『バンテージ・ポイント』
VANTAGE POINT(2008年アメリカ)
監督 ピート・トラヴィス
脚本 バリー・L・リーヴァイ
出演 デニス・クエイド、フォレスト・ウィティッカー、エドゥアルド・ノリエガ、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーヴァー、マシュー・フォックス
■ストーリー■
テロ撲滅のための国際会議が、スペインのサラマンカで、アシュトン米国大統領のもと行われようとしていた。大統領を守るために、自ら銃弾を受け大統領を助けたことのあるシークレット・サービスのトーマス・バーンズは今回の警護が仕事復帰の初めての仕事だった。そんなとき、広場でのアシュトン大統領のスピーチが始まろうとした瞬間、大統領が何物かに狙撃されてしまうのだった。混乱の中、爆発も起こり、広場では一層の混乱が起きるのだった。
■感想■
大統領狙撃の現場にいた8人の証言をもとに違った視点で描くアクションスリラー。
てっきり登場人物の視点が変わるごとに意味が変わってくる「羅生門」系の作品??と思って観たんですけど、同じシーンが何回も描かれて少しづつ真実が明らかになる手法のサスペンス&アクション映画でした。同じ23分間が色んな登場人物で描かれ、ホンの少しだけストーリーが進んでいきます。「羅生門」っていうよりも、バラバラになったジグソーパズルのピースが埋まっていく感じです!!
それはそれで、斬新ですべてのパズルが埋まったときは、すごく快感なんですけどね!!
8名の登場人物とは、大統領の護衛のシークレットサービスのデニス・クエイド、広場に来ていたアメリカの旅行者のフォレスト・ウィティッカー、市長の護衛のスペインの警官エドゥアルド・ノリエガ、大統領ウィリアム・ハート、母親に連れられてきた少女です!!あれ、5人しかいない!!
実は、エドゥアルド・ノリエガが好きになったスペイン女性と、スペイン女性と話していた男性ハピエルと、テロリストで3名足して合計8名なんですけど、しっかり8名の視点で描かれるワケじゃないんですよね。(多分、この8名で合ってると思うんですけど、どうでしょう??)
8名の中に入っているのかもしれないんですけど、実はTV局の上司役で「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーヴァーが出演してます。全然、活躍の場が与えられていないんですけど、すごくもったいないキャスティングのような気がします。
少しづつ、少しづつストーリーが進んでは23分前に戻る趣向なんで、「また23分前に戻るんでしょ!!」とか思って油断して観ていると、いつのまにか、パズルのピースが埋まっていて、すべての要素がまとまってクライマックスに向かっていきます!!
「あーっ、もう戻らないのね」
そう気づいたとこは、映画はもうクライマックスに突入してます!!それにしても、主人公のデニス・クエイドが不死身すぎなのと、彼が一般市民から奪うブルーの自動車が全然壊れないんですけど、そこがいかにもアクション映画的!!
そういうところがエンターテイメント映画の良いところなんですけどね!!まるで、その車会社の宣伝の映画かと思っちゃいました!(どこの車会社の車か分からなかったですけど、スポンサーについてないですよね??)
スペインが舞台なんで、スペインの車ですかね??フランス車のプジョーかもしれないですけど、自分は外車は良く分からないんですよね。
あと1点だけ!!アメリカからの旅行者のフォレスト・ウィテッカーですけど、普通の旅行者に見えないです。FBIの捜査官か、アフリカの某国の大統領か、殺し屋か、どう見ても普通の旅行者には見えないのだけは確かです!!でも、有名な俳優をキャスティングしておかないと、観客が混乱しちゃいますからね!!
今作の同じ場面を何回も見せる手法ですけど、何回も使える手法では無いですけど、1回観る分には十分斬新です!『アイデンティテー』(03年)を観たときも変わったトリックに驚かされましたけど、違った意味で、ジグソーパズルのピース埋まり系映画にも驚かされました!この手法にプラス10点!!
