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『G4特工OPTION ZERO』香港特殊部隊

2006-03-12 01:00:03 | 香港映画
G4特工OPTION ZERO』G4特工 OPTION ZERO(97年香港)
 監督 ダンテ・ラム
 出演 チョン・チーラム、アンソニー・ウォン、カーマン・リー、モニカ・チャン、マイケル・ウォン 
 
 ■ストーリー■
 香港政治部の特殊部隊のメンバーであるベンは、恋人ケリーと同棲を始めたばかり。隊長のシンの元、ベンたちは事件を解決していくのだが…。

 □■□ネタばれあり!未見の人は読まないように!□■□
 ■感想■
 香港映画お得意の特捜隊物です。今作の主人公は珍しく政治部です。政治部といっても諜報活動を扱う部署です。
 主人公のベンを演じるのは『裏切りのメロディ 豪情蓋天』(97年)チョン・チーラム。隊長シンには、最近は渋い役の多いアンソニー・ウォン。後半、G4の隊長でマイケル・ウォンが、ちょこっとでてきます!チェン・チーラムとマイケル・ウォンは『裏切りのメロディ 豪情蓋天』のコンビですネ。
 マイケル・ウォンも最近は日本では作品が公開されませんけど、本国ではアクション物“暴力刑警”“野獸特警2003”とか公開されてます。特別見たいわけじゃないですけど、少しは見てみたいかな??
 
 アンソニー・ウォン隊長の活躍が見れると思いつつ鑑賞したんですけど、思わずビックリ!
 『エグゼクティブ・デシジョン』(96年)のセガールみたいに途中退場したんで、ショックでした!奥さんに浮気もされちゃうしネ。まさに踏んだり蹴ったり!

 今作の敵は、外国のスパイや武器密輸グループだったりするんで、いつもの香港映画よりもハデな銃撃戦が展開されます。ただでさえ、ハデな銃撃戦の香港映画なのに、もっともっとハデです!最後の銃撃戦では、護衛される側もG4も犯人側も、みんな血まみれで死屍累々に!
 ところで、なぜか、本作、大きく分けて2部構成になってます!政治部の話と、なぜか後半、ベンたち、G4に入隊しちゃいます!
 エー、TVシリーズじゃないんだから、たかだか110分の映画でなぜ??それに、政治部にいたときの最後の事件の密輸犯逃したままでしょ!統一感がないなぁ。
 
 そして、狙われる理由もわからず、なぜか突然始まる大銃撃戦!!監督のダンテ・ラムも、どうせ、銃撃戦を描きたかっただけじゃないの~??
 同じく、ダンテ・ラム監督の『重総警察』(01年)も警察の特殊部隊の活躍を描く作品でしたけど、「これでもか!これでもか!」っていう感じでハデな銃撃戦が、イヤっていうほど、描かれてましたもんネ

 政治部にいたころの、銃撃戦以外のシーンでの特殊部隊の描き方は、捜査員の生活をごくごく普通に描いてほほえましいです。アンソニー・ウォン演じる隊長シンは、模型好きっていう設定だったり、ベンの同僚のモニカは、密かにベンが好きだったりとか、ホント、月9のドラマみたいな感じです。
 ジョニー・トゥ製作、パトリック・ヤウ監督の『デッドポイント黒社会捜査線』も98年の作品だったから、当時は、「警察官も普通の人間だよ!」っていうのが香港アクション刑事物のブームだったんですかね??
 香港あたりじゃ、日本のTVドラマ見てる人もたくさんいるだろうから、日本の軽いドラマの影響ですかネ?

 にも関わらず、銃撃戦はストーリーから浮くくらい超ハードです!70年代のイタリアのアクション映画も引くくらいのハードさです。ストーリーも、主人公ベンと恋人ケリーの恋愛がメインにはしてますが、隊長の奥さんの浮気話とか、色んな要素を入れすぎて、今ひとつまとまりが無いです。

 2部構成にして、ランニングタイムを110分も使わないで、90分くらいでもっとまとまりがある作品にした方が良かったのに!45点

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔いたします (妄想大好き人間)
2016-07-02 20:48:03
香港警察厨の阿呆がお邪魔いたします。

G4に関しては稚拙ながら、うちのブログの記事でまとめてみましたので、お暇なときにでも見て、笑ってくださいませ。

最近のダンテ・ラム作品はサスペンスモノの比率が大きい(しかもかなりバッドエンドな作品が多い)みたいですが、私は本作みたいなのが好きですよ。
政治部/G4が主役を主役にして、お師匠さん(ゴードン・チャン氏。SDU大好き。)の二番煎じにならないようにしているのがGOODです。

「重装警察」の重武装「HIT TEAM」には失笑させられましたが(実際はアレ、もっと軽武装ですよ)。

乱文失礼いたしました。
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