
シウムからバリウムへの転換を早めたとも推論。「生体内核変換」は、
少数ながら報告例がある。だが、現在の物理学ではあり得ないため、議
論の対象にさえなっていない。田崎教授は「メカニズムは不明だが、ケ
イソウ土に線量を下げる効果があることは分かった。今後の除染に応用
できる」という。
A possible reaction of radioactive Cs137 isotope utilization is
Cs137 + p1 = Ba138 + 5.5 MeV.
The result of this reaction is the creation of a stable Ba138 isotope.
生物学的元素転換(Biological Transmutations)=微生物触媒変換=常温核
融合となるとのだが実証例が少ないが、糸状菌などの微生物が関与して
いるなら、水の分子が放射線により活性酸素が微生物代謝を阻害してい
ないことになるはずだ。それはなぜなのか。いや珪藻土(など)が触媒
となり活性酸素を瞬時に還元しているのではないだろうか。そうだとす
ればその条件を明確にし、糸状菌(など)の培養地に放射性セシウムと
珪藻土(など)を投入し、上式 Cs137 + p1 = Ba138 + 5.5 MeV の反応槽
化すれば除染できる。これは大至急詰める必要がある。
【イタリア版食いしん坊万歳:アノリーニ、パルマ風】
材料:小麦粉400g,卵6個,牛肉600g , パンチェッタ40g,バター60g,
タマネギ1/2個,ニンジン(小)1本,セロリの茎1本,トマトペース
ト大さじ1杯,乾いたパン100g,肉のブイヨン3L オリーブ油,ニン
ニク,クローブ1本,シナモン,塩,コショウ,パルメザンかパダノの
おろしチーズ180g,ナッツメッグ
手順:(1)牛肉の固まりに小さな切り込みをいれる。短冊に切ったパ
ンチェックと、小口切りにした二ンニクを差し込む(2)浅鍋にバター
とオリーブ油大さじ2杯を入れて熱し、薄切りにしたタマネギ、ニンジ
ン、みじんに刻んだセロリを入れて炒める(3)炒まってきたところで、
準備していた肉を入れ、表面全体がこんがりと焼けるのを待って、塩、
コショウで調味し、トマトペーストをあらかじめ少量のブイヨンで薄め
たものを加える(4)かき混ぜながら、さらにブイヨンを入れ、シナモ
ンひとつまみとクローブ2~3本を加え、蓋をする。このまま、5~6
時間煮込む(5)十分煮込んだら、肉を取り出し、肉汁を裏ごしにかけ
るが、この肉は他の料理に使うことができる(6)乾いたパンを軽くト
ーストして細かくもみ砕いたもの、おろしチーズ、2個分の溶き卵、ナ
ッツメッグひとつまみを肉汁に入れ混ぜ合わせ、おろしチーズの量を加
減しながら滑らかで腰のあるペースト状に仕上げる(7)詰物はアノリ
ーニを作る前日に用意。小麦粉に卵4個、塩ひとつまみを加えて練り粉
を作り、ベールのようにできるだけ薄く板状にのし、練り粉の半分に小
さく団子状にまるめた詰物を3~4cm間隔にたくさん並べていく。(8)
その上に残り半分の部分を覆いかぶせ、詰物の突起している周辺の平ら
な部分を布巾で軽く叩いて押しつけて閉じ合わせ,パイカッターで小さ
な円形に切り取り,アノリーニをこしらえる。できたアノリーニをしば
らく休ませ、ブイヨンで煮てスープごと食卓に出す。ブイヨンの代わり
にバターと生クリームで和える場合がある。
パルマの詰物料理の起源は、小さなパスタに肉ではなく、肉をシチュー
状に煮込んだ煮込みソースを利用したことから始まったといわれる。