70点
VANTAGE POINT(2008年アメリカ)
監督 ピート・トラヴィス
脚本 バリー・L・リーヴァイ
出演 デニス・クエイド、フォレスト・ウィティッカー、エドゥアルド・ノリエガ、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーヴァー、マシュー・フォックス
■ストーリー■
テロ撲滅のための国際会議が、スペインのサラマンカで、アシュトン米国大統領のもと行われようとしていた。大統領を守るために、自ら銃弾を受け大統領を助けたことのあるシークレット・サービスのトーマス・バーンズは今回の警護が仕事復帰の初めての仕事だった。そんなとき、広場でのアシュトン大統領のスピーチが始まろうとした瞬間、大統領が何物かに狙撃されてしまうのだった。混乱の中、爆発も起こり、広場では一層の混乱が起きるのだった。
■感想■
大統領狙撃の現場にいた8人の証言をもとに違った視点で描くアクションスリラー。
てっきり登場人物の視点が変わるごとに意味が変わってくる「羅生門」系の作品??と思って観たんですけど、同じシーンが何回も描かれて少しづつ真実が明らかになる手法のサスペンス&アクション映画でした。同じ23分間が色んな登場人物で描かれ、ホンの少しだけストーリーが進んでいきます。「羅生門」っていうよりも、バラバラになったジグソーパズルのピースが埋まっていく感じです!!
それはそれで、斬新ですべてのパズルが埋まったときは、すごく快感なんですけどね!!
8名の登場人物とは、大統領の護衛のシークレットサービスのデニス・クエイド、広場に来ていたアメリカの旅行者のフォレスト・ウィティッカー、市長の護衛のスペインの警官エドゥアルド・ノリエガ、大統領ウィリアム・ハート、母親に連れられてきた少女です!!あれ、5人しかいない!!
実は、エドゥアルド・ノリエガが好きになったスペイン女性と、スペイン女性と話していた男性ハピエルと、テロリストで3名足して合計8名なんですけど、しっかり8名の視点で描かれるワケじゃないんですよね。(多分、この8名で合ってると思うんですけど、どうでしょう??)
8名の中に入っているのかもしれないんですけど、実はTV局の上司役で「エイリアン」シリーズのシガニー・ウィーヴァーが出演してます。全然、活躍の場が与えられていないんですけど、すごくもったいないキャスティングのような気がします。
少しづつ、少しづつストーリーが進んでは23分前に戻る趣向なんで、「また23分前に戻るんでしょ!!」とか思って油断して観ていると、いつのまにか、パズルのピースが埋まっていて、すべての要素がまとまってクライマックスに向かっていきます!!
「あーっ、もう戻らないのね」
そう気づいたとこは、映画はもうクライマックスに突入してます!!それにしても、主人公のデニス・クエイドが不死身すぎなのと、彼が一般市民から奪うブルーの自動車が全然壊れないんですけど、そこがいかにもアクション映画的!!
そういうところがエンターテイメント映画の良いところなんですけどね!!まるで、その車会社の宣伝の映画かと思っちゃいました!(どこの車会社の車か分からなかったですけど、スポンサーについてないですよね??)
スペインが舞台なんで、スペインの車ですかね??フランス車のプジョーかもしれないですけど、自分は外車は良く分からないんですよね。
あと1点だけ!!アメリカからの旅行者のフォレスト・ウィテッカーですけど、普通の旅行者に見えないです。FBIの捜査官か、アフリカの某国の大統領か、殺し屋か、どう見ても普通の旅行者には見えないのだけは確かです!!でも、有名な俳優をキャスティングしておかないと、観客が混乱しちゃいますからね!!
今作の同じ場面を何回も見せる手法ですけど、何回も使える手法では無いですけど、1回観る分には十分斬新です!『アイデンティテー』(03年)を観たときも変わったトリックに驚かされましたけど、違った意味で、ジグソーパズルのピース埋まり系映画にも驚かされました!この手法にプラス10点!!
70点