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『悪魔が最後にやって来る!』なぜDVD化されないんだ!

2005-03-15 23:19:08 | なんでDVD化されないんだ!

悪魔が最後にやって来る!
HOLOCAUST 2000(1977年イタリア、イギリス)
 監督          アルベルト・デ・マルティーノ
 脚本          セルジオ・ドナティ
             アルベルト・デ・マルチーノ
             マイケル・ロブソン
 原案          セルジオ・ドナッティ
             アルベルト・デ・マルチーノ
 音楽          エンニオ・モリコーネ
 出演          カーク・ダグラス
             サイモン・ウォード
             アゴスティーナ・ベリ
             アンソニー・クエイル
             ヴァージニア・マッケンナ

 ■ストーリー■
 サハラ砂漠に7つの塔を持つ大型原子力発電所を建設しようとする会社の社長ケインは、原発建設反対派から、建設しようとしている原発はヨハネ黙示録に登場する7つの頭を持つ怪物だと言われる。
 始めは耳を貸さなかったケインだが、次々とおこる不可思議な新約聖書「ヨハネの黙示録」との一致から、反キリストの存在を徐徐に信じるようになるのだった。

 ■感想■
 『エクソシスト』(1973年)の大ヒットによって、1970年代に大ブームになったオカルト映画は、その後色んな作品を作り出すことに!!
 
 その中の1つで2006年にもリメイクされた『オーメン』のオリジナルシリーズへの、イタリア映画界からの挑戦(返答)のような作品です!!
 「オーメン」シリーズは1作目『オーメン』(1976年)『オーメン2ダミアン』(1978年)『オーメン最後の闘争』(1981年)とTVムービーの『オーメン4』(1991年)がありますが、今作はシリーズ2作目『オーメン2ダミアン』よりも前に製作されました!!
 
 イタリア映画お得意の2匹目のドジョウですけど、オリジナルの『オーメン』シリーズより
 100000000000倍面白い傑作ホラーです!!

 オリジナルのシリーズが2作目が公開される前に3作目まで越えてしまったストーリー!!


 イタリア映画お得意のパクリ??
 製作の大元の企画の段階では、パクリでしょうが、オリジナルをはるかに超える面白さとスケール感!!

 オリジナルシリーズで悪魔がすることは身の周りの人間たちを、ジェイソンみたいに1人づつ殺していくのに、今作の反キリストは、さっさとサハラ砂漠の原子力発電所建設にとりかかります!!
 ストーリーの規模が違いすぎ!!
 
 さすがイタリア映画!正確にはイギリスとの合作ですけど。
 作るの早すぎ!
 いや、いや、もしかしたら『オーメン最後の闘争』が今作をパクッてるのかも!
 でも、結局、『オーメン最後の闘争』でも人数が増えただけで、そんなにやることは変わっていない??
 
 テーマも、壮大なイメージも、スケール感も、今作の方が良く出来てます!
 新約聖書の最後に書かれた「ヨハネの黙示録」の要素を「オーメン」シリーズより、うまくエンターテイメント映画の要素として取り入れています!

 
 
 監督のアルベルト・デ・マルティーノといえば
 『ゴッドファーザー』(1972年)がヒットしたと思えばスグに『シシリアン・マフィア』(1972年)『続シンジケート』(1973年)を作って、『エクソシスト』(1973年)がヒットすれば、すぐ『レディ・イポリタの恋人夢魔』(1975年)を作った職人監督っていうイメージが強かったですが、今作『悪魔が最後にやって来る!』を観ると、超エンターテイメント作品に才能ある天才監督と思っちゃいます!!
 
 本当に、今作『悪魔が最後にやって来る!』これ1本、監督しただけで、エンターテイメントホラー映画史に名前が残っちゃいます!!
 なんてたって、今作は“オカルト映画ベスト10”に入る面白さですから!!
 
 でも、実は自分は『続シンジケート』も大好きです!!

 マカロニウェスタンの時代から、オリジナルをはるかに越えるアイデアにあふれているのがイタリア映画の良い所ですからネ!
 今回もオカルト映画ファンが喜びそうな要素がいくつも入ってます。
 
 キリストと反キリストは、すべて逆さまっているのとか。
 
 ◆キリストの使徒が12人なので、反キリストの部下は21人とか。
 ◆悪魔の印の《2√231》とか。なぜこの数字が反キリストのマークかというと…。
  紙に書いて紙の反対側から読んで見てね。JESUSになります。
  ビックリです!良く思いつきましたネ!
 
