秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

セントジョーンズワート

2012-05-22 | 旅・ルーマニア
ブカレストの空港で購入したもの

左:ツイカというスモモの蒸留酒を買ったつもりが、よく見たらプラムかも。

右:花の香り付けしたオリーブオイルのつもりで購入したけど、
よく見たらバルサミックオイルって書いてある。
これって食用のオイルとして口に入れても大丈夫なんでしょうか?
それともボディにぬるエッセンスオイル?

オイルに浸かった黄色い花はセントジョーンズワートだと思い込んでたけど、
「Ulei de galbenele」と下に書かれてある。
galbenele で画像検索したら違う花だった…。


脱法ハーブとか違法ハーブとか、世間を騒がせています。
しかし今の日本人、特に私ですが、あまりに植物のこと知らなさ過ぎる。
街路樹の名前も、咲き乱れる花の名前も、もちろんハーブも。

以前ローズマリーの名前が分からなくて、このブログで名前教えてと尋ねたことあります。
ローズマリーだと思いますよとコメント残してくれた「あっちゃん」
ハンドルネーム見たときピンと来たけど、
今回の旅に一緒だった妹が、自分が投稿したと初めて名のりましたわ。
妹は植物にめっちゃ詳しいです。


前置きが長くなりましたが、
セントジョーンズワートについて調べて、ふ~んなるほどと思ったことを記録にとどめて置きます。



セントジョーンズワートは英語です  St. John's wort
Johnジョンはラテン語でヨハネ。
聖ヨハネの日(6月24日)の頃までに黄色い花が咲き、伝統的にその日に収穫されたためその名が付いたそうです。

聖ヨハネが殉教したときに、その血液から芽生えたと言い伝えられています。
実際、花びらをすりつぶすと赤い液体が出てくるようです。

十字軍に従軍した兵士たちが打ち身や切り傷の特効薬として、
この草を良質の油に漬けてハーブオイルをつくり携帯したとも。


「聖ヨハネ祭の前夜に不思議な出来事が起こる」
「聖ヨハネ祭の前夜には、魔女や精霊が現れる」
というヨーロッパの言い伝えは、その夜を舞台にしたシェークスピアの『真夏の夜の夢』の背景ともなっています。

ヨーロッパでは、中世よりうつで悩む人や切り傷、やけどなどの治療薬に利用されていました。

昔はうつは、人に悪魔が乗りうつって起こる病気と考えられ、
セントジョーンズワートはうつを改善する効果が高いと
「悪魔ばらいのハーブ」とも呼ばれることもあるようです。

現在でも、ドイツを中心にヨーロッパではうつの改善に多く利用され
アメリカでは主に精神の安定やリラックス効果を目的に利用されています。

セントジョーンズワートには、他に、消毒効果や鎮痛作用があります。
切り傷、やけどの治療にも使われています。
患部にセントジョーンズワートを粉末状にしたものや、葉をあてがっておくと、患部の化膿を防ぎながら痛みを鎮める効果があります。

 @@@@@@@@@@

全然関係ないけど、この記事最初にスマホより投稿した時間
2012-05-22 22:33:55

なんか数字並んでてすごくない?

魔女のいる国

2012-05-22 | 旅・ルーマニア
現代に魔女が職業として存在する国ルーマニア
旅立つ前に予習した記録「森のむこうトランシルヴァニアのヴァンパイア 」
コメント欄で国が魔女に税金徴収する話にも触れました。
 → 2012-05-12

なぜに魔女かという原点の一つに
呪いとかおまじないとか以前に、薬草やハーブの扱いに長けた民族であると書かれてあるのを見ました。

そうした流れより、美容とかアンチエイジングにも国をあげて力を入れているんだと。
お土産にジェロビタールの保湿クリームは買おうと思っていました。

添乗員さんに出会ってすぐそのことを伝えましたら、
ブラン城入口近辺に土産物屋さんがたくさんありそこで買えるだろうと。
見学後30分程度の自由時間にその界隈の薬局でどうぞと教えてもらえました。

いわゆるドラキュラ繋がりのヴァンパイアや魔女のスーベニアには見向きもせず
  

限られた時間内に急いで薬局へ


売場にはジェロビタールのクリームが何種類もあってお値段もいろいろ。
買いたい個数と値段を計算して悩みながら
手持ちのルーマニア紙幣を使い果たして購入しました。

その後、ブラショフ観光で時間がとれたからとデパートへ案内されたら

ここでも販売されてたけど、すでに手持ちの紙幣はなかったのでした。

このデパート地下は食品売場がスーパー形式でした。
数ある商品の中からルーマニア産を探すのは至難の業。

チョコレートなどはスイスやドイツなどのブランドも多いし、
うっかり中国産をわざわざ東欧で買わないよう
皆さん細かい字に目を凝らして選別しました。



その中で見つけたハーブティー、セントジョーンズワート茶。
Sunatoare / St.John's Wort / 和名オトギリ草

ツアーの仲間が、寝つきがよくなる効果と思いますと教えてくれた。
値段は忘れましたが超安いと思った記憶だけ残ってます。

ちょっと調べてみたら、興味深いことが分かりましたが長くなるので次回に。

画像の右手、ビニール袋に入ったものは蜂が固めた花粉(Polen)です。
ビエルタン要塞教会の入口でハチミツ売場がありました。



おばさんに(私より若いかもしれないけれど、おねえさんでもないしね)
これは何ですかと尋ねると、
おそらく蜂が固めた花粉だと言われたのではないでしょうか。
元気になるんだと、力こぶポーズのジェスチャー交えて語ってくれました。

味見したら、あまり美味しいものではないけれど、
サプリメントだと思えば天然100%で格安でした。