極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

厳しい季節の冷製麺

2012年06月29日 | 日々草々

 

【天候不順増長と破局点】 



天候不順増長はデジタル革命の進行と同期しているのではと思うことがある。勿論、前者の「天候不
順増長」と後者の「デジタル革命の進行」の二つの言葉は、時代のメタファとして使っているのだが、
人類を含む生物の大量死が予感されているのだが、このわたしといえば、ある種の予感が緊張感を生
みこのブログへと書かせるのだが、要するに書こうと書かなくともこの状況は変わらないことだけは
確かだという自己意識とそれでも、書くことで未来へ繋ぐなにかしの合力にはなるとの思いとのバラ
ンス感覚は信じることができると思ってやっているのだ。しかし、東日本大震災の何れ起こる大地震
としての3・11は、阪神大震災の体験から辛うじて地震予知という科学に目を向けさせたことは、
わたしには救いになっている。希望が繋がれていたから、自己満足という言葉に包括されてもなお、
自分なり対策の掲載に向かわせたのだが、こと福島第一原発に関しては、再処理技術の未完成に対す
る考察は1986年以降停滞したままだったから後ろめたさがつきまとう。それでも、自分なりに縮原発
として、定年間際まで太陽光発電素子の研究開発を続けてこれたのだから、そんな自分に誇りは辛う
じて残せたし、定年後は、非営利組織の環境工学研究所を立ち上げ今日まで活動してこれているのだ
から、冷静に、客観視して、背筋に一本通せている(彼女からは金喰い虫と誹られてはいるものの)
と言えるだろう。だからといって、辺見庸の近著(下の著書)からの情念的な指弾からは無縁ではな
いと思いこんでいるが。そして、辺見庸が3.11の体験の言葉ではあらわせない何かを読み解こう
としていることを知りたいと思った。彼の『パンセ』について感想を日を改めてブログ掲載したい。



 

 【続・海洋海底開発時代】

Marcus Island DF-ST-87-08298.JPEG

日本の最東端の南鳥島(東京都小笠原村)周辺の排他的経済水域(EEZ)内の海底に、ハイテク製
品に欠かせないレアアース(希土類)を大量に含む泥の大鉱床があることを東京大の研究チームが発
見したと大きく報じられた(『キャメロン監督の海底採掘』参照)。同様の泥は南東太平洋の公海上
などで見つかっていたが、日本のEEZ内では初。国内の年間消費量の2百年(227年)分を超える
埋蔵量とみられ、採掘が実現すれば中国からの輸入依存を脱却できる可能性があるとのこと。今回発
見したのは東大大学院の加藤泰浩教授(地球資源学)ら。東京都内で開催中の資源地質学会で28日、
発表した。



国際共同研究などで採取された南鳥島周辺のEEZ内の海底ボーリング試料を分析した結果、島の南
西約310キロ、水深約5,600メートルの海底の泥に最大約1700ppm、平均約1100ppmの高濃度でレアアー
スが含まれることを突き止めた。濃度や層の厚みなどから、周辺のレアアース埋蔵量は約680万トンと
推定され、日本のレアアース消費量の約230年分に相当する。また、島の北約180キロでも1千ppmを超
える濃度の泥が見つかっており、加藤教授は「分布は広く、周辺には何千年かかっても使い切れない
レアアースが眠っているとみられる」と話す。レアアースは、ハイテク素材に少量添加するだけで性
能が飛躍的に向上する。世界産出量の大半を占める中国は、2010年9月に沖縄県の尖閣諸島沖で発生
した中国漁船衝突事件後、日本向け輸出を一時停止するなど、外交カードとして利用しており、中国
依存からの脱却は日本の急務となり、採掘技術の確立やコスト競争力が今後の課題。公海上ではなく
EEZ内で見つかった意味は大きいという。海洋に目が向けば嘗て、造船王国であった技術が生かせ
ることにもなる。ここはチャレンジあるのみか!




