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『ステルス』暴走人工知能

2008-04-21 00:21:32 | SF
ステルス
STEALTH(2005年アメリカ)
 監督 ロブ・コーエン
 脚本 W・D・リクター
 出演 ジョッシュ・ルーカス、ジェシカ・ピール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード 

 ■ストーリー■
 近未来、アメリカ海軍ではテロ対策のため最新鋭のステルス戦闘機に3名のパイロットが選ばれた。訓練後に3名ともう1機のステルス戦闘機が配備されるが、その1機とは人工知能EDI(エディ)が操縦する無人戦闘機だった。

 ■感想■
 ロブ・コーエン監督の戦闘機アクション映画。
 「見よう!見よう!」と思ってるうちに、昨日の日曜洋画劇場で時間枠を15分延長で放送されました。オリジナルのランニングタイムが120分なんで、10分~15分くらいのカット版でしたけど十分な感じでしたけど、どうなんでしょう??
 でも、日曜洋画劇場版を観たあとで、レンタルして観ようとは思えないんですけど…。

 劇場公開時やレンタル開始したことから、すごく評判になってた今作ですけど、評判とおりスゴイ作品でした!

 人工知能をつけたステルス戦闘機がおかしくなって、アメリカ国内で主人公たちと戦う映画だと思っていたんですけど、甘かったです!甘い!甘い!極甘!!
 ふざけて作ってるのか、真剣に作ってるのかわからないですけど、すごすぎ!(多分、真剣に作ってるんでしょうけど)

 テロリストがいるという情報を得て、ミャンマーまで行って高層ビルを破壊!!その後、一応、空母のアナウンスで「一般人の犠牲者0」って言ってますけど、なんでわかるの??外国に行って空爆って何??これって戦争になっちゃうでしょ!! 
 その後も、ウズベキスタンにテロリストがいるという情報を得て、またも外国に勝手に攻撃しに行きます!!
 なおかつ攻撃しようとしたとき、ここで攻撃すると核の放射線がウズベキスタンとパキスタンに広がることが分かるのに、人命無視で攻撃開始!!(ここは、3人の上官サム・シェパードが命令しちゃうのと、EDIが攻撃始めちゃうからなんですけど)
 でも、でも、でも、まだまだまだまだ続きます!!命令違反したEDIがより一層暴走!!以前に仮戦闘プログラムにアクセスしていて、勝手に判断してロシアの核施設を攻撃しに向かいます!!暴走した人工知能っていう設定はOKですけど、領空侵犯してきた主人公たちをロシア空軍が襲ってきますが、それをEDIと主人公が協力して返り討ちにしちゃいます!!ロシア空軍のパイロット、何も悪いコトしてません!!

 一方、無人ステルスとの戦闘中に被弾したジェシカ・ピールは帰艦中に、戦闘機が爆破、不時着して「エネミー・ライン」状態に!!ここでもジェシカ・ピールと、彼女を助けに来た主人公が暴れまくりです!!ジェシカ・ピールを助けに行くとき、主人公に空母の艦長が「お前が行けば戦争になる!」ってオカシイ!!
 今まで、さんざん外国の領空まで行って攻撃しまくりだったのに、今さら何を言ってるの??って感じです!!

 それにしても、無人の戦闘機なんて、いかにも危ないのに、なんで採用しちゃうの??大体、考える力をもったコンピュータなんてろくなコトないんだから!!
 『地球爆破作戦』(70年)のコロッサス、ガーディアンとかを例に出さなくても、『ターミナーター』のスカイネットとか、『ウォー・ゲーム』(83年)とかろくなコトが無いんだから!!
 そういえば、なんでジョセフ・サージェント監督の傑作Sci-Fi映画『地球爆破作戦』ってDVD化されないんでしょう??つまらない最新作をDVD化するなら、こういう大傑作をDVD化して欲しいです!!
 2大大国の冷戦時代もですけど、現代の世界各地でのテロを考えると、アメリカ合衆国のコロッサスとソ連のガーディアンに支配されていた方が世界が平和な気もするんですけどね!10点
コメント (2)
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