『沈黙の聖戦』
BELLY OF THE BEAST (2003年 カナダ、香港、イギリス)
監督 チウ・シウトン
脚本 ジェームズ・タウンゼント
出演 スティーヴン・セガール
バイロン・マン
モニカ・ロー
トム・ウー
■ストーリー■
タイを旅行中のアメリカ人の2組のカップルがタイのテロリストグループ、アブカラフに誘拐された。男性2人はその場で殺され(おいおい、人質だろーッ)女性2人を人質に、捕われた仲間の開放を要求してきた。
しかし、アメリカ人女性の1人は上院議員の娘であり、救出のためCIAが動き出した。そして、もう1人の人質ジェシカは元CIAエージェント、ジェイク・ホッパーの娘だったのだ!10年前までタイで活動していたジェイクは単身タイに乗り込み救出活動を始めるのだった。
■感想■
スティーヴン・セガール主演のおなじみアクション映画!
もう・スティーヴン・セガールが乗り込んだんだから、ストーリーはいつもの展開、次から次へと現われる敵を倒していきます!
“歩く暴力”とばかりに国際問題もなんのその、外国行って暴れまくり、殺しまくり、ちょっとヤバイくらいに・・
もう最初から暴れまくり!空港からタクシーに乗って町まで行こうとしたら罠が待ちうけ、市場をぶっ壊し!クラブに行けば、店員のお姉ちゃんにからんでる素人をバキバキと倒して、警察署に連行されても、余裕シャクシャク!
『コマンドー』のアーノルド・シュワルツェネッガーも娘を誘拐されて暴れてたけど、あれはまだ、途中まではアメリカ国内でしたもんね…。
スティーヴン・セガールは、カッコよすぎっていうより、チョット心配になるくらい暴れまくりです!!
まあ、スティーヴン・セガールの娘を誘拐したのがいけないんですけどねぇ。今回は舞台がタイっていうこともあって、スティーヴン・セガールのいつもの“東洋趣味”も、全然気になりません!
っていうより、ストーリーに馴染んでます。
いつもの作品だと、「拳銃があるのになぜ素手で戦うんだっ!」って突っ込みもありそうですけど、今回は敵の殺し屋が刀を両手に持って襲ってきて、それに素手で戦うシーンがあっても、全然違和感ないですからね!
お得意の合気道の見せ場も最後にあって、アクション派のチウ・シウトン監督と相性良いんでしょうね。
チウ・シウトン監督が、どう思ってるかは知らないけどネ。
今回、バイロン・マン演じる元相棒スンティがけっこう大事な役を演じてて、ある意味セガールなみに目立ってるんですけど、それが全然、セガールの見せ場の邪魔になってないのも好印象!!!
今までのセガール映画だと完全な添え物って感じの相棒も多かったんですけどね。
安心して見ていられる至福の90分間!(for セガールファン) 60点
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