【イタリアン冷製素麺】




サウナの液晶テレビをみているイタリアン(イタリア風)素麺(そうめん)の料理が紹介されていて、

暑さも手伝い、これはトライしなきゃと思い立つ。まず食材を考える。

食材:素麺(200~250g)、完熟トマト(大3、4個)、玉葱(1/2~1個)、ニンニク、フレッシュバ
   ジル(20枚)、刻み葱、レタス、大葉、ツナ缶、ミニトマト、モッツァレラチーズ、半熟卵、
   茄子、生ハム、あさり、胡瓜、豚バラ肉、生クリーム、アボカド、ミョウガ、牛乳、アンチョ
   ビ

   エクストラバージンオリーブオイル(大さじ4~5杯)、粗塩、レモン汁、蜂蜜、酢(バルサミ
   コ、米酢など)、ツナ、胡椒(黒、白、ピンク)、醤油、みりん、めんつゆ、ごま油、ゴマ、パ
   ルメザンチーズ、砂糖、酒、豆板醤、トマトジュース、白ワイン、バター、ミックス感想ハー
   ブ、糸唐辛子

 

 イタリアントマトそうめん

作り方、つけ麺にするか、ソースと絡めるか、また、イタリアンはトマトベースか、ボンゴレーやカ
ルボーナーラ風にするかと様々だが、お酢とトマトの酸味と甘みをきかせて韓国冷麺風のスープにす
るのも夏の暑さを乗り切るのちょうど良いだろう。 

 【INTERMISSION】

 

愛くるしいルックスの双子姉妹歌手として、戦後日本のポップス界をけん引した「ザ・ピーナッツ」
の姉、伊藤エミさん(15日死去、享年71)。1975年に引退し、表舞台から姿を消して久しいが、二人
の美しい歌声、ハーモニーはわれわれの記憶に鮮明に焼きついている。日本のテレビ音楽番組の礎
を築いた「ザ・ヒットパレード」。フジテレビが開局3カ月後の1959年6月に始め、一世を風靡した
この番組が、ザ・ピーナッツを瞬く間にお茶の間のスターに押し上げた。海外のヒット曲を、日本の
歌手向けに編曲し、日本語歌詞で歌わせる斬新な手法。椙山浩一ディレクターが発案し、渡辺プロダ
クション社長の渡辺晋が制作費、所属タレント出演の協力を申し出た番組だったという。当初はスポ
ンサーが見つからず、名古屋のベルマン化粧品が名乗りを上げ、三カ月遅れで“船出”現在、作曲家
として活動する、すぎやまこういちは、当時を振り返り「番組は本当に予算がなく、スポンサーのコ
マーシャルも制作できないほど。そこで番組内で生コマーシャルを流すことになり、レギュラーのザ・
ピーナッツが『ベールマン、ベールマン』と歌うCM音楽と、番組のテーマ曲の両方を私が書き、う
れしいことにどちらも番組の看板になりました」との一文を、2009年上演の舞台「ザ・ヒットパレー
ド」のプログラムに寄せている。ザ・ピーナッツがデビュー前、「伊藤シスターズ」の名で歌ってい
た。抜群の歌唱力とリズム感、美しいハーモニーで数々のアメリカンポップスを歌い上げ、人気を不
動にしたザ・ピーナッツ。1963年に放った大ヒット曲が、♪ためいきの出るような あなたのくちづ
けに…の歌い出しで知られる「恋のバカンス」(岩谷時子作詞、宮川泰作曲)。作詞家・阿久悠は、
著書「愛すべき名歌たち」の中で、当初は「輸入品だと信じて疑わなかった」と明かし、「アメリカ
ンポップスと日本の歌謡曲の間に橋を架けた、画期的な歌だと思っている。グループサウンズ(GS)
のメロディーのスタイルもこれより発する」と記しているという。

彼女達の歌声はわたしにとって11~15歳の学生時代のBGMだった。放課後遅くまで公園でドッジボール
やクラブ活動を終え、一日の黄昏れの帰り道のアーケードに響く、彼女たちのアメリカンポップスは
多感な別れの切なさと共振していた。二度と戻れない蒼い時を惜しむ叙情詩がここに蘇る。

コメント
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