先日調べものをしていた時に、
津波・高潮ステーションの存在を知りました。
大正橋たもとの石碑レプリカが置いてあるとのこと。
大阪市内へ出る用事のあったついでに行ってきました。
入場料は無料で、ほぼ月曜が休館日です。
場所は、大阪市西区江之子島2丁目1番64号
地下鉄阿波座駅(中央線:7番出口から徒歩2分・千日前線:10番出口から徒歩1分)
帰りは京阪中之島駅まで歩いて15分でした。
まだ新しい施設で平成21年9月8日オープンに向けての宣伝動画→
こちら
大阪市内の防潮堤や水門などの津波・高潮防御施設の一元管理を行う防災棟と、府民の津波や高潮に対する知識の習得や防災意識の向上を目的とした展示棟を併せ持っています。
小学校1年の時、第2室戸台風が大阪に大きな被害を残しました。
このときのトラウマから、台風がくるとなると準備怠りませんが
それ以来、大阪で天変地異や異常気象はほとんどないから若い人は実感ないでしょうね。
大阪平野は海抜0mの場所が40km2もあり約108万人が暮らしているそうです。
設立された2年前では、やはり台風の高潮被害。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/81/32d8ade9261cb23bd0cc033c1debfaa2.jpg)
残された記録写真などが展示されています。
この春の大震災で東北地方を襲った津波の画像を何度も見たので、
津波・高潮ステーションも子供連れとかで結構な賑わいでした。
ダイナキューブ(津波災害体感シアター)では8分間の映像が見れます。
さて見たかった石碑は
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0a/7373eca09d70333cd65de584fbe88e49.jpg)
安政南海地震の翌年1855年に建てられた石碑「大地震両川口津浪記」
148年前の宝永南海地震の教訓を活かせずに多くの犠牲を出した悔しさとともに、教訓を活かすことの大切さを伝えています。
心ある人は、碑文が読みやすいように時々墨を入れて伝えていってほしい、と。
左奥は堺市大浜公園蘇鉄山にある石碑「擁護璽」
強い地震があったら、その後に津波が来ると知っておいたほうがいい
宝永南海地震の教訓を言い伝えていた住民はみんな神社の庭に避難し、死者もけが人も出さなかったと書かれています。
大阪市とは対照的な結果が、教訓の大切さを実感させます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/ae/f22e15585d6f4f5239b5d1bc10d1834c.jpg)
記録によれば、以下の大地震があったようです
684年白鳳、887年仁和、1096年永長康和、1361年正平、1498年明応
1605年慶長、1707年宝永、1854年安政、1944&46年昭和