『メサイア・オブ・デッド』
MESSIAH OF EVIL(1973年アメリカ)
監督 ウィラード・ハイック
脚本 ウィラード・ハイック
グロリア・カッツ
出演 マイケル・グリア、マリアンナ・ヒル
ジョイ・バン
■ストーリー■
画家をしている父親をたずねて、娘のアーレッティは、田舎町デューンポイントに向かうのだった。田舎町デューンポイントでは、月が赤くなると不吉なことがおきるという言い伝えがあったのだが…。
■感想■
ウィラード・ハイック監督の低予算ホラー映画。
今作の脚本のウィラード・ハイック、グロリア・カッツは、『アメリカングラフティ』(1973年)、『ラッキー・レディ』(1975年)で脚本を書いているのに、なぜ、今作のようなホラー映画の脚本を書いてしまったのでしょう??
実は、『おかしな関係』(1984年)(監督:ウィラード・ハイク)、『ハワード・ザ・ダック暗黒魔王の陰謀』(1986年)(監督:ウィラード・ハイク)の脚本も書いてるから、このコンビは、もともとB級映画の資質はタップリのコンビなんですね。
冒頭の逃げる男を襲う女性の唐突さはダリオ・アルジェント監督の魔女物ホラー『インフェルノ』(1980年)の肉屋のオヤジ以上です。
そのシーンについては、その後も何の説明もないですしね。
そのあとの、ガソリンスタンドの主人を襲うヤツとか、ネズミを食べる謎の男とか、みんな主人公の幻なの??って感じで説明が欲しいシーンの連続です!
ヒロインのアーレッティの独白も正しいんだかなんだか??
『呪われたジェシカ』(1971年)くらい、現実かヒロインの見ている幻かをメインテーマにしているホラー映画ってワケでは無いですしね。
まだまだ疑問点が!
アーレッティが出会う旅行者トムって何者?
連れの女性も、サンフランシスコに向かうとか言って、夜中に歩いて町に向かおうとするのも不自然すぎ!
でも、今作で分かりやすいキャラクターってトムと連れの女性たち2人たちだけですけどね。
劇中の映画館で、ゾンビが席にどんどん座るのも『恐怖の足跡』(1961年)へのオマージュなんでしょうか??
とにかく、マニアックなホラー映画ファン向けの作品ってコトですね。
ゾンビも、原因もなく、突然目から血を流して化け物になっちゃうんですよね。
今作のゾンビは、人肉を食べるゾンビなんですだけど、ゴアシーンも無いし、作品の方向性がまるっきり不明のまま進んでいきます。
映画館のシーンもゾンビはどうやって劇場に入ったの??低予算ホラーだし深く考えるなってコトですよね。
ラストも、まともに考えれば、精神が不自由になったアーレッティの幻ってことなんでしょうけどね。
いや~、この内容でランニングタイム89分は長い!
かつての1980年代まであったTV東京(関東地区以外の方すいません)の90分枠の火曜ロードショー(実質はCM込みで85分枠だから本編は70分弱くらい)で放映してたら隠れた名作って言われたでしょうけどね。
日本語吹替えつきで、ランニングタイム70分弱なら、見せ場はそれなりに用意されてるし、『呪われたジェシカ』ぽいところもあるし、ゾンビ映画っぽいし、マニアックなホラー映画ファンには良いかも。 30点
MESSIAH OF EVIL(1973年アメリカ)
監督 ウィラード・ハイック
脚本 ウィラード・ハイック
グロリア・カッツ
出演 マイケル・グリア、マリアンナ・ヒル
ジョイ・バン
■ストーリー■
画家をしている父親をたずねて、娘のアーレッティは、田舎町デューンポイントに向かうのだった。田舎町デューンポイントでは、月が赤くなると不吉なことがおきるという言い伝えがあったのだが…。
■感想■
ウィラード・ハイック監督の低予算ホラー映画。
今作の脚本のウィラード・ハイック、グロリア・カッツは、『アメリカングラフティ』(1973年)、『ラッキー・レディ』(1975年)で脚本を書いているのに、なぜ、今作のようなホラー映画の脚本を書いてしまったのでしょう??
実は、『おかしな関係』(1984年)(監督:ウィラード・ハイク)、『ハワード・ザ・ダック暗黒魔王の陰謀』(1986年)(監督:ウィラード・ハイク)の脚本も書いてるから、このコンビは、もともとB級映画の資質はタップリのコンビなんですね。
冒頭の逃げる男を襲う女性の唐突さはダリオ・アルジェント監督の魔女物ホラー『インフェルノ』(1980年)の肉屋のオヤジ以上です。
そのシーンについては、その後も何の説明もないですしね。
そのあとの、ガソリンスタンドの主人を襲うヤツとか、ネズミを食べる謎の男とか、みんな主人公の幻なの??って感じで説明が欲しいシーンの連続です!
ヒロインのアーレッティの独白も正しいんだかなんだか??
『呪われたジェシカ』(1971年)くらい、現実かヒロインの見ている幻かをメインテーマにしているホラー映画ってワケでは無いですしね。
まだまだ疑問点が!
アーレッティが出会う旅行者トムって何者?
連れの女性も、サンフランシスコに向かうとか言って、夜中に歩いて町に向かおうとするのも不自然すぎ!
でも、今作で分かりやすいキャラクターってトムと連れの女性たち2人たちだけですけどね。
劇中の映画館で、ゾンビが席にどんどん座るのも『恐怖の足跡』(1961年)へのオマージュなんでしょうか??
とにかく、マニアックなホラー映画ファン向けの作品ってコトですね。
ゾンビも、原因もなく、突然目から血を流して化け物になっちゃうんですよね。
今作のゾンビは、人肉を食べるゾンビなんですだけど、ゴアシーンも無いし、作品の方向性がまるっきり不明のまま進んでいきます。
映画館のシーンもゾンビはどうやって劇場に入ったの??低予算ホラーだし深く考えるなってコトですよね。
ラストも、まともに考えれば、精神が不自由になったアーレッティの幻ってことなんでしょうけどね。
いや~、この内容でランニングタイム89分は長い!
かつての1980年代まであったTV東京(関東地区以外の方すいません)の90分枠の火曜ロードショー(実質はCM込みで85分枠だから本編は70分弱くらい)で放映してたら隠れた名作って言われたでしょうけどね。
日本語吹替えつきで、ランニングタイム70分弱なら、見せ場はそれなりに用意されてるし、『呪われたジェシカ』ぽいところもあるし、ゾンビ映画っぽいし、マニアックなホラー映画ファンには良いかも。 30点
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