『サスペリア・テルザ最後の魔女』
MOTHER OF TEARS(2007年イタリア、アメリカ)
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント
ジェイス・アンダーソン
アダム・ギーラッシュ
原案:ダリオ・アルジェント
音楽:クラウディオ・シモネッティ
出演:アーシア・アルジェント
クリスチャン・ソリメノ
モラン・アティアス
フィリップ・ルロワ
ダリオ・ニコロディ
ウド・キア
ヴァレリア・カヴァリ
市川 純
■ストーリー■
イタリアのヴィテルボの工事現場から、古い柩と遺品入れが発見された。遺品入れは調査のため、オカルトに強いローマの美術館の館長マイケルへと送られるのだった。マイケルが不在の間にジゼルとサラはその遺品入れを開けてしまうのだった。そのため、最も邪悪な魔女“涙の母”の封印が解かれ甦ってしまうのだった。
■感想■
ダリオ・アルジェント監督のホラー映画。
『サスペリア』(1977年)、『インフェルノ』(1980年)に続く魔女3部作のシリーズ3作目。
脚本は『殺人鼠 KILLER RATS』(2003年)、『ツールボックス・マーダー』(2003年)、『遺体安置室 死霊のめざめ』(2005年)のジェイス・アンダーソン、アダム・ギーラッシュ。
な、なんと『インフェルノ』が1980年の作品なので27年ぶりの続編です!!
待ってました、、。
「もう3作目は作られないだろうなぁ」って思っていたら、とうとう観るコトができました!!
ヒロインにはダリオ・アルジェント監督の娘のアーシア・アルジェント。
ヒロインの母親エリザ役にダリオ・アルジェント監督の公私に渡るパートナーだったダリア・ニコロディ!!
このキャスティングだけでもダリオ・アルジェント監督のファンはウレシクなっちゃいます。
音楽はダリオ・アルジェント監督の作品でお馴染みのクラウディオ・シモネッティ!!
ダリオ・アルジェント監督も超ベテランだからなのか、今作『サスペリア・テルザ最後の魔女』は普通のホラー映画っぽい作品になっちゃってます!!
普通にストーリー展開が理解できる正統派のオカルト映画になっっちゃてます!!
でもゴアシーンはきっちり描かれます!!
魔力を持つヒロインと魔女の対決を描く正統派のホラー映画になってます!!
オーソドックスな展開のストーリーに、見せ場として残酷なゴアシーンを要所、要所織り交ぜ一切退屈させない超エンターテイメント作品になってます!!
ダリオ・アルジェント監督のトンデモ系を期待していると、かえって楽しめないかもしれないですけど、自分は大満足!!
自分的には、ダリオ・アルジェント監督の魔女3部作では『インフェルノ』と今作は同じくらい好きです!!
『インフェルノ』は、意味不明な残酷シーンの連続!中盤まで誰が主人公か分からない展開!
やたらあっけないラスト!
とにかく好きなんです!!
あのあっけないラストについては今作で、ちゃんと説明されているんですけどね!!
でも『サスペリア』もあっけないラストでしたよね!!
「今作では、超能力を持ったサラと“涙の魔女”の対決がシッカリ描かれるんだろうなぁ」って思って観ていたら、なんと、なんと前2作に負けないくらいあっけないラストの対決!!
ダリオ・アルジェント監督にとって、ヒロインと魔女の対決シーンなんて興味ないんでしょうね!!ヒロインやその他のキャラクターたちが追いつめられたり、殺されたりするシーンだけ撮りたいのかもしれないですけど、いくらなんでも今作のラストはあっけなさすぎ!!
それにしても、今作のランニングタイム102分は短い!短い!短かすぎ!!あと20~30分くらい長くても良かったのに!!
工事現場から棺が発見されたオスカーのエピソードがイラストで説明されたりするのって予算が無かったんでしょうか??あの19世紀のシーンも実写で観たかったです!!
誰かダリオ・アルジェント監督に2000万ドルでも3000万ドルでもプラスで制作費あげて下さい!!
あとローマの街で人々が暴動を起こすシーンとかもショボすぎです!悲しい!悲しすぎ!!自分が大富豪だったらダリオ・アルジェント監督にお金出しちゃうのに!!
ヒロインの恋人マイケルの子どもポールがどうなたのかもセリフでしか説明していないし、とにかく、ランニングタイムが短かすぎ!!本当にあと30分くらい長くても良かったのに!!残念です!!
ダリオ・アルジェント監督の次回作にも期待しちゃいます!!
<声の出演>
サラ(アーシア・アルジェント) 斎藤 恵理
エンゾ(クリスチャン・ソリメノ) 咲野 俊介
マイケル(アダム・ジェームズ) 遠藤 純一
ヨハネス(ウド・キアー) 高岡 瓶々
エリザ(ダリア・ニコロディ) 瀬尾 恵子
『サスペリア』
『インフェルノ』
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます