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『トランス・ミッション』デンマーク製アクション

2008-06-25 01:08:45 | サスペンス

トランス・ミッション
DEN SORTE MADONNA(2007年デンマーク)
 監督          ラッセ・スパン・オルセン
 脚本          ラッセ・スパン・オルセン
              ニコライ・ペイグ
 出演          ツーヴァ・ノヴォトニー
              モルテン・グルンワルド

 ■ストーリー■
 ポーランドではモナリザなみの知名度を持つ肖像「黒い聖母」が白昼、輸送車が襲われ盗まれる事件が起きた。強盗犯の1人クルト・ハルトマンは仲間たちを裏切り、「黒い聖母」を娘のマリアに郵送するのだった。偶然、強奪現場のそばにいた刑事グスタフは、クルトを逮捕するが、アリバイがあり釈放されるのだった。強盗の依頼主イゴールのもとに出向いたクルトは、「黒い聖母」を娘のマリアの元に届けたことを伝えるが、マリアの家にはすでにグスタフが行っており、イゴールは「黒い聖母」が警察の手に渡ったと思い込みクルトを殺そうとするのだった。殺されそうになったその瞬間、クルトと連絡を取ったマリアは、金のために「黒い聖母」をカリーニングラードまで届けることになるのだった。

 ■感想■
 珍しいデンマーク製のサスペンス映画。
 ブロックの玩具「レゴ」の国のデンマークの映画です。
 DVDのパッケージを見るとアクション映画風な感じですけど、ユルユルなコメディチックな作品でした。でもデンマーク映画、コメディチックなユルユルのシーンの中にもハードな銃撃戦も用意されてます。
 でも、ここまで、DVDのパッケージと作品の内容が違いすぎると、逆に楽しくなっちゃいます!!

 コメディ系なシーンをいくつかあげると、何度もスタンガンでショックを受けるグスタフ刑事とか、息をしないとか言われるシーンとか、マリアを追って、刑事のグスタフもフェリーから飛び降りようとして、余りの高さに思いとどまろうとした瞬間、滑ってフェリーから落ちるシーンとか、とにかく脱力系のユルユル系のシーンがこれでもかと続きます。
 そういった脱力系のシーンもそうですけど、ストーリーもユルユル、音楽もユルユル系でノンビリと見ていられます!!

 なのに、フェリーの港での銃撃戦、激しいカーチェイス等が突然、挿入されるので油断できません!!
 
 デンマーク映画、あなどれません!!面白すぎ!!
 
 でも、自分の得意じゃない監督ラース・フォン・トリアーもデンマーク出身の監督さんなんですよね!絶対に観る気のしない『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)とかもデンマーク映画なんですよね!喰わずキライで申し訳ないですけど『エレメント・オブ・クライム』(1984年)も『ドッグヴィル』(2003年)も『マンダレイ』(2005年)も未見のままなんですよね!
 「『ドッグヴィル』とかは観てみてもいいかな??」ってちょっとは思ったんですけど、観ないまま過ごしてます!
 ラース・フォン・トリアー監督のせいであんまりイメージの良くなかったデンマーク映画ですけど、今作のような軽めのエンターテイメント作品を観ると、イメージもずいぶん変わってきます!!

 でも、その他の有名なデンマーク映画も、青春物の『ディア・ウェンディ』(2005年)とか、ドラマ『アフター・ウェディング』(2006年)とか、どうもマジメな作品の印象があるんですよね!!
 
 マジメな作品ばかりで、あんまりエンターテイメント作品が思いつかないですけど、ありました、ありました!!1988年の作品で、オムニバス映画みたいな吸血鬼物『ヴァンパイア黙示録』がありました!!
 面白さはごくごく普通のB級ホラー映画でしたけど珍しいデンマーク製のホラー映画がありました!!

 ところで、今作『トランス・ミッション』は、あんまり印象に残らない作品かもしれないですけど、全体的にユルユル系にも関わらず、けっこう人が死にまくりですし、ちゃんとアクションシーンも用意されてて楽しめるんで、アクション映画ファン的には、疲れているときに観るには最適の1本かも!!
 自分は、けっこう好きです!こういう未公開映画を観たときは、なんか得した気分になります!!ヨーロッパのエンターテイメント映画ファン必見!!60点 

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コメント (2)
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