『KNOCK 終末の訪問者』
KNOCK AT THE CABIN(2023年)
監督:M・ナイト・シャマラン
脚本:M・ナイト・シャマラン
スティーヴ・デズモンド
マイケル・シャーマン
原作:ポール・トンプレイ「週末の訪問者」(竹書房)
出演:デイヴ・バウティスタ
ジョナサン・グロフ
ベン・オルドリッジ
ニキ・アムカ=バード
クリステン・ツイ
■ストーリー■
森の中の山小屋で休暇を楽しむエリック、アンドリュー、ウェンの3人の家族の前に、武器を持った4人組が現れ3人は拘束されてしまうのだった。4人組のグループが言うには「3人のうち1人が犠牲にならなければ世界が終わる」とのことだった。3人のうち犠牲になる者を自分たちで選んでくれというのだが、。突拍子もなくあまりにもバカげた話を信じることはできず、3人は4人組からの依頼を拒絶、何とかこの場を脱出しようとするんだが、、、。
■感想■
突然、武器を持って現れたグループに家族の誰か1人を殺さなければ人類が滅亡すると言われたら??
という設定のM・ナイト・シャマラン監督のスリラー映画。
今作は、いくつもの映画祭で賞にノミネートされています。
いくつかあげると、、
【サターン賞】2024年
スリラー映画作品賞 ノミネート
【ファンゴリア・チェーンソー・アワード】2024年
助演俳優賞(デイヴ・バウティスタ) ノミネート
【セントルイス批評家協会賞】2023年
ホラー映画賞 ノミネート
原作の「週末の訪問者」は「ブラムストーカー賞」「ローカス賞」受賞しています!!
大体、なぜ家族のうちの1人が犠牲になれば世界の終末が訪れないのか何も説明がありません、、。3人の前に現れた奇妙な武器らしきものを持った4人組についても説明がないし、、。
あまりにも気になって原作の小説読んじゃいました、、。
「まるっきり違う!!」
基本的なストーリーは同じなんですけど、、、途中(ラスト?)が全然違う、、。受ける印象が全然違う!!
4人組からの説明が正しいという設定の映画版とまるっきり違う!!
あまり書くと、映画版や原作のネタバレになっちゃいます、、。
シャマラン監督、今回は原作ありの作品の映画化でした!なのであまりストーリーに手を入れないで映像化するしかなかったのかな??と思っていたら、こういう展開にしたのかーって思っちゃいました!!
しかも、脚本も共同脚本なので、いろいろと工夫したんでしょうねぇ、、。
ネタバレなしで観た方が面白いので、今作も事前情報なしで観た方が良いです!!
『悪魔が最後にやって来る!』(1977年)のイタリア公開版(日本で劇場公開されたバージョン)と、インターナショナルバージョンの違いくらい印象が違います!!
主人公カーク・ダグラスが生き残ってハッピーエンディングのように見えるインターナショナル版ですが、良く考えると、、(あまり考えなくても)、反キリストが世界を破壊しちゃうってコトに、、。
全然ハッピーエンディングじゃない、、。
Blu-rayで発売するときはイタリア公開版でソフト化お願いします、、。
映画としては、メジャーな作品なだけあって、すごく観やすいです。
原作が好きか、映画版が好きかはそれぞれでしょう。
こんなコトあったら困っちゃう度 ★★★★★
4人組の話は本当なの?度(わからない度)★★★★★
映画と原作は別物度 ★★★★
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