台風14号は九州に大きな被害を残しながら北上しています。床上まで水につかった所の方々のご苦労お察しいたします。お見舞い申し上げます。
1960年(昭和36年)室戸第2台風は、室戸岬から四国東岸を通り大阪府泉大津に再上陸、日曜の昼下がりでした。
当時小学校1年生、堺市の東南に住んでいたので、それはそれはものすごい台風で、今なおあのときの恐怖感は忘れられません。
枕崎からお伝えしますというラジオの台風情報をもとに、父は早くから雨戸を閉め、さらに外から柵をさしておおわらわ。
菊や欄の植木鉢を家の中に入れるだけでも大変です。
あの台風は風速50mを記録しました。
家のタタミが床下から入る風にあおられてバンバン持ち上がり、南の前栽に面した雨戸は風に引っ張られるので、皆で桟を持っていたほどでした。
あまりの風の強さに、父は布団を頭から被って庭へ出て雨戸の外からまた補強したぐらいです。
瓦がびゅんびゅん飛んでいました。
お隣のガレージが倒れそうになり、隣のオッちゃんは柱を支えていました。
翌朝は台風一過の上天気、学校へ行くまでに屋根が飛んだ家を何軒か見ました。
それ以来、台風と聞くと準備怠りません。
昨夕もスーパー2軒はしごして食料の買いだめをしました。
今朝も麦茶も余分にわかして、飛びそうなものを家の中に入れたり紐でくくったり。
でも今だかって、こうした準備が役に立つことなく、大阪はあれ以来平穏無事です。