『ダブル・フェイス 秘めた女』
NE TE RETOURNE PAS(2009年フランス)
監督 マリナ・ドゥ・ヴァン
脚本 マリナ・ドゥ・ヴァン
ジャック・アコティ
出演 ソフィー・マルソー
モニカ・ベルッチ
ブリジット・カティヨン
アンドレイア・ディ・ステファノ
■ストーリー■
8歳以前の記憶の無い作家ジャンヌは、最近書き始めたフィクション小説が全然売れないでいた。そんなある日、家の中の様子が少しづつ変化していることに気がつくのだった。
夫はストレスが原因では無いかと言うが、自分の夫や子供たち、そして、自分までもが顔が変わり始めていくのだった。
■感想■
ソフィー・マルソー、モニカ・ベルッチ主演のサスペンスドラマ。
“ソフィー・マルソーの顔が変化して、モニカ・ベルッチに!”
ただ、それだけの映画です!
ヒロインのソフィー・マルソーの記憶が8歳以前の記憶が無いというので、
まさか、これは禁断のオチ系??
①ヒロインは8歳で死んでいました。
死ぬ間際に、幻が見え初めていました。
②ヒロインは実は、モニカ・ベルッチが本当の姿で記憶が入れ替わっていました。
ソフィー・マルソーは8歳のときにすでに死んでいました。
③ヒロインは実はソフィー・マルソーで、モニカ・ベルッチの記憶が入り込んでました。
モニカ・ベルッチは8歳のときに死んでいました。
④夢でした。
⑤書きかけの小説にのめりこむあまり記憶がヘンになっていました。
この5種類の誰でも思いつくけど実際はそんなストーリーの脚本は書かないという禁断のオチでは??
と、思いつつ、観ながら、このオチは、絶対に止めて!!絶対に止めて!!絶対に止めて!!
と思って観ちゃいました!!
ランニングタイム75分くらいで良いような内容しかないのに、110分もあります!!
こんな中学生が思いついて、「あ~、ダメダメ!こんなオチじゃ笑われる!」って思っちゃうようなストーリーの作品に110分!!
これが、
顔が変わっていくのは実はエイリアンの実験だった!とか、
エイリアンの星だと思っていたら、実は地球だった!とか、
怪物がいるから村から出れないという決まりのある村人たちの、はるか昔のストーリーだと思っていたら、実は核戦争後の世界だった!とか、
観客が想像もつかないようなオチを用意しているんだったら、全然OKですけど、誰でも考えつく、どこかで1回以上はどこかで観た事があるような、たった1つのアイデアのオチのために110分!!
ロッド・サーリングにお灸でもすえて欲しいくらいです!!
ハッキリ言って、「時間の浪費」!
このオチの脚本で良く映画化しようと思いましたね!自分がプロデューサーだったら、絶対にOKしないです!!
こんなオチで「なるほど」って思う映画ファンがいるとしたら、エンターテイメント系の映画を、あまり観たことが無いような映画ファンなのでは??
ソフィー・マルソーが、モニカ・ベルッチに変身しちゃうんじゃなくて、狼男にでもなって、パリで暴れまわる映画だったなら良かったのに!! 0点
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