 あと、まだまだ、細かいところにもアイデア詰まっててけっこう考えてるな!って感心します!
 ヘリコプターのプロペラシーンも『ゾンビ』(1978年)より早いでしょ。

 

 エンニオ・モリコーネの音楽も感動的です。最後も感動的です!ちょっと血のシーンが多いのが難点だけど。
 でもこんな面白い作品がなぜDVD化されないの??
 どこかのメーカーさんがDVD化してくれないのかなぁ。でも、アメリカ版のインターナショナル版はDVD化しないでね、イタリア版をDVD化してください。ラストが違いますからネ。  120点


 ★★★★★

 アイヴィーシーよりDVDが2012年9月28日に発売になりましたが、なんと恐れていたカーク・ダグラスが恋人のもとに帰るシーンで終わるアンハッピーエンディング版でした!!(世間的にはハッピーエンド版とも言われているのインターナショナル版
 人類にとって、最悪のアンハッピーで終わるエンディング!子どもの顔見て喜んでいる場合ではない!!

 なのでリンクしません!!

 どこかのメーカーさん、イタリア版を発売して下さい!!

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『あずみ2 Death or Love』 2作目は普通の時代劇!

2005-03-15 00:03:58 | 日本映画

あずみ2 Death or Love
(2005年日本)
 監督:金子 修介
 脚本:川尻 善昭
    水島 力也
 原作:小山 ゆう
 出演:上戸 彩
    小栗 旬
    北村 一輝、
    平 幹二郎
    永澤 俊矢
     
 ■ストーリー■
 あずみとながらの2人は爺や仲間たちを失いながらも残る標的の真田幸村を追っていた。一方、主君、加藤清正を殺された井上勘兵衛もあずみたち2人を刺客軍団“羅刹烏”と追っていた。

 ■感想■
 2003年のコミック原作の傑作時代劇映画『あずみ』の続編。
 2年ぶりの続編です!
 監督は北村龍平から金子修介へバトンタッチ。脚本も北村監督とコンビを組んでいる桐山勲から川尻善昭へとバトンタッチしてます。
 プロデユーサーの山本又一郎が今作でも脚本で引き続き参加してます。
 イヤ~、このスタッフの変更である程度、予感はしていたんですが、、、。
 
 ハッキリ言って、今作『あずみ2Death or Love』も北村龍平が監督した作品で観てみたかったです!!!!!!!!

 『あずみ』(2003年)のあと、北村龍平監督が

 「1作目が200人斬りだったから、2作目は400人斬りだぁー!

 って言っていたのに残念です!!

 主人公の敵が強そう(強い)なのをわからせてくれないとダメダメ!
 それよりも、主人公あずみはもっと強い!っていうのがあってドラマが盛り上がるのに、今作では敵が、すごい弱そう!!やたらハデなカッコしてるだけです。
 1作目の加藤清正の忍者軍団とかオダギリジョーが演じた最上美女丸が強いのを見せてくれたあとに、ちゃんとヒロインとの対決が控えているので、対決シーンが盛り上がったのに!!

 殺陣だって前作のクライマックスシーンで、刀に火がついたまま振り回す演出とかけっこう好きだったのに、、。今作は普通の時代劇になってます。
 
 多分、金子修介監督は“血まみれ&血しぶきチャンバラ時代劇”が好きじゃないんじゃないんでしょうね、、。
 

 あずみの活躍を期待して見に来てるのに、最初からピンチ、ピンチの連続で、あずみが全然、強く見えないです。あと敵のキャラクターの六波と土蜘蛛って何?あんなかっこして。あんなカッコしてたら目立ちすぎ!!逆に弱そうです!!全然強そうに見えないです!!アニメのキャラクターみたいな、、、。 
 あんなのにやられる服部半蔵配下の伊賀忍者が逆に弱く見えちゃうだけですよ。はっきりいってオーソドックスなかっこうの真田幸村、服部半蔵、井上勘兵衛とかのが遥かに強そうです!!
 
 なんか“羅刹烏”の集団も金角、銀角の夜盗集団にやられちゃうし、残念!!羅刹烏もそんなに弱いの??って感じです。金角、銀角が強いのを前半で見せてくれていれば、そんな風に思わないですむのにね。もったいない!せっかく原作の後半から、キャラクターを借りてきたのに。

 ストーリーの決着は、この2作目で一応ついてるけどPART3も見たい!北村監督で3作目を撮って下さい、期待してます!

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