秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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荒神さんと三宝さん

2011-06-01 | 古代史のミステリー
榊(さかき)の後ろに松がついた荒神松(こうじんまつ)
この荒神松を花屋さんで買うときは、なぜか「さんぽうさん」くださいと言ってます。

さんぽうってたぶん仏法僧の「三宝」かなと思ってたぐらい。
一体何を拝んでいるのかもあまり深く考えたことがなかったのでした。

家の台所には清荒神を祀っています。
三宝大荒神王尊影(おふだ)

台所の神さんを祀らないといけないと世間はいうし、実家も祀ってたしで
このお札を納めるお社を買いにいったきり清荒神にはお参りしていない。

最初の頃は義理のお母さんが、
ここ15年ぐらいは近所の友人が新しいお札をたまわって来てくれてました。
私は手抜きで榊を時々新しいのに交換し、塩と水を適当にお供えしてます。

先だってミミーさんとコメントのやり取りから、あらためて荒神さんってなんだろう、
一体私は何を拝んでいるんだろうと三宝荒神について調べてみました。

一礼、三拍手、一礼し、般若心経、次に荒神御真言を七反唱える
真言:オン ケンバヤ ケンバヤ ソワカ(Aum Kampa Kampa Svaha)
「オーム (聖音)、剣婆よ 剣婆よ スヴァーハー 」という意味
剣婆はサンスクリット語のKampa(地震波)を語源に持ち、日天の眷属である地震を司る神と同一視されているそうです。

知らんかった…
ただ単にお水を替えたときに、2回拍手して一礼してただけだった。

どんな神様か仏さんなのか、清荒神の大勝金剛転輪王で調べても画像は出てこない。
どうやら秘仏のようで、
お札の印刷から判断すると

清荒神清澄寺は真言三宝宗 であることも初めて知った。


日本ではもともと荒魂(あらみたま)和魂(にぎみたま)の2種の概念があった。
極めて祟りやすい荒魂は、害悪をなす悪神であったので祀るものは本来なかった。

やがて仏教伝来し、ヒンドゥー教での夜叉・羅刹などの悪神が仏教に帰依した後に守護神・護法善神とされた風習も伝わった。
三宝荒神は、日本仏教の信仰の中で独自に発展し、その尊像は代表的な物であるそうだ。


頭髪を逆立てて眼を吊り上げた憤怒の表情を示し、
密教の明王像に共通するものがあります。

不浄や災難を除去する神とされることから、火と竈の神として信仰され、かまど神として祭られることが多い。
江戸時代には民家の台所には必ずといってよいほど祀られていたようです。

荒神を祀る社寺は日本全国に約300社あり、荒神信仰は、西日本、特に瀬戸内海沿岸地方で盛んなんだそうだ。
各県の荒神社の数を挙げると、岡山(200社)、広島(140社)、島根(120社)、兵庫(110社)、愛媛(65社)、香川(35社)、鳥取(30社)、徳島(30社)、山口(27社)…
中国、四国等の瀬戸内海を中心とした地域が上位を占め、他の県は全て10社以下。
県内に荒神社が一つもない県も多い。


なお神道では三宝荒神ではなく、竈三柱神(稀に三本荒神)をかまどや厨房・台所に神札を以て祀るようです。