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13 thirteen「災厄の街」

2008-04-09 00:50:55 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
13 thirteen
「災厄の街」
THE DAMNED THING
 監督 トビー・フーパー
 脚本 リチャード・クリスチャン・マシスン
 原作 アンブローズ・ビアス
 出演 ショーン・パトリック・フラナリー、マリサ・カフラン、ブレンダン・フレッチャー、アレックス・フェリス、テッド・ライミ

 ■ストーリー■
 少年だったケヴィンはある日、あるモノに支配された父親に殺されそうになり逃げ出す。ケヴィンを追ってきた父親は、あるモノに胸を切り裂かれ死んでしまうのだった。24年後、クローバーデールの保安官になっていた。ケヴィンは、妻ディーナや子どものマイキーと別居し、何物かを監視するかのようにカメラを設置し、子どものころから住んでいる家に住んでいた。 一方、町では、突然人々が狂暴になり暴れだす事件が発生していた。

 ■感想■
 トビー・フーパー監督、リチャード・クリスチャン・マシスン脚本作。原作はアンブローズ・ビアズ。
 第1シーズンに続いて、トビー・フーパー監督はリチャード・クリスチャン・マシスンの脚本での映像化です。
 
 トビー・フーパー監督なんで、ホラー作品として、ちゃんと1本の作品になってます!!やっぱりホラー作品のアンソロジーの1エピソードとしては、これくらいの作品を見せてくれないと満足できないです!!
 第2シーズン「13 thirten」の作品は、第1シーズンの「マスターズ・オブ・ホラー」に比べて、バラエティに富んでいない気がするんですけど、今作は第1シーズンの作品と比べても遜色ない感じで、ちょっと変わった作品になってます。
 やっぱりトビー・フーパー監督の作品は面白いです。「13 thirteen」を観てる視聴者に、ホラー映画を見せないでどうする??って思っちゃう作品が多い第2シーズンですけど、さすが、トビー・フーパー監督です。ちゃんと、ホラー映画を見せてくれてます。それも、ただのホラー作品どころか、かなり面白い作品です。先がどうなるのか楽しみで、次の展開がワクワクしながら見れる作品になってます。

 目に見えないモンスター(らしきもの)の存在を感じさせながら最期まで、引っ張ってラストにちゃんと、モンスターを用意しているところも、こういう作品が好きな映画ファンの気持ちが良く分かってます。そして、ラストの展開も、まさに1970年代のホラー映画のようなオチ!!まさか、あそこで終わるとは!!
 第1シーズンよりも、はるかに面白い作品を撮ってくれました!!大満足のエピソードです!!今のところ、この「13 thirteen」の中でベストなエピソードかも!!かなりオススメです!!

トビー・フーパー監督って、ホラー映画以外の作品って撮ってないんですよね!まさに「マスターズ・オブ・ホラー」にふさわしい監督です!!
 トビー・フーパー、ダリオ・アルジェント、ジョン・カーペンターといったまさにホラー映画のベテラン監督は良いとしても、もう少し、監督の選定にじっくりと時間をかけて欲しい気がします。
 色んな作品があった第1シーズンに比べて、どうしてもこじんまり感がつきまとうこの第2シーズンなんですけど、もともとの監督の選定に問題があったんじゃないんでしょうか??
 わずか13名なんで、これといった特長の無い作品を撮る監督が数名いるだけで、シリーズの印象が変わっちゃいますからね。もし、この「マスターズ・オブ・ホラー」に第3シーズンがあるなら、もっとホラー映画が得意な監督に撮らせてあげて下さい。

 
13 thirteen 「災厄の街」

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