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『マスターズ・オブ・ホラー』ハンティング

2006-09-17 21:42:30 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen

 TVシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」12番目のエピソードはラリー・コーエン監督の「ハンティング」。

 ラリー・コーエン監督は、最も好きな映画監督&脚本家の1人です!
 ホラー映画のマスターって言うより、エンターテイメント映画のマスターだと思うんですけどネ!
 好き!好き!ラリー・コーエン!マスターズ・オブ・エンターテイメントの1人です!

 ラリー・コーエンは、@KOBAが最も好きな映画『探偵マイク・ハマー俺が掟だ!』(1982年)の脚本を書いています!
 当初、監督もするはずだったのを制作費がオーバーしそうになって、リチャード・T・へフロン監督になりました。

  
 最近では、電話をテーマにしたコンパクトな傑作スリラー『フォーン・ブース』(2002年)の脚本や『セルラー』(2004年)の原案で有名です。
 
 その他、「悪魔の赤ちゃん」シリーズや「マニアックコップ」シリーズも監督しています。その他の主な最近の作品をあげると
 『プレッシャー2』(1997年)(脚本)
 『ホットシティ』(1996年)(監督)
 『スピル最終汚染』(1996年)(脚本)
 『ザ・スカウト殺戮祭の日』(脚本)
 『ギルティ罪深き罪』(1992年)(脚本)
 『殺しのベストセラー』(1987年)(脚本)
 等々とにかくサスペンス映画を中心にエンターテイメント1筋の監督&脚本家です。

『殺しのベストセラー』(87年)
<良く考えると、「そんなバカな!」と思うストーリーですけど、好き!好き!
THE B級アクション映画!監督はジョン・フリン
110分版を日本語吹替えつきでDVDを発売して!(日本版は95分版)>

で、本題の「マスターズ・オブ・ホラー」の話題に戻すと。

ハンティング
PICK ME UP
 監督:ラリー・コーエン
 脚本:デヴィッド・J・スカウ 
 原作:デヴィッド・J・スカウ
 出演:マイケル・モリアーティ
    ウォーレン・コール
    ローレン・ランドン
    トム・ピケット
    フェアルーザ・バーク


 
 ■ストーリー■
 
 山奥を走る遠距離バスが故障、乗客たちは救援を待つことになる。
 客の1人ステイシアは徒歩でモーテルまで行くのだった。と、そこへ大型トラックが通りがかりバスの客を2人を休憩所まで乗せていくのだった。
 バスの運転手と客が2名残ったが、カウボーイ姿の男が近づいてきて3名を殺すのだった。一方、トラックの運転手のウィーラーは実は連続殺人鬼だった。ウィーラーは、残されたバスの客が殺されたことを知り、自分以外の殺人鬼がいることを知るのだった。


 □■□ネタバレあり!□■□
 
 ■感想■
 
 ラリー・コーエン監督は、今回は、脚本にはタッチせずに監督のみです。
 脚本は、原作と同じくデビッド・S・スコウ。
 デビッド・S・スコウは『クリッター3』(1991年)、『クリッター4ファイナルウォーズ』(1992年)(ジョセフ・ライルと共同脚本)、『クロウ飛翔伝説』(1994年)(ジョン・シャーリーと共同脚本)のSF、ファンタジー系の脚本家です。


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<今作の脚本、原作のデヴィッド・J・スカウは、扶桑社ミステリーから小説も発売中!>


 で、今作「ハンティング」なんですけど、感想は、

 「面白い!面白い!面白い!面白い!面白い!」

 バスの乗客の数を増やして、そのキャラクター描写を、ていねいに描いて、もう少しヒロインの活躍のシーンを増やして、ランニングタイム85分にしたら、もう、立派なちゃんとした1本の長編劇場作品になっちゃいます!
 イヤ~、面白い!狙われるバスの乗客に、シリアルキラーが2名!ちょっとしたアイデアなのに、すごく面白い!
 
 複数の別々のシリアルキラーが出てくるスラッシャームービー!
 
