『貴公子』
THE CHILDE(2023年韓国)
監督:パク・フンジュン
脚本:パク・フンジュン
出演:キム・ソンホ
カン・デジュ
キム・ガンウ
コ・アラ
■ストーリー■
フィリピンの地下ボクシングで日銭を稼ぎ、病気の母のため生活する青年マルコの前に、会ったこともない韓国人の父親の使いという者が現れる。マルコは父親に会うために韓国に行くことに。
そんなマルコの前に、飛行機の中で”友達”だと名乗る男「貴公子」が近づいてくるのだが、、、。
□■□ネタバレあり!□■□
ネタバレなしで観た方が面白いので観てから読んで下さい。
■感想■
『THE WITCH 魔女』(2018年)のパク・フンジュン監督のアクション映画。
パク・フンジュン監督は、「THE WITCH 魔女」シリーズ以外にも『V.I.P. 修羅の獣たち』(2017年)、『新しき世界』(2013年)、『悪魔を見た』(2010年)を監督していました、、。
なんか主人公は、地下ボクサーのマルコだと思って観たいたら、だんだんと貴公子の方が比重が大きくなって観終わったら完全に主人公が貴公子だったという印象に、、。
韓国のアクション映画なので、とにかく登場人物たち、退場しまくり、、。
血まみれで、画面から消えていきます、、。
「これってコメディだっけ??」って思っちゃうくらい、気持ち良いくらいに退場しまくり、、。
貴公子がなんか余裕しゃくしゃくで、ニタニタして笑顔でいるような印象(あれ、ホントに笑顔かも??)もあって、、なんか明るい感じの作品になっているような印象です!!
血まみれの退場しまくりの登場人物たち、、でも退場するのがみんな悪い人たちなので、観ていても妙に明るい印象という鑑賞後の印象、、。
この絶妙なバランス!!
戦争映画なみに血まみれで退場しているのに、、。
敵にショットガン構えられて囲まれてるのに、余裕しゃくしゃくの貴公子、、、やっぱりコメディ??
不気味に主人公のマルコにつきまとう貴公子ですが、観終わると良いヤツだったんじゃん!!って、、。まんまと脚本家&監督のパク・フンジュンに騙されちゃいました、。気持ちいですけど、。
良い場面に出てくるコ・アラ演じるユンジュですけど、、あっという間に退場!!
「ええ、、ここで退場??」って感じでした。
このあっけない退場のさせ方も、、やっぱりコメディを狙っているとしか思えない、、。
もちろん、コメディと言っても、ストーリーはしっかりしてるし、アクションシーンはしっかりしているのでアクション映画ファンも大満足の1本!!
ゴアゴアなシーンもなく、血まみれシーンがあるもののさわやかな印象で終わるので、地上波で放送しても大丈夫な感じ、、。
内容的には、TV東京の「午後のロードショー」で放送してもちょうど良い感じでしょうか??
ランニングタイムが118分と長めなので、、2時間枠でもカットされちゃうので、やっぱり地上波には向いてないかな??
さわやかな印象度 ★★★★
貴公子の笑顔が逆に怖い度 ★★★★
ストーリーちゃんとしてる度 ★★★★
パク・フンジュン監督の傑作スリラー映画『THE WITCH 魔女』
『THE WITCH 魔女』の続編
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