極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

漆器でパスタ

2012年06月18日 | ネオコンバーテック



 

 

【Shikki de Pasta】






木質食器革命の準備(『ウッディーなマグカップ』)として、今週末に加賀は山中温泉の有限会社浅
田漆器工芸に見学に行くつもりが、台風が接近しているため予定確定が出来ずにいる。というわけで
ネオコンの話題は『ガイナ』に。



【ガイナという断熱材】

先日「夢の扉」で紹介されていた。この製品を開発者であり社長の日進産業の石子達次郎氏が、拡販
依頼先で有名な建築家から灰皿を投げつけられ、ショックを受けたと語っていた。厚さわずか1mmの
“塗る断熱材”はその御仁には、断熱材とは分厚いという先入観があり、無知さを露呈させただけな
のだが、世の中というものそんなものと思いながらテレビを観ていた。しかし、これを使った工場で
は年間電力費が1/2に削減できたという


 

ところで、この塗布式断熱材の一例として、粒径が10~50μm、比重が0.10~0.13の中空ビーズ構造のアル
ミノ珪酸ソーダガラス(商品名:XOL-200)を14.8重量部と二酸化チタンを19.5重量部、樹脂エマルジ
ョンとして水溶性のアクリルエマルジョン樹脂が60.7重量部と、分散剤を2重量部と、粘着剤を 0.8
重量部と、溶剤としてプチセルソル部2.2重量部を含み、これに水を10重量部加え十分に攪拌混合する
ことで白色の液状の断熱材が得られるという。この液状の断熱材は、全体の比重が0.7~0.9とされて
いる。ただし、プチセルソルブは必要に応じて省くことができるという。なお、この塗布式断熱材を
建物の外壁面等に塗布する場合、壁面の錆、汚れ等を落とした後塗布する。

また、
建物の外壁面等に塗布し乾燥状態での厚さを約0.8mmにした場合、熱伝導率が0.03~0.05程度
の非常に低い断熱層が得られるという。例えば、製造工場に適用した場合の温度差について調べたと
ころ、建物の屋根裏温度と、使用しない建物の屋根裏温度を比較した結果を下図に示す。このグラフ
の結果から、塗布式断熱材を塗布した場合、塗布しない場合に比べて日中で10℃以上低くなるという
結果をている。このため、夏季の冷房コスト、冬期の暖房コストを大幅に低減できる。その結果、省
エネルギー効果が非常に高いと共に二酸化炭素削減効果に大きく寄与することができる。

また、この塗布式断熱材による断熱層を設けた場合、騒音の透過を9dB程度低くすることができた
という。さらに、水溶性であり容易に塗布できることから、従来の断熱材に比べて断熱層を非常に安
価に提供することができるという。他の使用例としては、冷蔵庫の内外壁面、保温槽の内外壁面等に
も使用でき、断熱材の断熱効果を有効に利用できる。また、貯水槽の壁面に塗布して断熱層を形成す
ることで、貯水槽内部の温度変化を抑えることができ、内部に貯留した水の変質を抑えることができ
るとのこと。

これをネットで下調べして思ったことはこれは大きな市場になる。『ネオコン事業』の土木建築領域
で、自由設計できるようにすれば(下記、産総研資料参考)、世界市場のナンバー&オンリーワンと
なることは間違いない。


※中空ビーズ構造のアルミノ珪酸ソーダガラス(商品名:XOL-200)




※参考:産総研、CNTを添加した樹脂(PMMA:アクリル)

CNTを添加した樹脂(PMMA:アクリル)複合材料の破断面>(CNTが網目状に樹脂粒子表面を覆っている)

複合材料の破断面(CNTが網目状に樹脂粒子表面を覆っている)

 SGT Pepper's Lonely Hearts Club Band/The End
  Golden Slumbers/Carry That Weight/End


いや、それにしても台風で蒸し暑い。
きょうはポールの誕生日だったけ。
 

コメント
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