『フォーガットン』
THE FORGOTTEN(2004年アメリカ)
監督 ジョセフ・ルーベン
脚本 ジェラルド・ディペゴ
出演 ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト
ゲイリー・シニーズ、アンソニー・エドワーズ
アルフレ・ウッダード
■ストーリー■
14ヶ月前に飛行機事故により息子のサムを失ったテリーは悲しみを克服するため精神科医マンスからカウンセリングを受けていた。しかし、ある日、夫ジムとサムと自分の写った写真から、サムの姿が消えていることに気付くのだった。夫の仕業と決めつけ怒るテリーだったが、後日、息子が写った写真を綴ったアルバムから写真が全て無くなってることに気付く、不安になった彼女はサムを撮ったビデオテープを見るがそのテープもすべて消去されていた。ジムを怒るテリーだが、精神科医マンスがやってきて衝撃の真相を話し出す。息子のサムは元々いなかったというのだ。流産したテリーが息子のサムというキャラクターを作り上げていたというのだ。サムの記録が消えたのは治ってきた証だという。その話を信じられないテリーはジムが知らないサムの写真ですべてが解決するはずと、その写真を見るのだが写っていたのはジムだった。混乱するテリーは事実を確かめるために14ヶ月前に同じ飛行機事故で娘のローレンを失った父親アッシュに事実を確かめに行くのだが、アッシュはテリーのことも知らないし、自分に娘なんていないというのだった…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
ジョセフ・ルーベン監督の描くスリラー映画。
ジョセフ・ルーベン監督の作品といえば、
超能力SFの傑作『ドリームスケープ』(1984年)
ドナルド・E・ウェストレイクが原案、脚本のスリラー『Wダブル』(1987年)
ジュリア・ロバーツの『愛がこわれるとき』(1990年)
アクション映画『マネートレイン』(1995年)
と、エンターテイメント系作品ばかり!!
ジョセフ・ルーベン監督っていうと『ドリームスケープ』のインパクトが強すぎて、その後は、どの作品を見ても、
「どうも普通のエンターテイメント系だなぁ」って感じだったんですけど、久々にやってくれました。
傑作スリラー映画です!
出演は『ハンニバル』(2001年)のジュリアン・ムーア。『モナリザ・スマイル』(2003年)のドミニク・ウェスト。『身代金』(1996年)、『スネーク・アイズ』(1998年)、『レインディア・ゲーム』(2000年)、『クローン』(2001年)のゲイリー・シニーズ。
このキャスティングだけでもう犯人がわかりました。
ゲイリー・シニーズが犯人でしょ!
「えッ、違うの???」
犯人って何?
ヒロインのテリーが見ていたサムと自分が写っていた写真まで、変わっている段階でわかるでしょ!
主人公のテリーがおかしいんだって!
ジョセフ・ルーベン監督が、そんな観ている人が100人いたら、100人途中でネタが割れちゃうような作品を監督しちゃったの??
やめて!
やめて!
やめて!
今作のDVDのTVコマーシャル!ネタばれしてるでしょ!
だって、車の窓に向かって「思い出した!!!」って言ってるアッシュのシーンがッ!
このシーンだけで、テリーが正しいんだってバレバレじゃない!
他のシーンでも、空中に人が飛んでっちゃうシーンとかもオンエアしちゃって!!
えーッ!完全にネタバレ!!
DVDの宣伝だけじゃなくて、ロードショー公開の時のTVコマーシャルでも、誰かがビュ~ン!て空飛ぶシーンやってたでしょ。
今作の1番のメインテーマは、主人公テリーが勘違いしてるのか??それとも誰かによる策略なのか??っていうのがテーマなのに、あの空に向かって人間が“ビュ~ンッ!”のシーンを写しちゃダメでしょ!!このシーンだけでバレちゃうでしょ!面白さが半減しちゃいます!
実は、テリーがアッシュの家に行った翌日、突然NSA(国家安全保障局)が現われてテリーを保護しようとしだした瞬間から「アレ、アレレ」って感じになっちゃうんだけどネ。
息子がいたはずって1人だけ主張している母親を突然、NSAが保護しようとするなんて変でしょ。今回の事件の捜査にあたるボープ刑事じゃないけど、「子供の誘拐でNSAは出てこない」でしょ。
NSAが出てきたあたりから「うわ~、面白くなりそう」なんですけど、ストーリーはドンドン違う方向へいきます!
多分、本格的ミステリーファンからみたらやってはいけないオチなんでしょうけど、自分は好きです!
好きです!好きです!大好きです!
許す!許す!
こういうオチこそ映画的!!
こういう『フォーガットン』系のオチは好きです!普通は考えつかないです、こんなオチ!