 ありそうでなかった、このアイデアだけで、もうプラス10点です!(あ、複数のシリアルキラーが出てくるスラッシャームービー、もしあったら、すいません。勉強不足です。)
 
 TVドラマや低予算映画に関わってきたラリー・コーエンだけに、限られた予算の中で作られた今回の「マスターズ・オブ・ホラー」のようなシリーズだと、見せ所をちゃんとわかって、魅せてくれます!
 
 実は、ドメスティックバイオレンスにあってたヒロインも、「何か」あるのかな??とか思ったんですけど、ごくごく普通の巻き込まれ型のヒロインでした。
 少し残念!彼女も連続殺人鬼とかいうヒネリでもあるのかな??とか思ったんですけど…。
 
 まぁ、60分弱の作品にシリアルキラー3名ってわけにもいかないですネ~!
 
 ただ、ちょっと、言わせてもらうと、シリアルキラー2名のキャラクターの印象が強すぎて、ヒロインのインパクトが弱いんですけどネ~。まぁ、これも60分弱の長さだからしょうがないのかな??ホントに長編にして観てみたい作品です!

 そういえば、ラリー・コーエン映画のファンが喜ぶキャストが2名!連続殺人鬼の1人ウィーラー役のマイケル・モリアーティと、バスの乗客役のローレン・ランドンが出演してます!なつかしい、ローレン・ランドン!
 ラリー・コーエンファンが喜ぶと言えば、最後の展開も、絶対に喜べるはず!ラリー・コーエンの“ある作品”を観た人だったら、きっと「ニヤリ」とできるでしょう! 
 
 「マスターズ・オブ・ホラー」の中でも特におススメの作品です! 


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8 コメント

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ニヤリ (猫姫少佐現品限り)
2006-11-10 02:11:22
そうなんですか。
あはは、、、
ぜんぜんわかりません。
返信する
その作品のタイトルは (@KOBA)
2006-11-11 08:42:02
猫姫少佐現品限りさま
今度、(っていつになるのか??)その作品の記事を
書くつもりです。
今年中に書けるのかな??
ちなみに、作品名は『アンビュランス』です。
返信する
もったいない (にら)
2006-11-17 13:50:09
3部屋続いてるモーテルのシーンとかも、まだまだ膨らませそうですしね。

後半、トレーラー内で漢字の「嬲」状態の、まさしく嬲りものにされてた女性、あれで容姿がそれなりだったらキャラ的にはあれで充分です(笑)。

てなわけで、TBありがとうございました。
返信する
長編にしたい! (@KOBA)
2006-11-19 17:22:20
にらさま

本当にもったいないです。
あの襲われるヒロインの女性もシリアルキラーだったとか、あのシリアルキラーたちを追うFBIの捜査官のキャラクターとかを新しく出せば、十分長編になる作品だと思っています。
ラリー・コーエン監督の新作が観たいです。
返信する
また来てすみません (とらねこ)
2006-11-23 01:37:42
うはは・・・
褒めてますね(爆)
いや、確かに面白かったです♪
返信する
TB&コメントありがとうございます! (@KOBA)
2006-11-23 09:25:41
とらねこさま

今作も、ラリー・コーエンの作品だけあって
「そんなのあり??」って感じで、もう観ている
間、ずっと、ニタニタしちゃいました。

返信する
元ネタ (ともや)
2007-01-11 00:31:20
こんばんは、@KOBAさま♪
ラストのオチは「アンビュランス」が元ネタなんですね。
残念ながら観てないや~。
早く「マスターズ・オブ・ホラー」祭を終わらせて「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」祭に突入したいんですが、同時進行の祭が多すぎて…。

ともやはシリアルキラーの個性の棲み分けがもうちょっとハッキリ描かれていれば楽しめたのかなぁ…なんて思ってます。
ヒロインもナイフを持ち歩き、やるな…と思わせてあんな感じだったのがちょっと残念。
60分じゃ短すぎるネタだったのかもしれませんね。
返信する
『アンビュランス』 (@KOBA)
2007-01-11 00:51:55
こんばんは!ともやさま。

自分は、今「狂嵐の銃弾」を読んでいる最中です。
映画と違って、本を読むのが苦手なので、時間が
かかってます。

ヒロインもなにかあるのかな??と思ってたら
単なる追われるヒロインでした。(ガッカリ)
いつか『アンビュランス』記事にします。
返信する

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