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『沈黙の報復』セガール復讐!

2008-06-03 00:45:17 | アクション

沈黙の報復
RENEGADE JUSTICE(2007年アメリカ)
 監督          ドン・E・ファンルロイ
 脚本          ギルマー・フォーテイス2世
 出演          スティーヴン・セガール
              エディ・グリフィン
              ダニー・トレホ

 ■ストーリー■
 サイモン・バリスターの一人息子の警官マックスがギャングの抗争に巻き込まれて殺される事件が起きる。サイモンはマックスが殺された現場の近くに宿を取り復讐のために捜査を始めるのだった。

 ■感想■
 スティーブン・セガールが殺された息子のために復讐に立ち上がるアクション! 
 とにかく、質より量とばかりにアクション映画に出演しまくりのスティーヴン・セガールですけど、もう少し、1本1本の作品の質を高めて欲しいです!
 
 最近、DVDでリリースされたスティーヴン・セガールの作品の『沈黙のステルス』(2007年)、『沈黙の激突』(2007年)って、ストーリーそのものも意味不明なシーンの連続でした!肝心なストーリー展開も、編集が荒すぎてちょとついていけなかったんですけど、以上の2作品に比べれば、まだ今作はちょっとだけ映画っぽくなってます。
 ガマンの範囲内で楽しめました。
 あれ、この表現ってホメてないかも??
 
 第1、ストーリーが単純明快です!
 何物かに殺された息子の復讐に立ちあがる不死身な父親を描くという単純なストーリーなんで、安心して観ることができました。
 なんてたって、アクション映画定番ののようなストーリーですからね。息子を殺されたオヤジが仇を討つだけのストーリーですからね。
 襲ってくるギャング団を、これでもかこれでもかと延々と返り討ちにするセガール!観てて爽快なくらいです。
 でも、でも、この今作のスティーヴン・セガールはオカシイ!オカシ過ぎる!勝手に怪しいと思ったギャング団のアジトに踏み込んで、逆らう奴らを殺しまくり!日本の1970年代の時代劇じゃ無いんだから、法律無視で、悪人殺しまくりって!絶対に捕まるでしょ!
 日本の時代劇「破れ傘刀舟」や「破れ奉行」じゃないんだから!!(「破れ奉行」は一応奉行ですけどね)
 
 CIAのエージェントでも、軍隊の仕事でもないのに、一般人がギャングだからって、殺しまくりっておかしいでしょ。
 まさに歩く治外法権、歩く無法地帯状態です!
 
 まぁ、ステーヴン・セガールの映画って、外国行っても、勝手に殺しまくりの歩く外交問題勃発状態ですから今さら気にしてもしょうがないですけどね!
 スティーヴン・セガールの映画のファンは気にしないのかもしれないですけど、やっぱり気になっちゃいます!!

 監督のドン・E・ファンルロイはスティーヴン・セガールと組むのは『沈黙の脱獄』(2005年)、『イントゥ・ザ・サン』(2005年)、『沈黙の傭兵』(2006年)に続いて4作目なんですけど、だんだんと作品的にこじんまりしていく感じがするんですけど。
 今作に比べたら『沈黙の脱獄』なんてけっこうメジャー感いっぱいですもんね。
 
 スティーヴン・セガールも自ら出演する作品で、脚本やら製作でスタッフで参加することが多いですけど、もう少しストーリーを練って欲しいですね。
 もう少し出演作が少なくて良いですから、質の高い作品を観たい気がするんですけど・・・。 
 
 2003年くらいまでは『沈黙の標的』、『沈黙の聖戦』とそれなりに映画っぽい作品に出演していた気がするんですけどね。
 あとは、香港映画のハードアクション『ドラゴン・スクワッド』(2005年)を製作総指揮したように、どんどん香港映画でも製作総指揮して欲しいです。

 ところで、メキシコ人のギャング団のボス、ダニー・トレホと会ったスティーヴン・セガールが、少し話しただけで「うそは言ってない!」ってちょっとおかしいでしょ!あれだけのシーンのためだけにダニー・トレホを出演させるなら、あんまり必要なかったかも。
 
 とにかく最強!無敵!の史上最強のオヤジ状態のスティーヴン・セガールで向かうところ敵なしです。もう絶対にスティーブン・セガールが勝つに決まってるんだから、もう少し強敵を用意するか、もうちょっと練りこんだストーリーを見せて欲しかったです。でも、どんな強敵を用意しても、1発で倒しちゃうんでしょうね。 
 
 身体を絞って、最強のコック、ケイシー・ライバックを演じる「沈黙の戦艦」シリーズの第3弾を観てみたいです。でも製作者が出てこないかもしれないですね。けっこうヒットすると思うんですけどね。  50点
 
 

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『パルス』リメイク!リメイク!リメイク!