こういうオチの作品に、演技派のジュリアン・ムーアを主演にキャスティングするなんて素晴らしい! 75点
THE FORGOTTEN(2004年アメリカ)
監督 ジョセフ・ルーベン
脚本 ジェラルド・ディペゴ
出演 ジュリアン・ムーア、ドミニク・ウェスト
ゲイリー・シニーズ、アンソニー・エドワーズ
アルフレ・ウッダード
■ストーリー■
14ヶ月前に飛行機事故により息子のサムを失ったテリーは悲しみを克服するため精神科医マンスからカウンセリングを受けていた。しかし、ある日、夫ジムとサムと自分の写った写真から、サムの姿が消えていることに気付くのだった。夫の仕業と決めつけ怒るテリーだったが、後日、息子が写った写真を綴ったアルバムから写真が全て無くなってることに気付く、不安になった彼女はサムを撮ったビデオテープを見るがそのテープもすべて消去されていた。ジムを怒るテリーだが、精神科医マンスがやってきて衝撃の真相を話し出す。息子のサムは元々いなかったというのだ。流産したテリーが息子のサムというキャラクターを作り上げていたというのだ。サムの記録が消えたのは治ってきた証だという。その話を信じられないテリーはジムが知らないサムの写真ですべてが解決するはずと、その写真を見るのだが写っていたのはジムだった。混乱するテリーは事実を確かめるために14ヶ月前に同じ飛行機事故で娘のローレンを失った父親アッシュに事実を確かめに行くのだが、アッシュはテリーのことも知らないし、自分に娘なんていないというのだった…。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
ジョセフ・ルーベン監督の描くスリラー映画。
ジョセフ・ルーベン監督の作品といえば、
超能力SFの傑作『ドリームスケープ』(1984年)
ドナルド・E・ウェストレイクが原案、脚本のスリラー『Wダブル』(1987年)
ジュリア・ロバーツの『愛がこわれるとき』(1990年)
アクション映画『マネートレイン』(1995年)
と、エンターテイメント系作品ばかり!!
ジョセフ・ルーベン監督っていうと『ドリームスケープ』のインパクトが強すぎて、その後は、どの作品を見ても、
「どうも普通のエンターテイメント系だなぁ」って感じだったんですけど、久々にやってくれました。
傑作スリラー映画です!
出演は『ハンニバル』(2001年)のジュリアン・ムーア。『モナリザ・スマイル』(2003年)のドミニク・ウェスト。『身代金』(1996年)、『スネーク・アイズ』(1998年)、『レインディア・ゲーム』(2000年)、『クローン』(2001年)のゲイリー・シニーズ。
このキャスティングだけでもう犯人がわかりました。
ゲイリー・シニーズが犯人でしょ!
「えッ、違うの???」
犯人って何?
ヒロインのテリーが見ていたサムと自分が写っていた写真まで、変わっている段階でわかるでしょ!
主人公のテリーがおかしいんだって!
ジョセフ・ルーベン監督が、そんな観ている人が100人いたら、100人途中でネタが割れちゃうような作品を監督しちゃったの??
やめて!
やめて!
やめて!
今作のDVDのTVコマーシャル!ネタばれしてるでしょ!
だって、車の窓に向かって「思い出した!!!」って言ってるアッシュのシーンがッ!
このシーンだけで、テリーが正しいんだってバレバレじゃない!
他のシーンでも、空中に人が飛んでっちゃうシーンとかもオンエアしちゃって!!
えーッ!完全にネタバレ!!
DVDの宣伝だけじゃなくて、ロードショー公開の時のTVコマーシャルでも、誰かがビュ~ン!て空飛ぶシーンやってたでしょ。
今作の1番のメインテーマは、主人公テリーが勘違いしてるのか??それとも誰かによる策略なのか??っていうのがテーマなのに、あの空に向かって人間が“ビュ~ンッ!”のシーンを写しちゃダメでしょ!!このシーンだけでバレちゃうでしょ!面白さが半減しちゃいます!
実は、テリーがアッシュの家に行った翌日、突然NSA(国家安全保障局)が現われてテリーを保護しようとしだした瞬間から「アレ、アレレ」って感じになっちゃうんだけどネ。
息子がいたはずって1人だけ主張している母親を突然、NSAが保護しようとするなんて変でしょ。今回の事件の捜査にあたるボープ刑事じゃないけど、「子供の誘拐でNSAは出てこない」でしょ。
NSAが出てきたあたりから「うわ~、面白くなりそう」なんですけど、ストーリーはドンドン違う方向へいきます!
多分、本格的ミステリーファンからみたらやってはいけないオチなんでしょうけど、自分は好きです!
好きです!好きです!大好きです!
許す!許す!
こういうオチこそ映画的!!
こういう『フォーガットン』系のオチは好きです!普通は考えつかないです、こんなオチ!
こういうオチの作品に、演技派のジュリアン・ムーアを主演にキャスティングするなんて素晴らしい! 75点
フォーガットン [DVD] | |
ジュリアン・ムーア,ドミニク・ウェスト,ゲイリー・シニーズ,アンソニー・エドワーズ | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
世の中には、宇宙人ものがお嫌いな方って、結構多いんですね。初めて知りました。
あたしは予告編、ぜんぜん見ていなかったので、まさに!NSA で、んん?? その夜の彼女の言葉で確信、でした。
この映画のオチは、宇宙人じゃないと思います。
これは、単なるアブダクション映画じゃなくて、地球人の親子の絆という、得体のしれない本能をテーマにした、ここが良いところだと思います。
こんばんは!
コメント&TBありがとうございます!
見失いがちですけど、
確かに「親子の絆」を描いてました!
でも、やっぱり宇宙人ネタがスキです!