『ボディ・アーマー』
BODY ARMOUR(2007年アメリカ、オーストラリア、スペイン、ドイツ、イギリス)
監督 ジェリー・ライブリー
脚本 ジョン・ワイドナー
ケン・ランプルー
出演 ティル・シュバイガー
チャズ・パルミンテリ
■ストーリー■
共和党の大統領候補ロンズデール知事がロサンゼルスの演説中に何者かに襲われる。警護に当たっていたジョン・リドリーは狙撃犯を始末するものの、もう1人犯人がおり、知事は殺されてしむのだった。また同僚のボイドも殺され、リドリー自身も犯人に撃たれてしまうのだった。
3年後、知事を殺されたリドリーはボクシングジムで働いていたが、彼の元に仕事の依頼が舞い込んでくるのだった。その仕事とは、スペインのバルセロナでの一流の殺し屋を警護する仕事だった。殺し屋は裁判での証言を3日後に控えていたのだった。しかし、その殺し屋とは、3年前、ロンズデール知事を殺した男だったのだ。
■感想■
アメリカ、ドイツ、イギリス、オーストラリア、スペイン製のアクション。
主演はティル・シュバイガー。
かつてのボディガードの仕事を失敗したときの、宿敵の暗殺者をボディガードすることのなった主人公の活躍を描くアクション映画なんですけど、全然盛り上がらないです!!
まず、主人公にまるっきり魅力を感じないです。
また、組織に命を狙われているからといって、かつての暗殺の標的をボディガードしていた主人公に仕事を依頼する殺し屋の存在も、ありえないですしね。
それなりに銃撃戦とか、見せ場は用意されているのに、全然、盛り上がらないです。組織に不利な証言をする殺し屋が余命が余り無いとかも、逆に余計な要素に感じちゃいます。
なんか、TVの2時間サスペンスドラマでも観る感じで観る分には、十分ですけど、アクション映画として観ると、どうも魅力不足に感じちゃいます。
2007年の作品だから、こういう平凡な作品でも、DVDでリリースされたと思うんですけど、もう少し古い作品の未ソフト化作品、未公開(ビデオでも、TVでも未公開)作品のちゃんとした話題作くらいはリリースして欲しいです!!
作品数の多い「香港映画」の「武侠映画」や「ノワール物」までチェックするのは厳しいでしょうけど、ヨーロッパのエンターテイメント作品くらいは、昔の作品でもリリースして欲しいですね!!
いくつか思いつく作品をあげてみます!!
まず、ぜひ、観てみたいのが、A・J・クイネル原作のアクション小説「燃える男」の映画化作品でイタリア、フランス合作の“MAN ON FIRE”(UN UOMO SCOTTO TIRO)(1987年)が観たいです!!
主人公のクリーシーにスコット・グレン。競演にジョー・ペシ、ブルック・アダムス、ジョナサン・プライス、ダニー・アイエロとやたら豪華な出演者の作品なのに、なぜか未公開のままです!!
最近作られたトニー・スコット監督のリメイク版の『マイ・ボディガード』(2004年)があまりのひどいデキだったんで、今作と見比べてみたいんですよね!!あまり話題にならなかったですけど、あのラストの展開は『アイ・アム・レジェンド』なみにヒドイ改悪ですよね!!いや、もしかすると『アイ・アム・レジェンド』よりヒドイ改悪かも??
あと、もう1本観たい作品は、アラン・コルノー監督、イヴ・モンタン、ジェラール・ドパリュドュー、カトリーヌ・ドヌーヴ出演のフランス映画の犯罪物のノワール映画“CHOIX DES ARMES”(1981年)です!!今作もいまだに日本未公開、未ソフト化のままです!!なんでリリースされないんでしょうね??超大作のフランス映画なのに!!ところで、今作は、リリースするときは、フランスで公開されたオリジナル版の135分版をリリースして!!アメリカ公開版は115分のカット版ですからね!!
話題がずれまくりでした!!とにかく、『ボディ・アーマー』は、未公開のアクション映画だったら、どんな作品でも観ると決めている映画ファン向きの作品です!!全然感想が思いつかないです!!10点
ボディ・アーマーNikkatsu =dvd=このアイテムの詳細を見る |