2008-06-02 22:25:21 | ホラー

パルス
PULSE(2006年アメリカ)
 監督           ジム・ソンゼロ
 脚本           レイ・ライト
               ウェス・クレイヴン
 出演           クリステン・ベル
               イアン・サマーハルダー
               クリスティナ・ミリアン

 ■ストーリー■
 大学生ジョッシュと連絡がつかなくなり、彼女のマティは部屋に尋ねるとジョッシュはマティが訪ねている最中に首を吊って自殺してしまうのだった。マティと友人たちは、ジョッシュの死に疑問を持ち始めるのだった。

 □■□ネタバレあり!!□■□ 
 
 ■感想■
 黒澤清監督、脚本の『回路』(2000年)のハリウッドリメイク作品。
 
 低予算な感じ一杯なストーリーや演出で、いかにも日本映画だった『回路』を観終わったときに、最初に感じたことは「ハリウッドでリメイクしたら面白くなるだろうに!!」って思ったんですけど、本当にハリウッドでリメイクされちゃいました。

 1990年代後半からブームになった「Jホラー」の先駆けとなった中田秀夫監督の『リング』(1998年)や「呪怨」シリーズがハリウッドリメイクされたんで、『回路』もハリウッドで大作としてリメイクされたら、すごく面白くなりそうなのに!!って思わず感じたんですよね~。

 『リング』のリメイクなんかよりは断然面白くなりそう!!って思ってたんで期待しちゃいました。
 それも脚本に『エルム街の悪夢』(1984年)、『スクリーム』(1996年)のウェス・クレイヴンが脚本を書いてるんで、「期待するな!」って言う方がムリなもんです。
 
 でも、この『回路』のリメイクの企画は途中で立ち消えになったりしてたんで不安だったんですけど、なんとか完成して観ることが出来ました。
 その上、2006年の作品だったのに、なかなか日本では公開されないんで、DVDスルーになっちゃうのかな??と思っていたら、2007年の年末に劇場公開されました。
 観た人の評判では、かなりオカシなリメイク作になってるっていう話だったんで、
 
 「えーっ、期待してたのに!!」

 ってかなりショックを受けたんですけど・・・。

 実際に観てみたら、「それなりに良く出来てた!!」っていうのが感想でした。
 これくらいのリメイクになっていれば十分でしょう!!
 オリジナル版の登場人物も大学生の加藤晴彦や小雪だったし、ティーン向けのホラー映画としてリメイクされても全然不思議なコトじゃないでしょう!!
 オリジナル版だって、大学生が巻き込まれるティーンエイジャーホラーっぽいところがありますもんね。
 かなり正当派なリメイクじゃないでしょうか??

 自分的には、このリメイクは成功した作品に分類しちゃいます。

 オリジナル版で意味不明だった、赤いガムテープも、リメイクの今作ではちゃんと説明されてるし、けっこう面白いと思っちゃいました。
 オリジナル版で最後の方で突然出てきたジャンボジェット機の墜落シーンも、ちゃんと描かれていて、かなりオリジナル版に敬意を払ったリメイクになってると思うんですけどね。
 不気味な幽霊が出てくる日本版をハリウッド的にリメイクしたら、今作のようになるんでしょうね。パソコンから出てきた、正体不明な怪物たちを倒すためにウィルスを利用しようとして倒そうとするあたり、いかにもハリウッド的ですよね。分かりやすくて面白くなってます!それにオリジナル版はランニングタイム118分と2時間近くあったのに、リメイク版は86分と、30分以上も短くなってます。
 なんでもかんでも長くしようとする最近のハリウッドのメジャー作品ですけど、86分なんて、潔い長さになっています!!
 やっぱりエンターテイメント作品は、90~100分くらいでないと!!

