『ゴールデン・ジョブ』
黄金兄弟 GOLDEN JOB(2018年香港)
監督:チン・ガーロウ
脚本:キム・ドンギュ
クァク・キンロウ
エリカ・リー
チョン・シューカイ
出演:イーキン・チェン
ジョーダン・チャン
マイケル・ツェー
チン・ガーロウ
ジェリー・ラム
エリック・ツァン
倉田 保昭
ビリー・チョウ
■ストーリー■
曹(チョウ)に育てられた親のいない5人の若者たち、シウォン、フォサン、ビル、タンディン、マウスはある任務が失敗し、情報局を去りフリーに。
5年後、シウォンはアフリカ貧しい子どもたちを救うため高価な新薬を奪う計画を立てる。しかし、その新薬は情報局がらみの品物だった。ブダペストにある倉庫から空港までの移送中に奪う計画だった。計画は成功するものの輸送車に積まれていたのは新薬ではなく金塊だった。
ビルが情報局のライスと組んで、仲間を裏切り金塊を手に入れるための計画だったのだ、、。
■感想■
イーキン・チェン、ジョーダン・チャン、マイケル・ツェー、ジェリー・ラム主演の香港アクション映画。
上記の俳優たちが出演して大ヒットした犯罪青春物「欲望の街・古惑仔」シリーズ。第1作の『欲望の街・古惑仔Ⅰ銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風 』が1995年ですが、続編やスピンオフ作品が短期間で次々と作られました、、、。
スピンオフ作品は、今でも短期間で製作される印象はありますが、正式な続編まで製作されたんで、このヒットはすごかったんでしょうねぇ、、。
続編が『欲望の街・古惑仔 II/台湾立志伝』(1996年)、『新・欲望の街 I 古惑仔疾風、再び』(1996年)、『新・欲望の街 II '97古惑仔 最終章』(1997年)。
スピンオフが『欲望の街・外伝 ロンリーウルフ』(1996年)、『欲望の街・純愛篇 紅い疾風』(1996年)。日本で公開されただけでこれだけあるので本国ではもっとあるのかも??当時は日本でもそれなりに香港映画は公開(ビデオスルーですが、、)されていたので、シリーズ全作公開されている可能性も高いですが、、、。
その後もシリーズ5作目(未公開)、6作目『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』(2000年)が製作されました。自分は、この「古惑仔」シリーズを観るのに間に合っておらず、2005年にソフトが発売された『狼たちの伝説 亜州黒社会戦争』のみ観ています、、、。
このシリーズを観たいと思ったときは、DVDにもなったんですが高価で買えず、VHSはレンタルショップで売り場がなくなり観れずじまい、、、。
そんなヒットシリーズの出演者たちが再集結して作ったのが、今作『ゴールデン・ジョブ』。
1990年代か2000年くらいの香港映画のノリの軽い感じのアクション映画です。でも香港映画なので、軽いノリでも、メインの登場人物や名前のない登場人物死にます、、、。
映画冒頭の化学者(学者??)を救出するエピソードもわざわざ描いてますけど、「このシーン必要だったの??」っていうくらいアクションシーンのムダ使い(ほめてます、、)
素手で戦うシーン、銃撃戦、カーチェイス、とにかくたっぷり観れます!!
最後のシーンも、なぜ兄弟で争う必要があったの??今作の敵役のビルですが007の敵のボスのような要塞のような自宅に住む必要なかったのでは??
最初から父親と兄弟たちに謝ればすんだ話では??
って感じですが、それだと映画にならないので、、、。
1980年~1990年代の香港映画ファンだったら、楽しめると思います、、(多分)。肩がこらない、ボーとして観てても楽しめる系の作品です(これもホメてますよー)
倉田保昭が日本人のお酒作りのおじいさん役で出演していますが、見せ場も用意されています。あんなに強いおじいさんがいたらオカシイのでは??と思いますけど香港映画なんでOKです。
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