『真夜中のピアニスト』DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE(05年フランス)
監督 ジャック・オーディアール
出演 ロマン・デュリス、ニールス・アルストップ、オーレ・アッティカ、リン・ダン・ファン
■ストーリー■
トムは、不動産のブローカーとして、取立てをメインに暴力が横行する仕事の世界で生計を立てていた。しかし、ある日、街で昔の音楽の恩師に再会する。恩師からオーディションを受けるよう言われたトムは、密かにピアノのレッスンを始めるのだった。そんなトムにピアノを教えてくれるのはフランス語を話せない中国出身の女性ピアニストだった。
■感想■
ハーヴェイ・カイテル主演の78年のドラマ『マッド・フィンガーズ』のリメイクです。
70年代後半のニューヨークを舞台にした作品のリメイクなのか??監督のジャック・オーディアールが、「なんかリメイクを」って言われて答えたのが『マッド・フィンガーズ』だったそうです!よっぽどリメイクしたかったんでしょうね。
『マッド・フィンガーズ』は確かに、ピアニストを目指す青年が、暴力の世界で生きるという面白いテーマだったんで、リメイクしたかった気持ちも良~くわかります!自分だったら超暴力的なアクション映画にリメイクしちゃいますけどネ!
オリジナル版は、青春物としては、いざ知らず、ノワール調の犯罪物とか、アクション映画としては、今ひとつ盛り上がりに欠けるデキだったんで、いかにも、ジャンル的には中途半端な感じだったんで、リメイクしたかったんですかネ??
で、リメイクの今作なんですけど、本国フランスをはじめ、ドイツ、イギリスで数々の映画賞を受賞しました!
第31回セザール賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞(ニールス・アルストラップ )有望若手女優賞 (リン・ダン・ファン)、 脚色賞(ジャック・オーディアール、トニーノ・ブナキスタ)音楽賞(アレクサンドル・デプラ)、撮影賞、編集賞です!
05年のベルリン国際映画祭では、銀熊賞(音楽賞)受賞してます。
また、05年の英国アカデミー賞では、外国語映画賞 受賞してます。
ジャック・オーディアールがリメイクしたかった作品を、自ら脚本、監督しただけあって、今作は、かなり、主人公の生活感や人間関係がしっかり描かれていて、オリジナル版より、人物描写が全然良いです!
オリジナル版のハーヴェイ・カイテルって、何やって生活してるのか、まるっきり分からなかったですからネ!あとは、どこに行っても、ラジカセを大きい音で鳴らして、かなり近所迷惑なヤツでした!
主人公の仕事とかも、ちゃんと描かれていて、リメイク版の方が良いです!良いです!あと、暴力シーンも、なぜか、リメイクの今作の方が、印象深いです!
オリジナル版は、ハーヴェイ・カイテルの役者の魅力に頼りすぎって感じでしたからネ。
今作では、職場の同僚が出てきたりして、ちゃんと生活してるんだな。っていうのが分かりますから。あと、主演のロマン・デュリスも神経質っぽくって、作品のテーマにも合ってます!
ハーヴェイ・カイテルがピアニストを目指すナイーブな役なんて似合わないです!トイレでタニア・ロバーツ襲ったり、ラジカセをバリバリどこでもかけたりする方は、似合ってましたけどネ。
最後の決着のつけ方が、オリジナル版の方が“映画的”ですけど、今作の終わらせ方も、現実的で良いかもネ!60点
監督 ジャック・オーディアール
出演 ロマン・デュリス、ニールス・アルストップ、オーレ・アッティカ、リン・ダン・ファン
■ストーリー■
トムは、不動産のブローカーとして、取立てをメインに暴力が横行する仕事の世界で生計を立てていた。しかし、ある日、街で昔の音楽の恩師に再会する。恩師からオーディションを受けるよう言われたトムは、密かにピアノのレッスンを始めるのだった。そんなトムにピアノを教えてくれるのはフランス語を話せない中国出身の女性ピアニストだった。
■感想■
ハーヴェイ・カイテル主演の78年のドラマ『マッド・フィンガーズ』のリメイクです。
70年代後半のニューヨークを舞台にした作品のリメイクなのか??監督のジャック・オーディアールが、「なんかリメイクを」って言われて答えたのが『マッド・フィンガーズ』だったそうです!よっぽどリメイクしたかったんでしょうね。
『マッド・フィンガーズ』は確かに、ピアニストを目指す青年が、暴力の世界で生きるという面白いテーマだったんで、リメイクしたかった気持ちも良~くわかります!自分だったら超暴力的なアクション映画にリメイクしちゃいますけどネ!
オリジナル版は、青春物としては、いざ知らず、ノワール調の犯罪物とか、アクション映画としては、今ひとつ盛り上がりに欠けるデキだったんで、いかにも、ジャンル的には中途半端な感じだったんで、リメイクしたかったんですかネ??
で、リメイクの今作なんですけど、本国フランスをはじめ、ドイツ、イギリスで数々の映画賞を受賞しました!
第31回セザール賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞(ニールス・アルストラップ )有望若手女優賞 (リン・ダン・ファン)、 脚色賞(ジャック・オーディアール、トニーノ・ブナキスタ)音楽賞(アレクサンドル・デプラ)、撮影賞、編集賞です!
05年のベルリン国際映画祭では、銀熊賞(音楽賞)受賞してます。
また、05年の英国アカデミー賞では、外国語映画賞 受賞してます。
ジャック・オーディアールがリメイクしたかった作品を、自ら脚本、監督しただけあって、今作は、かなり、主人公の生活感や人間関係がしっかり描かれていて、オリジナル版より、人物描写が全然良いです!
オリジナル版のハーヴェイ・カイテルって、何やって生活してるのか、まるっきり分からなかったですからネ!あとは、どこに行っても、ラジカセを大きい音で鳴らして、かなり近所迷惑なヤツでした!
主人公の仕事とかも、ちゃんと描かれていて、リメイク版の方が良いです!良いです!あと、暴力シーンも、なぜか、リメイクの今作の方が、印象深いです!
オリジナル版は、ハーヴェイ・カイテルの役者の魅力に頼りすぎって感じでしたからネ。
今作では、職場の同僚が出てきたりして、ちゃんと生活してるんだな。っていうのが分かりますから。あと、主演のロマン・デュリスも神経質っぽくって、作品のテーマにも合ってます!
ハーヴェイ・カイテルがピアニストを目指すナイーブな役なんて似合わないです!トイレでタニア・ロバーツ襲ったり、ラジカセをバリバリどこでもかけたりする方は、似合ってましたけどネ。
最後の決着のつけ方が、オリジナル版の方が“映画的”ですけど、今作の終わらせ方も、現実的で良いかもネ!60点