『ブラッドウルフ』
BLOOD AND CHOCOLATE(2007年イギリス、ドイツ、ルーマニア)
監督 カーチャ・フォン・ガルニエ
脚本 アーレン・クルーガー、クリストファー・ランドン
原作 アネット・カーティス・クローズ
出演 アグネス・ブルックナー、ヒュー・ダンシー、オリビエ・マルチネス、カーチャ・リーマン、ブライアン・ディック
■ストーリー■
10年前、コロラドの山奥で襲われたビビアンは家族を殺されるが1人生き延びるのだった。現在、生き延びたビビアンはブカレストでおばのもとで暮らしていた。ある日、ビビアンは真夜中の教会で、グラフィックノベルのスケッチを描いているエーデン・ガルビンという青年と出会うのだった。エーデンは「ルー・ガルー」の伝説の残るこの街にスケッチのためにやってきたのだった。
■感想■
アーレン・クルーガー脚本、製作総指揮の狼男物ホラー映画。
アーレン・クルーガーと言えば『隣人は静かに笑う』(98年)、『レインディア・ゲーム』(00年)、『スクリーム3』(00年)、『クローン』(01年)等々のサスペンス映画が得意な脚本家です。
その他の作品は『スケルトン・キー』(05年)、『ブラザーズ・グリム』(05年)でも脚本を書いてます。
主な作品での共通点は、「誰かが誰かになりすますことによって起こる事件を描くコト」が描かれてることです。
『レインディア・ゲーム』では同じ監房の囚人になりすましてしまった男が味わうスリラー。
『クローン』では、宇宙人が作った人間爆弾にすり替えられてしまったと疑われた天才化学者が遭遇する恐怖。
『隣人は静かに笑う』では善良そうな隣人が、引っ越してきたことによって起こる恐怖、等々。
今回は趣を変えて、人間界にひっそり暮らす「ルー・ガルー」を描いています!!まぁ、こじつければ、人間のフリをしている「ルー・ガルー」のヒロインを描いているってコトになりますかね。
「ルー・ガルー」ってフランス語で「狼人間」とか「狼男」とかの意味なんですよね。突然「ルー・ガルー」って単語が出てきて、なんの説明も無いのって、やっぱりアメリカやイギリスやヨーロッパの国のエンターテイメント映画ファンにとって「ルー・ガルー」っていう単語自体が一般化してるコトなんでしょうね!!
映画が始まって、冒頭、コロラドの山奥で少女の家族が何者かのグループに襲われ家族が殺され、少女だけ生き残ります。てっきり狼男の集団に襲われたのかと思いきや、ヒロインとヒロインの家族の方が「狼人間」でした。
「てっきり、だまされちゃいました!!」
次のシーンで、10年後のブカレストの街で跳ぶように走るビビアンの姿が映されるんで、状況が少しわかってきます。「ビビアンたちが狼人間だったのね」
アーレン・クルーガーは今作で脚本以外に製作総指揮も兼ねてるんで、アーレン・クルーガーって、こういうB級ホラー映画っぽい作品が好きなんでしょうね!『スケルトン・キー』も、ケイト・ハドソンが出演してますけど、作品のノリ自体は、まさに1970年代チックなオカルト作品でしたもんね!
『隣人は静かに笑う』とか『レインディア・ゲーム』とか、主人公が巻き込まれ型のスリラー映画の脚本で華々しくメジャーになったので、「サスペンス映画が得意なんだろうな」と思っちゃいそうですけど、アーレン・クルーガーって実は、B級ホラーが好きなんでしょうね!!完成した作品は、B級ホラーって言うよりは、ほとんどA級みたいな、準A級みたいなB級作品ですけどね!!
でも、本当にB級、C級ホラー映画が好きなのは、スティーブン・キングですよね!監督作『地獄のデビルトラック』(86年)を観れば、それが良く分かります。『地獄のデビルトラック』も吹き替え付きでDVD化して欲しいです!!
話題を、今作『ブラッドウルフ』に戻すと、「狼人間」物とかでは、おなじみのストーリーです。人間を好きになってしまったヒロインが悩むのがメインストーリーです!
今作の「狼人間は」自分の意思で変身できちゃいます。かなり便利な変身です。でも銀には異様に弱いのが特徴です。けっこう不便かも??高級レストランでナイフとフォーク使えないですから!と思ってると、そんなシーンが出てきます。ヒロインが好きになる青年が高級レストランでナイフを盗むシーンが出てきますから!考えることはみんな一緒ですね。
悲劇的な「狼男」映画が多い中で、今作のようなラストって良いですよね!このラストにプラス10点!!
