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『彼岸島』血を吸う島

2010-06-27 01:31:59 | 日本映画
彼岸島
(2010年日本、韓国)
 監督   キム・テギュン
 脚本   大石 哲也
 原作   松本 光司
 出演   石黒 英雄、渡辺 大、水川 あさみ
       山本 耕史、弓削 智久

 ■ストーリー■
 高校生の明は、行方不明の兄、篤が「彼岸島」にいるということを謎めいた美女、青山冷から聞き、「彼岸島」に数人の友人たちと向かうことにする。しかし、「彼岸島」には吸血鬼がいて島を支配しているというのだった。


 ■感想■
 「週刊ヤングマガジン」に連載されたコミック「彼岸島」の映画化。
 監督は『火山高』(2001年)のキム・テギュン。

 吸血鬼に支配された島に、行方不明の兄を救いに行く高校生たちの活躍を描くホラー映画です。
 コミックの映画化になれていないせいか、せっかくのJホラーの吸血鬼物なのに、突っ込みどころ満載の作品に!
 吸血鬼が島にいると、水川あさみが警察に訴えても信用してくれない理由が、「彼岸島」が地図に載っていないからっていう理由がすごすぎ!
 警察が捜査しないのが「吸血鬼の存在を信用しない」っていうなら、リアルですけど、住んでいる島が地図に載っていないからってどういうこと??
 島民だって大勢住んでいるだから、戸籍もあるんだし、島の存在は公のはず!!

 あと、細かいコトですけど、行方不明の兄、篤ですけど、婚約者の両親に会いに離島にいくのに、自分の家族にはだまって島に行ったの??

 不死身な吸血鬼の存在を知ったにも関わらず、明についていく友人たちの存在もオカシイです。友人たちが見せ場が用意されていて、何か活躍するのかと思いきや、何の見せ場も無くほとんどザコキャラになっている状態。
 吸血鬼がいる島に、何の準備もなくノコノコ付いていく理由も良く分からないです。
 映画の冒頭で描かれるユキが弓道をやっていることや、西山が実験室で爆弾みたいなものを作っていた設定がストーリーに全然活かされていないのはなぜ??
 
 吸血鬼が暴れだしたのは、神社の祠で封印されていたのを勝手に解いたからなんだから、篤って、超迷惑な存在!
 なんか、いかにも吸血鬼のことは何でも知っているみたいな感じで、明たちの前に登場しますけど、「原因は全部、お前だ~ッ!」って突っ込んじゃいました。

 もともと剣道をやっているという設定の主人公の兄弟ですけど、剣道をやっていれば日本刀をあんなにウマク使いこなせるの??
 どうせだったら、主人公の兄弟の設定を“ニンジャ”の家系の殺し屋の卵っていう設定にしちゃえば良かったのに!
 とにかく、主人公が強すぎなのも、設定にムリがありすぎ。

 映画の冒頭で、主人公が他校の不良からからまれて逃げるシーンがありますけど、全部ムダなシーン!あのシーンがその後、映画の本筋にからむコトなく、明らかに映画の中で浮いたシーンになっちゃってます。
 また、ヒロインの水川あさみも、なんで、東京に出てきていたのかも不明です。見張り番の吸血鬼がわざわざ見張ってまで、東京行きを許しちゃのはどういうことなんでしょうか??
 吸血鬼のボスの雅とデキちゃっているっていう設定なんですか??

 島にいた師匠って何者なんですか??何の説明もなくいるんですけど、主人公たちの誰か般若のお面のこと突っ込まないと!

 せっかく監督を韓国から呼んで作ったのに、今一な感じな作品になってしまって!
 惜しい!脚本をもう2~3回リライトして、もっと暴走した感じの作品にしちゃえば良かったのに!!40点
 
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石黒英雄,渡辺大,水川あさみ,瀧本美織
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