 リメイク版の今作も、オリジナル版に負けないくらい終末観がかなり出ていたし、ホラー作品としても十分満足できる作品になってると思います。オリジナル版の方が、救いの無いラストですけど、ハリウッド版の今作のこのラストもけっこう好きです!
 登場人物たちが全員、いや登場人物どころか世界中が滅亡してしまうようなラストより、多少なりとも希望を持たせるような今作のようなラストも良いですよね!!
 このラストの展開は、ハリウッド映画的でちょっとイヤっていう映画ファンもいそうですけど、自分的にはOKです!『デモンズ』(1985年)みたいな感じでけっこう好きです!!これって、ちょっとほめすぎでしょうか?? 70点 

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『北京ロック』メイベル・チャン監督作

2008-06-01 21:16:08 | 香港映画

北京ロック
北京樂與路 BEIJING ROCKS
 監督          メイベル・チャン
 脚本          アレックス・ロウ
 出演          ダニエル・ウー
              スー・チー

 ■ストーリー■
 建築家の父親を持つマイケルはアメリカ育ちの香港人で売れないシンガーソングライターだが、北京のプールバーで問題を起こし裁判待ちの状態で国外へ出られない生活だった。ある日、ライブハウスであるロックグループと出会いグループのメンバーのルーやインたちと意気投合する。ある日ダンサーをしているロック・グループのインが観客とケンカをし警察に拘留されてしまうのだった。インを警察から出すためルーたちのグループは歌舞団のメンバーと地方巡業することになるのだった。新曲のイメージの沸かないマイケルは、彼らと行動をともにすることにするのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□ 
 
 ■感想■
 『誰かがあなたを愛してる』(1987年)のメイベル・チャン監督の描く青春物。
 『誰かがあなたを愛してる』、『宋家の三姉妹』(1997年)のメイベル・チャン監督の作品だから、すごくすごくマジメな作品だろうなぁとは思っていたんですけど、想像通りにマジメな作品でした。
 それもランニングタイムが110分と香港映画としては、少し長めの作品でした。
 
 「うわー!長すぎ!!」 
 
 あれだけ内容の濃い香港ノワールの傑作『インファナル・アフェア』(2002年)だって100分強の長さだったのに、こんな普通の青春ドラマが110分だなんて、かんべんして欲しいです!!

 香港映画のアカデミー賞の金像賞にノミネートされたっていうんで、つい観ちゃいました。
 でも、ノミネーションって言っても「撮影賞」「主題歌賞」「オリジナル音楽賞」「音響効果賞」ですけどね。ちなみに、その年は『少林サッカー』、『アクシデンタル・スパイ』、『ダイエット・ラブ』と、エンターテイメント作品の傑作があったんですよね!

 自分は、ジャンルとして、ドラマって苦手なんですよね!!香港映画だっていうんでつい借りてきて観ちゃいましたけど、香港映画で無かったら絶対に観ないジャンルの作品です!
 映画ファンの中には、こういうマジメな青春物が好きな映画ファンも大勢いるんで、今作みたいな作品をDVD化してくれるのもウレシイんですけど、香港映画のコメディ映画やアクション映画の未公開作品がたくさんあるんで、そういう作品を、もっともっと公開して(DVDスルーでいいので)欲しいです!
 最近は、レンタルDVD屋でも「韓流!韓流!」で劇場映画コーナーもですけど、TVドラマのコーナーもほとんどが「韓国映画」が多くて、香港映画の新作があんまりDVD化されないんで悲しくなっちゃいます!

 こういう青春物を観て、感動することって無いんですよね。
 コメディタッチの作品だったら、けっこう笑いながら観れるですけど、マジメにやられてもね!!
 北京を舞台にした作品で、ロックを描いているんで、香港や中国の人が観たら、けっこう面白く観れるのかもしれないですけど、自分的には、どうも今一、ストーリーに入っていけなかったです。登場人物たちの行動も、良くわからないです!最後の方で、ルーはなんでバイクでむやみにトラックに突っ込んで行ったんでしたっけ??あの展開って、観てる人を感動させようって意味なんでしょうか??意味不明なんですけど!!そういう登場人物の誰かを殺して感動させようってシーンはあんまり好きじゃないんですよね。こういう映画だったら、最後の最後まで、特に変わった出来事とか事件が起きなくても良かったのに。
 それに、自分って、実は「音楽映画」も苦手でした!「音楽」って自分は映画音楽くらいしか興味無いんですよね!

 そうは言っても、香港映画!それなりに楽しめたんで、こういうジャンルの作品が好きな映画ファンにはけっこう楽しめるかも!!自分はダメでしたけど。 20点

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