ところで、アーレン・クルーガー脚本での未公開作品があるんですよね。1999年の“NEW WORLD DISORDER”です。ルトガー・ハウアー、アンドリュー・マッカシー出演のアクション映画です。「なぜ??なぜ??」アーレン・クルーガーが脚本書いても未公開になっちゃうんですよね!! 70点
アーレン・クルーガーといえば、やっぱり
BLOOD AND CHOCOLATE(2007年イギリス、ドイツ、ルーマニア)
監督 カーチャ・フォン・ガルニエ
脚本 アーレン・クルーガー、クリストファー・ランドン
原作 アネット・カーティス・クローズ
出演 アグネス・ブルックナー、ヒュー・ダンシー、オリビエ・マルチネス、カーチャ・リーマン、ブライアン・ディック
■ストーリー■
10年前、コロラドの山奥で襲われたビビアンは家族を殺されるが1人生き延びるのだった。現在、生き延びたビビアンはブカレストでおばのもとで暮らしていた。ある日、ビビアンは真夜中の教会で、グラフィックノベルのスケッチを描いているエーデン・ガルビンという青年と出会うのだった。エーデンは「ルー・ガルー」の伝説の残るこの街にスケッチのためにやってきたのだった。
■感想■
アーレン・クルーガー脚本、製作総指揮の狼男物ホラー映画。
アーレン・クルーガーと言えば『隣人は静かに笑う』(98年)、『レインディア・ゲーム』(00年)、『スクリーム3』(00年)、『クローン』(01年)等々のサスペンス映画が得意な脚本家です。
その他の作品は『スケルトン・キー』(05年)、『ブラザーズ・グリム』(05年)でも脚本を書いてます。
主な作品での共通点は、「誰かが誰かになりすますことによって起こる事件を描くコト」が描かれてることです。
『レインディア・ゲーム』では同じ監房の囚人になりすましてしまった男が味わうスリラー。
『クローン』では、宇宙人が作った人間爆弾にすり替えられてしまったと疑われた天才化学者が遭遇する恐怖。
『隣人は静かに笑う』では善良そうな隣人が、引っ越してきたことによって起こる恐怖、等々。
今回は趣を変えて、人間界にひっそり暮らす「ルー・ガルー」を描いています!!まぁ、こじつければ、人間のフリをしている「ルー・ガルー」のヒロインを描いているってコトになりますかね。
「ルー・ガルー」ってフランス語で「狼人間」とか「狼男」とかの意味なんですよね。突然「ルー・ガルー」って単語が出てきて、なんの説明も無いのって、やっぱりアメリカやイギリスやヨーロッパの国のエンターテイメント映画ファンにとって「ルー・ガルー」っていう単語自体が一般化してるコトなんでしょうね!!
映画が始まって、冒頭、コロラドの山奥で少女の家族が何者かのグループに襲われ家族が殺され、少女だけ生き残ります。てっきり狼男の集団に襲われたのかと思いきや、ヒロインとヒロインの家族の方が「狼人間」でした。
「てっきり、だまされちゃいました!!」
次のシーンで、10年後のブカレストの街で跳ぶように走るビビアンの姿が映されるんで、状況が少しわかってきます。「ビビアンたちが狼人間だったのね」
アーレン・クルーガーは今作で脚本以外に製作総指揮も兼ねてるんで、アーレン・クルーガーって、こういうB級ホラー映画っぽい作品が好きなんでしょうね!『スケルトン・キー』も、ケイト・ハドソンが出演してますけど、作品のノリ自体は、まさに1970年代チックなオカルト作品でしたもんね!
『隣人は静かに笑う』とか『レインディア・ゲーム』とか、主人公が巻き込まれ型のスリラー映画の脚本で華々しくメジャーになったので、「サスペンス映画が得意なんだろうな」と思っちゃいそうですけど、アーレン・クルーガーって実は、B級ホラーが好きなんでしょうね!!完成した作品は、B級ホラーって言うよりは、ほとんどA級みたいな、準A級みたいなB級作品ですけどね!!
でも、本当にB級、C級ホラー映画が好きなのは、スティーブン・キングですよね!監督作『地獄のデビルトラック』(86年)を観れば、それが良く分かります。『地獄のデビルトラック』も吹き替え付きでDVD化して欲しいです!!
話題を、今作『ブラッドウルフ』に戻すと、「狼人間」物とかでは、おなじみのストーリーです。人間を好きになってしまったヒロインが悩むのがメインストーリーです!
今作の「狼人間は」自分の意思で変身できちゃいます。かなり便利な変身です。でも銀には異様に弱いのが特徴です。けっこう不便かも??高級レストランでナイフとフォーク使えないですから!と思ってると、そんなシーンが出てきます。ヒロインが好きになる青年が高級レストランでナイフを盗むシーンが出てきますから!考えることはみんな一緒ですね。
悲劇的な「狼男」映画が多い中で、今作のようなラストって良いですよね!このラストにプラス10点!!
ところで、アーレン・クルーガー脚本での未公開作品があるんですよね。1999年の“NEW WORLD DISORDER”です。ルトガー・ハウアー、アンドリュー・マッカシー出演のアクション映画です。「なぜ??なぜ??」アーレン・クルーガーが脚本書いても未公開になっちゃうんですよね!! 70点
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